私自身が本当におすすめのする参考書というのは少数です。
この山口先生の方は間違いなくおすすめの一冊です。
山口先生の総合英文読解ゼミは、以下のような人にオススメです。
・英語関係の仕事をしている
・英語をしっかりと勉強したい大学受験生
・網羅性のある本を探してる
・わかりやすく噛み砕いて解説で勉強したい
・資格試験の読解で細かい部分が読めず、伸び悩んでいる人
といった方々におすすめの本です。
この本は絶版ではないので、アマゾンでも手に入ります。
私がおすすめする本の中で５本の指に入ると思います。
と言っても非常に分厚い方なので、今まで無闇やたらに色んな人にオススメしたことはありません。
その辺は空気を読んでいただければと思います。
山口俊治か伊藤和夫か
伊藤先生と山口先生は予備校で同僚だったそうです。
予備校カリキュラムを一緒に作っているはずなので、お互いの手の内を知っていたのではないでしょうか。
山口先生は予備校で活躍した後、日本医科大学の教授をされていたようです。
総合英文読解ゼミの特徴は
英語の構文を網羅した本はなかなかないです。
この手の本で勉強した人は、かなり英文読解が得意になるのではないでしょうか
山口先生はこの「総合英文読解ゼミ」の他に「英語構文全解説
」という本を書いています。
この２冊はともに分厚く、大学受験の過去問の要所となる英文が掲載されています。
先ほどの伊藤和夫先生の本はかなり硬派な本と言えますが 、山口先生の本はわかりやすく丁寧に解説されている印象です。
伊藤先生の本は精巧に作られている反面、読み手を選ぶ印象です。
山口先生のこの本も難しい英文がたくさん入っているにもかかわらず、基礎から応用までの接続が非常に上手で、説明がかなり分かりやすいという印象です。
基礎を徹底して詳しく解説しているので、基礎事項を難しい英文に応用しやすいと言えると思います。
なかなか言葉では説明しづらいのですが、直訳と意訳の解説も丁寧ですし、かといって文法解説をないがしろにしてるわけでもない、絶妙な本です。
使い方
この本を読み切るのは物凄い努力が必要です。
逆にどうやって作ったのかというぐらいの分量です。
これだけの上この素材を集めて、さらには和訳を作る作業・・・考えただけでも恐ろしい。
とにかく分厚い本なので辞書的に使うのがいいと思います。
気になる章、例えば倒置が弱いとしたら倒置の章を等も繰り返し読めば、かなりのレベルになると思います。
レベル
総合英語レベルの英文も掲載されています。
例文の解説は非常に詳しいです。
例文にはたいてい5文型SVOCのひ表記がされているので、例文レベルで構造がわからなくて詰むということはありません。
下手な４択問題集をやるくらいならこの本を読みましょう。
