こんにちはpoohishです。
スペイン語を勉強している人の中には、スペイン語圏の人と恋愛している人もいるのではないでしょうか。また、スペイン語圏の人と付き合いたいと思う人もいるかもしれませんね。
そこで今回はスペイン語圏の人と恋愛をするときに必要なフレーズをご紹介していきます。スペイン語圏の人と恋愛する機会がある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
あなたが好きだと伝えてみよう
まずは相手のことを「好き」「愛してる」と伝えるフレーズをいくつかご紹介していきます。好意のレベル別に解説もつけてご紹介するので、使い所には気を付けてくださいね。
Me caes bien.(メ・カエス・ビエン)
「あなたが(友達として)好きです。」
このフレーズは、相手に好意を伝えたいものの、恋愛的な気持ちはないときに使います。出会ってあまり時間がたっていない相手なら、この表現が適切でしょう。ちなみにその後恋愛的な気持ちが湧いてきそうなときでも、まだ確定ではないならこちらの表現が安全なようです。
そしてこのフレーズは同性にも使えるのがポイント。「あの子感じがいいね」程度の好きなら、El/Ella me cae bien.(エル/エジャ・メ・カエ・ビエン)といいます。エルは「彼」でエジャは「彼女」という意味です。
Me gustas.(メ・グスタス)
「あなたが好きです。」
まだ付き合っていない相手に「好き」だと伝えたいときは、こちらのフレーズを使います。”Me gusta”という表現は、「〇〇が好き」という表現なのですが、これを人に使う場合は恋愛的な感情がない相手に使ってはいけません。
友達として好きな相手に使ってしまうと、あらぬ誤解を招くことも。また同性に使うと同性愛者だと思われてしまいます。もちろん本当に同性を恋愛対象としているなら、こちらの表現を使います。
上記の”Me gustas.”は「あなたが好き」という意味ですが、”Me gusta 〇〇.”という表現は、「〇〇が好き」と言いたいときに広く使えます。
「エリックが(恋愛的に)好き。」と言いたいなら、”Me gusta Eric.”となります。
Te quiero.(テ・キエロ)
「あなたが好きです。」「愛してます。」
“Te quiero.”という表現は、友達にも使える「愛している」の表現です。まだ付き合いたての恋人相手なら、この表現が適切です。
ちなみにこの表現は地域差があることも注意。スペインでは、家族や結婚相手として真剣に考えている相手でも、この”Te quiero.”という表現しか使わなくなってきているようです。
ですがラテンアメリカでは、この”Te quiero.”は、付き合いが深くなり、とても愛している相手にはあまり使いません。家族間でもあまり使われないようです。
なのでラテンアメリカで”Te quiero.”を恋愛対象に使う場合は、「愛してる」と真剣に言えるほどの関係ではないけど、愛を伝えたいとき、英語で言うとまだ”I like you.”と言っている間に使うのが適切でしょう。
スペインなら、どちらも”Te quiero.”でよさそうです。
Estoy enamorado/a de ti.(エストイ・エナモラド/ダ・デ・ティ)
「あなたに恋をしています。」
あなたが男性なら「エナモラド」、女性なら「エナモラダ」となります。
こちらも付き合いたての間柄よりも、少し関係が深まって、本当に相手に夢中だという時に使える表現です。
「恋」と訳してはいますが、何年も連れ添った結婚相手にも使えます。ちなみに、付き合い始めてから何十年も経っている奥さん相手に、この表現を使っている知人がいますが、とても素敵ですよね。
Te amo.(テ・アモ)
「あなたを愛しています。」
以前はスペインでも使われていた表現のようですが、最近ではあまりこの表現を使う人はいないようです。一方ラテンアメリカでは、まだまだこの言葉が現役!
このフレーズが使える相手というのは、本当に深く愛していて、その愛が不動であるくらいの相手となります。なので家族間ではよく使われています。
また恋人同士でも、結婚したいくらい愛している相手に使う表現となっています。ただし恋愛中というのは、まだそれほど相手のことを知らなくても、感情が高ぶることもあるので、そんな時にはこの言葉を口にしてしまう人もいるようです。
相手への褒め言葉
日本人カップルだと、あまりお互いを褒め合うようなことはないかもしれませんが、スペイン語圏の人と付き合うなら、相手を褒めるのはとても重要!特に男性はあれこれと女性を褒めてくれます。でも女性ももちろん、相手のことを色々褒めるのが当たり前。
言葉にしないと通じない文化なためのか、言葉にすることで気持ちを盛り上げているのかはわかりませんが、スペイン語圏の人と恋愛をするなら、スペイン語でどのように相手を褒めれば良いかも知っておきましょう。
Guapo/a(グアポ/ア)
「かっこいい、かわいい、魅力的」
スペイン、そして中米でよく使われるのが”guapo/a”という表現。相手が男性なら”guapo”で、女性なら”guapa”となります。
スペインではこの言葉が非常によく使われ、仲良しの相手に対してなら呼びかけとしても使われます。
しかしもちろん気になる相手や恋人を褒めるのにも使える言葉。「あなたかっこいいね/かわいいね」と言いたいなら、
“Eres guapo/a.(エレス・グアポ/ア)”と言ってみましょう。ちなみに感動するほどかっこよかったり可愛かったりしたなら、”Que guapo/a!(ケ・グアポ/ア)”と言えば、感動した感じが伝わります。
Linda(リンダ)
「かわいい」
こちらはラテンアメリカ全域で女性に向けて使われる言葉です。Guapoとは違って、男性に”lindo”と言っているのを聞いたことがないので、男性が女性に言うときに限定されているようです。
こちらも”Eres linda.(エレス・リンダ)”という風に言えば「あなたはかわいい」ということになります。
こちらも”guapo”と同様、”Que linda!(ケ・リンダ)と言うと、感動が通じるでしょう。
Inteligente(インテリヘンテ)
「賢い」
賢いということも、素敵な褒め言葉の一つですよね。あまりロマンチックな言葉ではないように思えるかもしれませんが、うっとりとした感じで言えば十分ロマンチックな言葉になります。
こちらも、”Eres inteligente.(エレス・インテリヘンテ)”と言えば「あなたは賢い」になります。
“Inteligente”という言葉は、対象が男性でも女性でも形が変わらないので簡単ですね。
Tienes buen corazón.(ティエネス・ブエン・コラソン)
「あなたは心が綺麗だね。」
相手の心の綺麗さに感動したなら、このフレーズ。こちらもうっとりした感じで言えば、十分ロマンチックになります。
見た目だけではなく、内面にも惹かれていることを表すには適切な言葉ですね。
もっと情熱的に愛情を伝える言葉たち
さてここからは、お付き合いをし始めた人向けのちょっと強烈な愛を伝える言葉を紹介していきます。こちらはとても情熱的な言葉ですから、付き合ってもない相手や、付き合って間もない人には使わないことをおすすめします。
では早速どんどんみていきましょう。
No puedo vivir sin ti.(ノ・プエド・ビビール・シン・ティ)
「あなたなしでは生きられない」
結構強烈なフレーズに感じますが、ラテンのお国の方々はこのくらいのことは結構言えてしまいます。本気でお付き合いをしている相手になら、この言葉を言ってもおかしくはありません。
本当に相手のことが好きで、相手なしでは生きられない!と感じたなら、このフレーズを口にしてみてください。
Te necesito.(テ・ネセシト)
「あなたが必要。」
一つ前のフレーズよりは、こちらの方がもう少しソフトな表現。相手のことが自分にとって必要だと感じるくらい大事な存在になったなら、このフレーズを口にしてみましょう。
Te hecho de menos.(テ・エチョ・デ・メノス)
Te extraño.(テ・エクストラーニョ)
「あなたが恋しい」
英語の”I miss you.”に当たるのがこの言葉。友達などにも言えますが、恋人なら会えない夜にこの言葉を言ってみてもいいでしょう。
“Te hecho de menos.”はスペインで使われる表現、”Te extraño.“は、ラテンアメリカで使われる表現です。相手によって使うフレーズを変えてくださいね。
ちなみに情熱的な文化ではない国の人に”I miss you.”を連発すると、「重い」と感じられてしまうこともあるのですが、ラテン界ではそうでもないみたいです。毎日会うのが当たり前くらいのカップルもいますし、会えない方が不自然なのかもしれません。
Estoy pensando en ti.(エストイ・ペンサンド・エン・ティ)
「あなたのことを考えてる。」
こちらも今そばにいない恋人に使えるフレーズです。離れていても、相手のことを考えているということを表現したい場合はこのフレーズを使いましょう。
Eres mi corazón.(エレス・ミ・コラソン)
「あなたは私の心です。」
ちょっと日本語だと捉えづらい言葉ですが、英語だとそのまま”You are my heart.”ととなります。英語のロマンチックな言葉を知っている人なら、なんとなく意味がつかめるでしょう。
こちらも真剣に付き合っている相手に使いたいフレーズ。相手に本気だということを伝えるのにもぴったりでしょう。
Me moriría por ti.(メ・モリリア・ポル・ティ)
「あなたのためなら死ねる。」
こちらもちょっと強烈なフレーズ。あまり使う人はいないようですが、相手のためなら死ねるほど愛してることを伝えたいときにはぴったりでしょう。逆に知り合って間もないのに、このフレーズを言う人は信用してはいけません。
まとめ
今回はスペイン語の恋愛フレーズの基本的なものをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ここでご紹介したものは、ごく基本的なものなのですが、それでもとても情熱的だと思いませんか?
しかし実はスペイン語でロマンチックなことを言いたいときには、多くの人がもっと詩的な表現を使って愛を伝えるんです。
聞いていると恥ずかしくなるくらいのものなのですが、スペイン語が上達すればそんな詩的な表現も理解できるようになるでしょう。もしもスペイン語圏の人と恋に落ちたら、ぜひここでご紹介したフレーズを使ってみてくださいね。