先日、以下のTweetをしたのですが、こちらで補足しておきたいと思います。
若い頃の自分に伝えるなら、
✅中学英単語は中1の夏休みに全部覚えてしまえ
✅なんなら小学生の時にでも楽勝で覚えられるぞ(中受してないしお前暇だろ)
✅品詞の役割を理解しろ
✅英文の意味を理解できたら、すかさず英訳もしとけ
✅文法を理解した後はひたすら口頭英作文しろ
✅貯金して海外行け— 野村勇介🇲🇾英語勉強法.jp (@YSK_NMR) November 20, 2019
若い頃の自分に伝えるなら、
- 中学英単語は中1の夏休みに全部覚えてしまえ
- なんなら小学生の時にでも楽勝で覚えられるぞ(中受してないしお前暇だろ)
- 品詞の役割を理解しろ
- 英文の意味を理解できたら、すかさず英訳もしとけ
- 文法を理解した後はひたすら口頭英作文しろ
- 貯金して海外行け
私の父母はとても人柄がよく、人間としてはとても好感のもてる人物です。
一方、正直なところ、勉強に関しては非常に無頓着で、「勉強しろ」としか言わない感じの両親でした。
世界中、どこにでもいる典型的なタイプの親だと思います。
なので、自分は若い時に将来について具体的なアドバイスをもらったことがありません。
- とりあえず、頑張れ
- とりあえず、努力しろ
的な非常に曖昧なアドバイスでは、人間というのはモチベーションは生まれません。
- どうしたら効率的な学習ができるのか
- それが何に役立つのか
- そして、どういったチャンスを手にすることができるのか
- 18-20歳くらいまでに一度だけある平等なレースの意義と重要性など
- 量をこなさないと質は生まれない
などなど、若いうちには知っておくべきことがたくさんあるはずです。
若いうちに知っておきたかったことを、サラッとですが、この記事にまとめておきます。
中学英単語は中1の夏休みに全部覚えてしまう
これは可能です。
中学で習う英単語はたったの1500語程度です。
1日50個覚えれば、30日で終わります。
正直、中学生の頃は、テスト前に新出の英単語の暗記に悩まされるよりも
英文法の理解に専念したり、英作文に専念したりするほうがメリットが大きいのです。
よって、小学生や中1の早い段階で単語だけは丸っと覚えてしまったほうが効率的。
特に、中2夏ごろから一気に英文法を理解していないとよくわからなくなる項目が増えてきます。
ですので、単語だけでも本当に早いうちから覚えてしまいましょう。
中学受験が無い小学生なら時間も余っていますから、単語の暗記は本人のやる気さえあれば、十分に可能です。
品詞の役割を理解しよう
単語を覚える際は必ず品詞を覚えておきましょう。
語学は慣れも大切ですが、理屈がわかっているとかなり学習を効率化できます。
動詞・名詞・形容詞・副詞・接続詞・前置詞あたりは、しっかりと学習しておきましょう。
正直、品詞は苦手な人が多いのですが、単語を分類して覚えておかないと、読むのにも書くのにも困ります。
また、試験で点数を取れたほうが得なことがたくさんありますが、試験の点数を取るには文法に強いほうが有利です。
そもそも英文法というのは、この項目は名詞の話だよ(例:動名詞)、この項目は形容詞の話だよ(例:分詞)のように、
品詞別に分類して、理解を深めよう
というものです。
なので、品詞を理解しないと、文法も深くは理解できないので、やはり品詞のことは理解しておくべきでしょう。
また、私自身、英語は伸び悩んだ時期が長かったのですが、品詞を意識した瞬間から英語学習が一気に加速しました。
品詞の理解があると、学習の速度や理解の深さが圧倒的に違います。
「絶対に品詞は理解しなさい」と、もし伝えられるなら、若い自分には必ず伝えたいです。
英文の意味を理解できたら、すかさず英訳も
英文の意味がわかって満足していたら伸びは限定的です。
日本語から英語にする訓練を徹底的にやりましょう。
すき間時間でも十分にできる訓練です。
中1から英作文を中心に学習していけば、6年間で英語はかなり話せるようになります。
6年間習っても話せないというのは、6年間ちゃんとした勉強をしてこなかっただけの話です。
6年間、常に意識して正しい勉強をすれば、個人差はあれど大半の人はある程度は話せるようになります。
超進学校は別として、大半の方は学校の英語教育で英作文を本格的に学習した人は少ないのではないでしょうか。
英作文の訓練はスピーキングに猛烈に効果があります。
スピーキングでは複雑なことを簡単な表現に言い直して伝えられるようになることが大切ですが、その訓練はまずは英作文ですることが可能です。
英作文は、スピーキングよりもゆっくり考えて英語を作ることができるのがメリットです。
しかし、中1から英作文を徹底的に学習した人はどれくらいいるでしょうか。
ほとんどいないと思います。
やらないからできないだけです。
英語学習を始める方は、口頭での英作文訓練を学習初期から徹底して行いましょう。
文法を理解した後はひたすら口頭英作文
英作文の訓練は、文の構造や意味、含まれている文法事項をしっかり理解してから行うと効果的です。
また、書くのが面倒な場合、口頭で行いましょう。
私はほとんど口頭でしか英作文の訓練は行いません。
英語を学習するときにペンを使うことのほうが少ないです。
みなさん、そもそも日本語を使っている時に、ペンを持っていますか?
家族や友人と話すときに、ペンを使うことってあまりないですよね。
日常会話は口と耳を使うのが大半です。
ですので、初心者の頃は仕方ありませんが、英語に慣れてきたら口と耳だけで訓練するのは大切です。
もちろん、書いてあるものを読むには目を使う必要はありますが、あえて全部書く必要はありません。
作業ではなく、訓練をするように気を付けましょう。
貯金してできるだけ早く海外に行こう
これは早いほうが良いと思います。
ある程度英語を勉強したら、外国の文化を見に行きましょう。
語学学習のモチベーションになると思います。
さらに、自分の英語が通じるのかを試すことができます。
オンライン英会話などもあるので、スピーキングの学習自体にはいいのですが、やはり直接体験することで得られるものもあります。
若いうちに海外を体験しておくと、その体験が原動力となり、猛烈に勉強する人が多いように感じます。
そのためにはお金を貯めておくのが良いです。
貯金するには英語本にあまりお布施しないのが大切です。
英語本をあまり買わないコツは、
- 英単語は「究極の英単語シリーズ」①②③か④までをまず覚えきる
- 英文法:理解本は複数買ってもOK
- 理解したらとりあえず総合英語1冊に絞る
- 英文解釈に偏り過ぎないこと(これハマりがち)
- 簡単なものでもいいのでたくさん読む(Kindleで洋書99円とかある)
- リスニングはただ聴くだけだと眠くなる
- なので、見て/見ないでシャドーイングを中心に学習すれば超効率的
- 毎日、必ず口頭英作文をすること
- 英文素材はVOAをGoogle翻訳して使うと全て無料
- All Ears English Podcastを使ってシャドーイング(スクリプトはたまに買う)
- まとめ:英単語・口頭英作文をメインに日々学習し、RとLは片方ずつ特化して強化していく
この辺りを守れば、無駄な英語本を買わずに済むはずです。
今回はこれくらいにしておきます。
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