中南米・スペイン語圏

グアテマラの食文化をご紹介!『フリホーレス』って?

こんにちはpoohishです。

みなさんはグアテマラ料理に何かイメージがあるでしょうか?日本ではグアテマラといえばコーヒーくらいしか知られていないためか、「グアテマラ料理」と言われても、ピンとこない人もいるでしょう。

そこで今回はグアテマラの食文化と代表的な料理についてご紹介します。おそらく日本ではなかなかグアテマラ料理は食べられないかと思いますから、これに興味を持ったら、ぜひグアテマラに来てみてくださいね。

グアテマラの基本的な食事とは?

グアテマラは決して裕福な国ではありません。ですから、一般家庭の食事はそれほどバリュエーションはないようです。たまにみんなで集まるときに、何か特別な食事を作るというのがよくあるパターン。

レストランに行くなんて、とても珍しいことで、カジュアルなレストランでもちょっとおしゃれをして行く人も。

そんなグアテマラの基本的な食事ですが、基本的にはこのようなラインナップになっています。

朝食

フリホーレス・チーズ・卵・パン

若しくは

パン・フルーツ・アトル

昼食

トルティーヤ・おかず・米料理

夕食

フリホーレス・チーズ・卵・パン

若しくは

スープ・パン たまにパスタなど

朝食や夕食には、フリホーレスというグアテマラの国民食とも言えるものを食べる人が多いようです。朝晩どちらもフリホーレスということも。それほど食べられているフリホーレスは、とても安価なようです。

グアテマラは昼食が一番豪華になっていて、夕食は軽めにとります。多くの人が早寝早起きなので、夕食をあまり食べると太るからかもしれません。(でもグアテマラ人太ってる人が多いんです。)

昼食のおかずは、それぞれの家庭によってさまざまです。私がホームステイしているお家では、トマト煮込み的な料理が多く、野菜中心ですが鶏肉はよく見ます。

グアテマラの一般家庭では、お肉は鶏肉が中心となります。価格的に安いのもありますが、グアテマラ人は鶏肉がとにかく好きです。

それぞれの料理については、ここからそれぞれご説明していきます。

国民食フリホーレス

グアテマラといえばフリホーレスというくらい、とにかくフリホーレスはよく食卓に並びます。フリホーレスとは、日本のこしあんが塩味になったようなものを想像するといいかと思います。

私はこしあんは苦手ですが、フリホーレスはおいしく食べられます。こしあん状のフリホーレスが主流ではありますが、粒あん状のフリホーレスもあります。

こしあん状のフリホーレスは、ペーストのようになっているので後述するトルティーヤに塗って食べたりもします。トマトソースなんかをたらして食べると美味しいです。しかし基本は、チーズやサワークリームと一緒にパンなどにつけて食べます。

フリホーレスはかなり安価らしく、あまり裕福ではないグアテマラ人は好んでフリホーレスを食べているようです。安い上に、フリホーレスが大好きだというグアテマラ人も多く、本当に国民食なんですね。私は未だにフリホーレスが嫌いだというグアテマラ人に会ったことがありません。

しかし外国人は、フリホーレスがやたらと出てくるため、フリホーレスはあんまり好きではないという人も多いようです。

フリホーレスはお腹にたまりやすいのか、一度食べると次の食事までお腹が空くことはありません。私の中では、日本の納豆のような存在かと思うのですが、納豆よりももっと広く好まれて食べられています。

グアテマラのトルティーヤ

スペインでトルティーヤというと、卵料理ですがラテンアメリカでトルティーヤというとトウモロコシ粉で作った平たく味のない食べ物です。

メキシコ料理が好きな人なら、どれがトルティーヤなのかピンとくるのではないでしょうか。タコスで使われているあれですね。

メキシコ料理に馴染みがある人は、トルティーヤというのは薄いものだと思っているかもしれません。しかしトルティーヤは国によって若干異なりますし、種類もあります。

例えばグアテマラの隣のエルサルバドルのトルティーヤは厚くて固めです。

一方グアテマラのトルティーヤはメキシコのそれと似ていて、とても柔らかく、中に何かを挟んで食べることができます。

トルティーヤは万能で、どんなおかずにも合いますし、前述のフリホーレスを塗ったり、ワカモレを塗ったりして食べてもとても美味しく食べられます。

日本人にとってのご飯のような存在かもしれません。グアテマラではいつも米も食べますが、塩味か何かの味がついているので、ちょっと日本の食べ方とは違うかもしれません。現地の人は、おかずと米をまぜ、それをトルティーヤに挟んで食べたりします。

アトルとその種類

グアテマラの軽い朝食の代表格が、アトルです。これは、穀物でできた甘いスープのようなものですが、日本で言うならお汁粉の豆がないような感じでしょうか。それか薄いおかゆの甘いバージョンといった感じかもしれません。

よくあるのは、トウモロコシの粉で出来たアトル。しかしその他にも、プラタノといったバナナの親戚や、さまざまな豆、お米と牛乳、アベナという穀物のアトルなど、本当に種類が多いんです。

ちなみに私のホームステイ先では、朝食はアベナのアトルかシリアルが多く、ほとんど毎日アベナを

食べています。バナナを入れて一緒に食べると美味しいんですよ。

でもアベナだけだとあとからお腹が空いてしまうので、朝食にアベナを食べたら、朝10時くらいに小さい菓子パンを食べるような感じにしています。グアテマラ人たちも朝アトルを食べるなら、10時くらいにおやつを食べる人が多いようです。

グアテマラ代表料理ペピアン

ここからは日常食というよりも、もう少し手の込んだ料理を紹介していきます。

グアテマラ料理って何?と訊けば、まず返ってくるのは「ペピアン」でしょう。ペピアンは野菜と肉をさまざまな香辛料とともにじっくり煮込むスープ料理。煮込みに時間がかかるため、あまり日常食ではありませんが、レストランなどに行って好んで食べる人が多いようです。

入っている野菜は、トマトやじゃがいも、にんじんなど。あとは個人個人の好みで色々な野菜が入ります。

ペピアンには、味付きのお米が添えられていることが多く、米をペピアンにつけて食べるのも美味しいです。

グアテマラにくる人にとっては、絶対に外せない一品でしょう。

ペピアン以外のスープ料理

実はペピアン以外にも、グアテマラにはさまざまなスープ煮込み料理があります。

たとえば、「ホコン」。こちらも鶏肉を野菜と煮込んだ料理なのですが、ペピアンがオジレン色ならホコンは緑っぽい色をしています。主に緑黄色野菜が使われているからでしょう。

「カキック」という七面鳥のスープも有名です。こちらはグアテマラのコバンという地域の名物で、見た目はペピアンに似ていますが、入っているのが骨つき七面鳥という違いがあります。

ほかには、「イラーチャス」という牛肉のスープ煮込みも人気。他のラテンアメリカ地域では、「ロパ・ビエハ」と呼ばれる牛肉を割いたものをトマトで煮込んだものにあたりますが、グアテマラではもう少しスープが多いのが特徴です。

「カルド」と呼ばれるスープ料理も有名。私からすると、カルドと普通のスープの何が違うのかちょっとわからないのですが、カルドもゴロゴロと鶏肉や野菜が入っています。カルドにはたくさん種類があり、野菜だけのものや、別のお肉を使ったカルドもあるようです。

こうしたスープ料理には、常にトルティーヤとお米が添えられます。スープと言っても量が多いので、スープをメインにして食べる感じになるのです。

セビーチェ

ラテンアメリカ各地で食べられているセビーチェですが、味に地域差があるのもセビーチェの特徴です。

グアテマラのセビーチェはエビとトマト、たまねぎ、パクチーなどが中心となっています。ウスターソースを入れて、レモン汁もたくさん入れてとても酸っぱく仕上がる一品。人によっては、これにチリやタバスコをいれて、辛く仕上げることも。

セビーチェはこのままではなく、クラッカーに乗せて食べるのが主流。グアテマラ人はセビーチェを食べるならビールが必要!とよく言います。

美味しいのですが、とても酸っぱいので私はセビーチェだけではあまり食べられません。グアテマラ人は酸っぱいものが好きだと思います。

酸っぱいのが苦手な人は、アボカドを準備してみましょう。アボカドと一緒に食べると、酸っぱさがマイルドになって美味しかったです。

グアテマラ人はセビーチェを美味しそうに食べますが、私はメキシコのアボカドとチリが入ったセビーチェの方が実は好きです。

ストリートフードたち

さて、ここからはグアテマラのストリートフードをご紹介していきます。「ストリートフード」とは言っても、屋台で売っている簡単な料理ではなく、ただ道で売っているだけのこと。レストランの前などで売られていることも。その他パン屋さんが売っていることもあります。

これらの料理は、作るのに時間がかかるためか、買って食べる人が多いようです。ローカルの人も購入する人が多いためか、とてもリーズナブルなのが魅力的。

「ストリートフード」と言っても、とても清潔そうなものもあるので、そこまで怖がる必要はありません。

ただメルカド(市場)は、あまり清潔感がないので、お腹が弱い人は避けた方が良いかもしれません。

タマル/チュチート

タマルはグアテマラだけではなく、中米全域で食べられている料理。トウモロコシ粉を練ったものの中に、お肉のトマト煮などを入れて、プラタノの葉を巻いて蒸して作る料理です。

タマルとチュチートはとても似ていますが、チュチートの方がしっかりしているので手で持って食べることができます。タマルはぼろぼろするので、フォークなどが必須です。これはタマルとチュチートでは少々作り方が違うためのようです。タマルの方が作るのに時間がかかります。

クリスマスにはタマルを食べるのが習慣のようです。しかしクリスマス以外でも、売られていれば買って食べる人が多いようです。

タマルは1つだけでも結構おなかにたまります。2つ食べたら満腹でしょう。アンティグアでは、タマル1つが5ケツァール(75円程度)というのが相場です。お安く食事をしたいならとてもおすすめです。

チレ・レジェーノ

私の大好きなチレ・レジェーノ。これはピーマンの肉詰めに小麦粉と卵をつけて揚げ焼きしたようなものです。中に入っているのは、肉だけに限らず、ツナ缶などが入ります。チーズなども一緒に入っていますね。

この料理、本当に美味しいです。パンに挟んで食べたりしますが、私はそのままお酒のおつまみとして食べちゃいます。

グアテマラに来たらぜひ食べて欲しい一品。レストランでも食べられますが、レストランで食べると非常に高いです。

ストリートフードとして食べるなら、10ケツァール(150円程度)くらいからあるかと思います。

ププサ

ププサはエルサルバドルの方が有名ですが、グアテマラでも食べられています。パッと見はトルティーヤとあまり変わりはありません。しかしこれは中にフリホーレスとチーズや、チチャロンという豚肉などが入っていて、それを焼いたおやきのような存在。

それにトマトソースやクルティドと呼ばれるキャベツの酢漬けを添えて食べます。

エルサルバドル人は、グアテマラのププサは何か違うと言っていましたが、確かにエルサルバドルのププサの方が美味しい気がします。

でもグアテマラのププサだってなかなかのもの。レストランでも食べられますが、ストリートフードとしても販売されていて、そちらの方が安く食べられるので、ぜひ試してみてくださいね。

エンパナーダ

エンパナーダはラテンアメリカで広く食べられている、見た目的には餃子を揚げたような食べ物です。皮はこちらもトウモロコシ粉でできていて、餃子の皮よりはずっとしっかりしています。

中身は甘いものだったり塩辛いものだったりそれぞれ。甘いものの場合は、周囲にお砂糖をふりかけて食べることも。

中身はひき肉やチーズを入れるのが一般的な模様。こちらもストリートフードとして、1つ10ケツァールくらいで購入できるようです。

揚げ焼きでも作れるので、自分で作るのもそんなに難しくなさそうですよ。

まとめ

今回はグアテマラの食文化について、私が知っている限りでご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

グアテマラの食事は、そんなに良い評判はなかったので来る前はそんなに期待していなかったのですが、来てみるとトマトやアボカドがとても美味しくて、トマトを使う料理が多くて、私は満足しています。

トウモロコシ粉がダメだと、ちょっとしんどいかもしれませんが、美味しいものの多いグアテマラ。ぜひ食に関しても期待して来てみてくださいね。

ABOUT ME
poohish
過去のイギリス在住歴5年弱。現在はフリーランスでライターをしながら翻訳や英語教師をするかたわら、日本を拠点に各地に旅をして、各国の文化や英語教育状況なんかを眺めたりしている。 たびのごはん Traveling to eat the world