結論から言います。
シビアな話ですが、
大半の人は話せるようにはならないです。
別に傷つけたくてとか、そういう意図はありません。
大半の人は失敗します。
使う必要がないからです。
『英語学習を始めるなら、それなりの覚悟が必要』
というお話です。
▼もくじ
社会人は時間が足りなさ過ぎる
まずですね、社会人は時間がないです。
日本の会社や社会が悪いですね。
大半の日本在住の方って、働いて帰ってきたら、へとへとで勉強する気なんか起きません。
まずこれが一番の大きな理由です。
相当な強い意志が必要です。
鋼の意志ですね。
英語だとATSUさんは有名ですが、1日12時間以上勉強されていた時期がありましたよね。
私も仕事を辞めて勉強した時期があります。
それって大半の人は不可能です。
時間が足りない。
それを補うには、超強力な意志が必要です。
『絶対に習得してやる』という強い意志です。
数ヶ月ならなんとかなりますが、それを複数年というのはなかなか難しいと思います。
ってか、国内で英語ができるようになる人の大半は、英語講師とか、英語関係者じゃないでしょうか。
あと、わかりやすいと思うのですが、今からピアノとかバイオリンを弾けるようになりたいと思う人が何万人かいるとして、その中で使いこなせるようになる人って、どれくらいいるでしょうか。
意志力や時間の投資の仕方など、個々人によって違いますし、全員が習得できるなんてことはあり得ない話だと思います。
だって、それ無しでも生活ができてしまうからです。
できなくても何の影響もないんです。
国内で英語学習を成功させるには才能・継続・その両方
言語なんてのは、使わない環境にいると習得できることはまずないです。
必要がないからです。
あと、私もそうですが、みなさんATSUさんのような英語力に憧れると思います。
でも、彼は明らかに頭の良い方ですよね。
経歴を見ても一瞬でわかります。
彼が「努力をしていない」という意味ではなく、全員が彼と同じことをできるとは限らないということです。
なので、才能は重要な要素の1つです。
言語や勉強ってのは適性が非常に大きいです。
努力を継続できるのも1つの才能なんですよ。
マンツーマンで何かを教えた経験がある人ならば分かると思いますが、なんでも卒なくこなす人と、そうじゃない人がいますよね。
国内で英語が上達する人って、頭が良いか、要領の良い人、努力を継続したことがある人(例えば、大学受験で難関校に受かる努力を継続できた人など)等だと思います。
私はプロの英語講師として教えてきましたが、「英語学習」を積極的にすすめることはほとんどないです。
なぜかと言うと、大半の人が挫折するからです。
では、どういう人がクリアしているのか。
英語をモノにできる人は2種類いると感じています。
国内で英語をモノにできる人は2タイプ
頭が良い人:ATSUさんタイプ
能力はそこそこ+努力を継続できる人:受験に成功した人 or 何かの講師タイプ
この2つは、どっちだとしても、そこそこの頭の良さは必須だと思います。
別にバカだからやめろって言っているわけじゃないです。
『語学って環境が大切なんです』
って話です。
ちなみに、英語を話せるようになりたい人は、方法論はATSUさんの方法論がベストです。YouTubeを何度も見て研究して真似するべきです。
そして、一定の期間は必ず猛烈に勉強をするのと、それ以降も少しでもいいから学習を継続することです。
英語環境に行ったほうが明らかに上達が早い
英語をやるって決めたら、英語圏に行ったほうが絶対に良いです。
「英語講師の人とかでも英語圏に住んだことがない人」っていますが、TOEFLで有名な四軒家先生みたいな突き抜けた人は別として、若い人はちゃんと行ったほうがいいです。
英語圏で鍛えられる英語力って、本では学習できないものがあるんです。
例えば、リスニングの速度に慣れるとか、現地の言葉遣いに慣れる(スラングなども含め)とか、日本では学べないことが多々あるんです。
脱線してしまいましたが、単語と文法がある程度わかった状態で(これ大切)、英語を使う環境にしばらく居ると、普通の人は英語ができるようになります。
(残念ながら、単語・文法で苦労しているようでは先がないです)
発音はほんとバラバラです。
アメリカに20年居る人でも発音が下手な人はいます。
文法ミスも同様。
勉強しないと直らないことはあります。
しかし、「英語を使う」ということに関しては日本より絶対にいい。
フィリピンとかでも全然いいです。
でも、日本はダメ。
日本って、日本語だけでどうにかなる国なんですよね。
日本って凄いですよ。
つまり、日本はいい意味でも悪い意味でも経済大国で内需が大きいです。
世界的に見ても、そんな国はあまりないです。
それだけ内需が強い。
でも、今後10年、20年と、人口は減り続けます。
そうすると内需も減ってくるわけで、経済危機がないとは言い切れません。
世界で使われている言語は英語です。
今はどこに旅行しに行っても、英語が使えないところは少ないくらいです。
誰かしら英語で対応してくれます。
英語を使えるということで損をすることはないです。
脱線しましたが、とにかく、日本は日常的に日本語しか使いません。
そのような環境で他の言語を習得できるという人には何かしら理由があって、
・能力が高い
・勉強時間を確保できる
・単語、文法学習は問題なく独学で終えられる
という人がまず大半です。
そうじゃなければ、英語の環境に身を置くほうが絶対に速いです。
だって、英語ができようができまいが「英語を使わないといけない」のですから。
単語・文法程度は国内でやったほうがいいと思いますが、英語を身につけたいなら英語圏に行くなり、英語で仕事をするなりしたほうがいいです。
それでダメなら諦めるぐらいでいいと思います。
人生、他の選択肢もあります。
ってか、キツイ言い方をすると、英語だけに限らず、ジムや習い事を大半の人は継続できないじゃないですか。
私も色々とそうですが、継続できない人が日本で英語を話せるようになるのは、ほぼ不可能です。
日本で英語学習を始めるなら、終わりがないと覚悟しよう
英語学習を日本で始めるなら、ずっと継続しないといけないし、終わりがありません。
じゃないと、なかなか英語力をキープできないです。
私自身、最近日本に居るようになって、英語力が落ちてきています。
英語講師をしていてもそうなのだから、日常的に全く英語と触れ合う機会がない人が英語力を向上してキープするのは相当な努力が必要です。
・学習時間の絶対量を確保する
・ある程度学力が定着するまでの継続する意思と、その環境の確保
・孤独に耐えられるか
これを実現するには、人付き合いなどを制限せざるを得ません。
何か成功している人って、本当に努力しています。
他人と絡んでいる無駄な時間を何か他のことに注いでいるんです。
孤独にならないといけないわけじゃないですが、何かに没頭するには孤独になってしまうと思います。
本気で英語をモノにしたい人は、ぜひ上記のことを覚えていて欲しいと思います。
間違った学習法だと普通に裏切られます
あとですね、ダルビッシュ有さんの言葉が核心をついていると思います。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) June 11, 2010
いくら勉強の時間が長くても、間違った方法で勉強しているとか、自分のレベルに合っていないと、全然伸びません。
ここに多少なりともの頭の良さが必要なんです。
みなさん、あんまり大きな声では言わないですけど、語学学習の1つの真実だと思います。
ってか、みんなが外国語を習得できるなら、もっと簡単な紙ベースの試験の偏差値がバラけるはずがないです。
語学学習や勉強なんて、本当に人それぞれで、習得までにめっちゃ時間がかかる人から、すぐ習得してしまう人までいます。
これって適性とか、能力とか、良い学習法や師匠と出会えるかなどの運とか、色々とあると思います。
全ての物事そうですが、全員ができるようになるだなんてことは有り得ないです。
日本人は英語が話せるようになるのか
記事の一番初めにも書きましたが、
大半の人は、
話せるようにはなりません。
確信を持って言えます。
日本人が日本語で生活できている間は、できるようにならないと思います。
それだけ日本って今まで凄かった国なんです。
日本経済が強かった証拠でしょう。
日本人が英語がもしできるなら、経済も世界最強でしょうね。
ここまで仕事ばかりする民族っていないですから。
それに島国で領海も多いので、様々なメリットも大きい。
言い出したらキリがないですが、こんな日本語だけで生活できる国で、外国語を学ぶメリットなんか大半の人にはありません。
時間の無駄です。
なので、日本語だけで日本経済がどうにかなっている間は、日本人が英語ができるようになるのは不可能だと思います。
英語をやるメリットってあるの?
もちろん、一人の英語ユーザーとしては「英語ができると世界が変わる」と断言できます。
価値観も大きく変わります。
なので、英語が使える世界というのは素晴らしいものです。
なので、今でも語学学習がうまく行くお手伝い、記事を書いたり、英語を教えたりしているわけですが、なかなか厳しい道のりです。
いばらの道です。
覚悟と信念が必要です。
なので、今学習をしている人たちは、ぜひ乗り越えて欲しいと思っています。