いきなりですが皆さん、
イタリア人はどのように夏を過ごしているイメージでしょうか。
私がイタリアに来る前までは
イタリア人はただただビーチで焼いている。そして水分補給をワインでする。
というイメージでした。←どんだけ
2016年にイタリアへ来て今年で2年目。
この私の推測はあながち間違えではありませんでした。笑
でも、個人的にもっと彼らの夏休みの過ごし方を具体的に知りたいと思ったので
イタリア人の友人にアンケートを取ってみました!
今日はイタリア人の友人が答えてくれた夏の過ごし方のアンケート内容と共に、私が実際にイタリアで見た彼らの夏の過ごし方を皆さんにシェアしたと思います。
▼もくじ
夏休みの期間はどのくらい?
これは自営業or会社勤めで結果がかなり違いました。
自営業をしている友人→1週間
会社勤め→3週間
会社によっても夏休みの長さは違うみたいなのですが、夏休みは3週間というのが一般的みたいです。
イタリアには法的休暇日数が5週間あるのですが、そのうちの3週間を夏に使い残りの2週間は年末のクリスマスの時期に過ごすというのが一般的みたいです。
日本はお盆休み、週末などがうまく重なって10日くらいでしょうか。
そう考えるとやはり海外の夏休みは日本より断然長いですよね。
ちなみに学校(小中、高校)の休みは6月中旬から9月中旬までの約3か月です!!
子供たちはうれしいかもしれませんが親は大変ですよね 😉
どこで過ごす?
これも人によって好きな街があったり違いはあるのですが、みんなが共通して答えたのがやはり海でした。
山に行く人も、リゾートに行く人も、海外に住んでいる家族に会いに行く人もいるのですが、それでも皆さん最終的に必ず”海には絶対に行く”と書いていました。
私の予想、当たっていました!(笑)
なぜ海で過ごすの?
という質問に対しては、
- 海が好きだから
- リラックス出来るから
- 子供も好きだから
といった”当たり前だから”的な答えが多かったです。笑
彼らは小さいころから海と隣り合わせの生活をしているので、逆に海の無い生活は考えられないのだろうなと思いました。
そして、イタリアの海には必ずと言っていいほど、ビーチに”連なった倉庫”みたいなものがあります。
私は最初それを見たときトイレだと思っていたのですが、やたら数が多いので友人に聞いてみところロッカーだと教えてくれました。
ロッカーにしては大きすぎるんじゃない?と聞くと、夏の間、だいたい家族でひとつの大きなロッカーをレンタルしてそこに海に入るのに必要なもの全部入れているんだとか。
ロッカーには
- ビーチ用の椅子
- パラソル
- 敷物
- 浮き輪
- タオル
- 衣類
- サンダル
などを入れているそうです。
なるほど!
彼らはとにかくしょっちゅう海へ行くので毎回そういったものを家から運ぶのは大変。海の前のロッカーに入れて置いておけるというのはとても便利ですごく良いアイディアだと思いました。
ちなみにそのロッカーのレンタル料は、これもまた地域によって違うみたいなのですが1か月だいたい200~300ユーロくらいみたいです。(2018/7/27現在のレートで26,000円~39,000円くらい)毎回海に行く度に荷物を運ぶ手間を考えたらこのくらいの額はお手頃なのかもしれませんね。
何をする?そして誰と?
この質問も人によってばらつきがあったのですが、要約してみると
- 山登りをする
- 自然の中をハイキングする
- 大きな都市から離れて小さい街の夏のイベント巡りをする
- 子供が遊べるアスレチック施設に行く
- ローカルの食べ物を食べに行く
- スポーツをする
- 行ったことのない街へ行って観光する
こんな感じでした。
具体的な場所に関しては、
- コートダジュールから続くリグーリアの海岸
- スイスアルプス(北イタリアからだと車で3時間ほどで行ける)
- モンブランのイタリア側に当たるアオスタ渓谷
などがありました。
ちなみに、私たち家族も今年の夏はモンブランのイタリア側に当たるアオスタ渓谷に行く予定です。渓谷なので気温も街中よりは低く、過ごしやすく快適みたいなので今からとっても楽しみです♪
誰と?という質問に関してはほとんどが”家族・親戚と”という回答でした。
フィンランドでも気づいたことですが、海外の人たちは大抵休みの日は友人ではなく家族と過ごすというのが一般的なようです。
だからといって彼らは家族だけを大事にしているのではありません。友人との時間も彼らにとっては大切な時間。ただ、時間をうまく見つけて友人とは極力平日に会ったり食事をしたりするみたいです。
どのような夏休みの過ごし方が好きか
一番多かったのが、
とにかくリラックス。日常の事は何もかも忘れてとにかく”無”になる
という答えでした。
私はせっかくの夏休みなのだから、休みの時にしか出来ない予定を色々と立てて過ごすという答えかなと勝手に予想していたのですが、そうではありませんでした。
他にも、
- 家族以外の人とのアポイントを入れない
- 少しでもストレスになるものは一切しない
- 家族や旅行先での写真をたくさん撮る
などがありました。
そして、子持ちの友人の答えで特に印象的だったのは
子供達には特に何も制限を作らずとにかくやりたいことをやりたいようにさせる。
というものでした。
ふと、自分の幼少時代の夏休みのことを考えてみました。
毎朝近くの神社で行われていたラジオ体操から一日が始まり、
- 夏休みの膨大な量の宿題
- 自由研究
- 読書感想文を書くための読書
など。
今はどうか分かりませんが、私の時代、日本の夏休みはしなければならないことがとても多かった気がします。
サマーコテージで過ごす
こちらの人は祖父母から受け継ぐ別荘、サマーコテージを持っている人が多いです。(ちなみにフィンランド人もサマーコテージを持っている人が多かったです)
このサマーコテージ、大抵は山の中や湖の近くといった自然に近いところにあるので彼らはそこで夏休みをゆっくり過ごしたりもします。
兄弟で時期をずらしてサマーコテージを訪れたり、家族・親戚が全員集合して一緒に夏を過ごすといスタイルもあります。
私がイタリア人を見て思うのは、彼らはとにかく”自由”だということです。せっかくの休み。自分がやりたいと思うことはする。やりたくないことは一切しないという彼らのはっきりしたところに私は好感が持てました。
イタリアも北と南では夏の過ごし方が違う?!
今回私のアンケートに協力してくれたのはほとんどが北イタリア出身・在住の友人なのですが、その中にシチリア出身の友人がいたので彼にこの違いについて聞いてみました。
彼によると、イタリアは北のほうも夏はだいぶ暑くなりますが、南のほうはやはりもっと暑いみたいです。40度を超す地域もあるんだとか。
気候が変われば人も変わる。
同じイタリア人でも南の人のほうが陽気で、生活のリズムもゆっくりしているそうです。
他にも、
- 夜も遅い時間まで外にたくさんの人がいて、食事や友人・家族とのおしゃべりを楽しむ。
- 料理もローカルならではの夏の料理がたくさんある。
- 値段も北のほうに比べるとリーズナブルみたいです。
などがありました。
私はまだ一度も南イタリアのほうへ行ったことがないので是非行って、ローカルの食事を食べたり彼らのライフスタイルを直で見てみたいなと思いました♪
最後に
いかがでしたでしょうか。
国が違えば夏の過ごし方もそれぞれですよね♪
皆さんはもう夏の予定はお決まりでしょうか。
海外で生活していても、今年の日本の夏は異常な暑さだというニュースを耳にします。
暑い夏、無理せずご自愛ください。そして楽しい夏をお過ごしください!
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日本語、韓国語、英語のフリーランスの翻訳家として活動しています。
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