著者自身は、英語があまり得意でない頃は「総合英語Forest」を使っており、英語の指導をする際もForestを使っていました。
その後は、ZESTERを予備校の副教材として使ったり、ロイヤル英文法を通読したり、個別指導ではチャートを使って欲しいと頼まれる等々・・・、高校によって使う教材が違うので、有名な総合英語はだいたい目を通したと思います。
最近になって、今回オススメする「Vision Quest 総合英語 Ultimate(ビジョンクエスト・アルティメット)」を使うようになりました。
明らかな利点があると感じたためです。
この記事では、その理由と勉強法をご紹介いたします。
ざっくりまとめるとこんな感じです。
【おすすめの総合英語①】
🐻『Vision Quest 総合英語 Ultimate』https://t.co/BFt3pur2uZ (By Amazon)
😺基本例文集×英作文集とCDが無料で付属
🐻知っておいてほしい語法がまとめて掲載
🐣暗記事項が枠で囲まれていて明確
🐶解説がわかりやすい
🐷章末問題が豊富
🐳英文解釈問題も付いている— 野村勇介👨💻英語✖︎プログラミング (@YSK_NMR) 2019年4月22日
Vision Quest 総合英語 Ultimate
- 基本例文集×英作文集とCDが無料で付属
- 知っておいてほしい語法がまとめて掲載
- 暗記事項が枠で囲まれていて明確
- 解説がわかりやすい
- 章末問題が豊富
- 英文解釈問題も付いている
以下で詳しく解説していきます。
▼もくじ
注意!Ultimateをどこで手に入れるか
注意:Amazonでは正規販売されていないようです。
Amazonで買うと少し高いのと、別冊例文集が付属しているかわからないので、
大型書店で買うか、
①書店で注文するか
②啓林館に直接注文しましょう。
②がすぐ届くのでおすすめです^^
Vision Quest 総合英語 Ultimate とは
「Vision Quest 総合英語 Ultimate
野村恵三氏 監修となっており、リーダーズ英和中辞典やオーレックス英和・和英辞典などで有名な方で、英語界隈では非常に信頼のおける学者さんの一人です。
さらに、この「総合英語 Ultimate」は、大学受験で有名な「河合塾」や医学部専門予備校の講師が著者として加わっており、受験に出やすい知識が詰め込まれている珍しいタイプの参考書となっています。
よくある総合英語では、網羅性は高いものの大学受験に出やすい知識がまとまっていません。
しかし、この「総合英語 Ultimate」はそのような既存の学習書の弱点を補っている形で出版され、即戦力になる知識を身に付けやすくなっているので高評価です。
また、数多ある総合英語というジャンルに一石を投じる形での出版ですので、その他の総合英語にも好影響を与える可能性もあり、さらに、今後の改定にも期待大の参考書だと思います。
「総合英語」という分野の本ってかなり数が出ていて、あえて新しいものを使う理由ってほとんどありません。
しかし、この「Vision Quest 総合英語 Ultimate
- 語法などの受験に出る知識が他書よりも充実
- 別冊例文集が無料で付属、かつ英作文対策もできてしまう
- 確認問題が充実しており、定着度が上がる
この3つをそれぞれ説明していきたいと思います。
理由1:語法などの受験に出る知識が他書よりも充実
これは非常に大きいです。入試には頻出なのにもかかわらず、語法がまとまっている本って、意外と少ないんです。
もちろん、載せている本もありますが、まとまっていなかったり、例文が載っていなかったり、巻末に載せてあるので学生がそこまで読まなかったりと、色々と問題があります。
例えば、動詞の語法を見てみましょう。
動詞の語法とは以下のようなものが主です。
- SV A for B
- SV A from B
- SV A of B
- SV A into B
例えば、blame, excuse, forgive, praise, punish, thankなどは A for Bの形を取ることが可能です。
いつもその形をとるわけではありませんが、その形のときがあります。動詞の後ろの形は動詞によって変化しますが、それを動詞の語法と呼びます。
先程のA for Bを取ることができる動詞は「まとめて」暗記してしまうのが効率が良いのです。
一つ覚えたら、次はA into Bを取る動詞を覚えて、次は・・・という感じです。
こういったまとめは、「スクランブル」や「ネクステージ」などといった、英文法語法問題集にはまとめて載っていますが、総合英語系の本には意外とあまり載っていなかったりします。
さらに言えば、例文が付いている参考書が非常に少ないのです。どんな文脈で使うのかがわかりにくいんですね。
「Vision Quest 総合英語 Ultimate
- 動詞の語法
- 名詞の語法
- 形容詞の語法
- 副詞の語法
といった4大品詞の語法が全てまとまっており、「ネクステージ」などの英文法語法問題集を学習する以前に、まとめて暗記することが可能です。
しかも例文もしっかり付いています。問題演習に入る前に音読などを何度もして、感覚的に答えることもできるようになるでしょう。
また、動詞の語法は、長文を読むうえで必須の知識と言えます。
「この単語来たら、この形がきっとくるのでは・・・?」
と推測ができるようになり、長文が読みやすくなるからです。
その点で、英検、TOEIC、TOEFLやIELTSなどにも必須の知識と言えます。資格試験を勉強している人にも役に立つこと間違いありません。
理由2:別冊例文集が無料で付属、かつ英作文対策もできてしまう
この別冊の例文が非常に使えます。本体を買うと無料で付属してくるので、追加でお金を使う必要がありません。素晴らしいですね。
大きく分けて、2つのパートに分かれています。
①本冊の例文まとめ
Forestも「音でトレーニング」という別売りの本を買えば、別冊の例文集を手に入れることができますが、Ultimateだと無料で付属してきます。
ちなみに、例文の音声CDも付属してきます。
例文の「日本語音声→ポーズ→英文音声(ゆっくり)→英文音声(ナチュラル)」の順で収録されています。
音声データですので、普通のCDではありません。
CDプレーヤーでは再生できませんが、音声データなので、1文につき1トラックなので、苦手な例文のみ訓練することが可能です。
②英作文暗唱例文集+解説
本冊の例文のまとめだけではなく、なんと英作文の暗唱例文とポイント解説があるんです。ですので、英文法の基礎だけではなく、これで英作文の基礎も固めることが可能です。
英作文暗唱例文集+解説を使った勉強法
理由3:確認問題が充実しており、定着度が上がる
「Vision Quest 総合英語 Ultimate
- TRY OUT(各単元の途中に出てくる確認問題)
- 章末 文法問題集
- 章末 英文解釈 入試問題
これだけ充実していると、章の内容を注意して読まないといけないので、定着度が上がるのは間違いないでしょう。
TRY OUT(各単元の途中に出てくる確認問題)
少し読むと、このTRY OUT問題が出てくるため、章が終わった頃に既に読んだ内容の大半を忘れている・・・ということを防ぐことができます。
章末 文法問題集各単元ごとに章末問題が付いています。
これらはSTEP1とSTEP2の2レベルになっているため、基礎を確認したい人はSTEP1だけを解くなど、使用時にレベルに合わせて選んで解くことが可能です。なかなかよい工夫ですね。
章末問題には、どの例文からの出題なのか明示されており、間違ったときにどこを参照すべきかわかるため、すぐに確認することが可能です。非常に便利です。
これも定着度が上がります。答えが合っていた問題も、指示されている例文に戻れば、細かい部分の読み直しができるでしょう。
章末 英文解釈/和訳 入試問題
英文を単語だけ覚えて適当に読んでいる人は、英文解釈をせずに受験・・・ということが多いのですが、その精読=英文解釈といった受験勉強で盲点になるところも、しっかりとカバーしています。
これらの問題は、入試問題から精選されており、24章に各1問付属しているので、24セット演習することが可能です。
本格的な英文解釈本に入る前に、この24問を完璧にしておけば、すんなりと英文解釈本に入ることができるでしょう。
逆に、この24問は後回しにして、英文解釈本をやってから、追加演習としてこの24問を活用することも可能ですので、レベルに応じて使い方を変化させることが可能です。
本での類題演習・追加演習はどうするか
おすすめは新しく改定された基礎英文法問題精講です。
断トツです。
別冊に暗記事項がまとまっているので、仕上げ+追加の知識補充として確認しておきましょう。
ネクステ等はおすすめしませんが、学校で使っている人・4択問題を出す大学を受ける人はネクステの使い方の記事があります。
ネクステージ以外の英文法語法問題集も紹介しているので、参考になると思います↓
Vision Quest 総合英語 Ultimate オススメする理由まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
「Vision Quest 総合英語 Ultimate
- 受験に出る知識が他所よりもまとまっている
- 無料の別冊例文収集が秀逸で、かつ英作文対策もできてしまう
- 定着度が上がるように、確認問題が充実している
総合英語って分厚いですし、とりあえず1冊買いたいという方は、ぜひ書店で見てみてください。
いかがでしたでしょうか。Ultimateで英語を得意にしてくださいね!
あ、英文法がどうしても苦手な人は、
今回はこれぐらいにしておきます。