もし今から大学受験と就活に向けて勉強するなら、英語、中国語、プログラミングの3つを早い時期に完成させておくと思います。
理由はシンプルです。
- 英語だけができる人より、英語はそこそこでもスキルがしっかりしている人のほうが評価が高い
- 中国語ができると情報量の幅が広がる
- プログラミングでノースキル人間になるのを防ぐ
▼もくじ
まずはとにかく英語をサクッと攻略すべし
TOEICは書類に必要ですから、サクッと800-900点くらいを取りましょう。
基礎として、勉強せずに900点を超えられる学力があれば、ノンネイティブ同士であれば、ビジネスで使っていけるレベルを目指せます。
就活前に最新のスコアが必要にはなると思いますが、一度勉強しておけば、そこまで学力は下がりません。
さっさと英語の資格試験を終わらせたら、自分の専門を極めるというがベストです。
ずっと英語だけをやるのはリスクが高いです。
個人的には、特にスキルが身につかない学部に所属しているのであれば、英語に加え、
中国語とプログラミング
を極めておくといいと思います。
どういう方向にも転べる
中小の商社でも、海外派遣の切符をつかむには英語が必要です。
とにかく英語ができるとメリットが大きいです。
また、プログラミングを理解しておくと、エンジニアとして採用される可能性も高いです。
大半の企業は入社してから研修もあります。
研修だけで乗り切るにはかなり難しいと思いますが、早いうちから学んでおけばどうにかなることが多いです。
中国語ができると、中国に派遣される可能性もあります。
英語はアメリカではなく、東南アジアでも使える
英語が通じる国というと、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの印象が大きいかもしれません。
貿易関係であれば、日本の取引先は圧倒的にアメリカと中国です。
韓国・台湾・香港・タイなど、東南アジアの国もかなりあります。
ちなみに、石油関係ではアラブ諸国ですね。
東南アジアの国とビジネスをする際に使う言語は「英語」というのが現状です。
アメリカなどの国と取引するにはネイティブと互角に戦う必要があります。
通訳が必要なレベルです。
しかし、東南アジア諸国で使う英語であれば勉強量も抑えることが可能です。
英語はアメリカやイギリスだけのものではない
プライベートでも東南アジアの国で英語を使う頻度は高いと言えます。
最近はフィリピン・台湾・韓国にいることが多いのですが、とにかく英語が通じます。
フィリピンは英語が公用語なので当たり前ですが、台湾でも英語にだいぶ助けられました。
英語を使って、英語ネイティブではない人とコミュニケーションを取る機会は無限大に増えています。
それだけ英語というツールの威力と魅力が増していると感じています。
インドは科学技術大国
他に英語が通じる国で、すでに大国として台頭してきているのがインドです。
最近の優秀なエンジニアや科学者はインド人ばかりです。
それだけ数字や数学、テクノロジーに強いのがインドです。
インドは英語が通じます。
癖の強い英語ですが、それでも日本人は全く敵わないレベルの英語力です。
その英語力を生かして、最近では欧米圏の有名大学や大学院にはインド人が溢れかえっているそうです。
インド人と英語でやり取りできるレベルの英語力を付ければ、世界がかなり広がりそうです。
さらに、今後はインドが大きくなるにつれ、インド企業とのビジネスが増えると予想されます。
インド人と英語でコミュニケーションを取れるのは強みになると予想されます。
どの国に行っても最近は英語が通じます。
ホテルだと、日本語を話せる人はあまりいませんが、英語を話せる人はまずいます。
安めのホテルに泊まってもいます。
私が頻繁に行っている東南アジアでも、英語ができると困ることが激減します。
というか、ほとんど困らなくなります。
それくらい英語ができると生活ができる範囲が広がります。
日本と地理的に近い大国は中国
日本と近い大国は、地理的に中国・インドです。
中国も日本同様、老人国家になりつつあります。
しかし、それでも人口が世界一という点で、今後もアメリカと中国は二大大国というのは変わらないでしょう。
中国語で得られる情報量は英語に匹敵すると言えます。
中国語ができると情報量が圧倒的に増える
英語ができるとニュースやウェブサイトで手に入る情報量が増えます。
では、中国語をやるメリットはなんでしょうか。
中国の人もビジネスでは英語を使える人が大半です。
しかし、ビジネスミーティングなどで、こちらが英語しかわからないと、相手は隠したい内容は中国語で話すことが多いでしょう。
そういった状況で相手の言っていることがわかるメリットは大きいです。
また、中国国内に入るとGoogleにアクセスができなくなります。
そうすると、中国国内の検索エンジンから情報にアクセスしないといけませんが、大半は中国語です。
つまり、中国語ができないと、どうにかして中国国外の情報にアクセスするしか情報を得ることができなくなってしまいます。
中国語ができると、現地人や現地メディアから情報を直接手に入れることができるためとても便利です。
台湾で中国語留学すれば費用は激安
台湾は、若い人たちは中国語を使います。
台湾語は話す・聴くがメインで、基本的にみんな中国語を使うそうです。
台湾のいいところは物価が安いところです。
台北の物価は日本とあまり変わりませんが、台北郊外であれば家賃は安いです。
おすすめは高雄や台南です。
高雄や台南の物価は、台北よりもかなり安いです。
台中は台北よりは安いという感じらしいです。
高雄や台南で留学をすれば、家賃や食費が大幅に浮かすことができます。
中国は食事や空気汚染など、環境があまり良くないので、台湾がおすすめです。
時間は限られているので、戦略的にスキルアップしよう
私は英語の講師をしていて、英語はぼちぼちできます。
私が若い頃はYouTubeも充実してなかったので、紙の本などでたくさん勉強してきたのは思い出です。
しかし、東南アジアで英語を使うには、こんなに勉強する必要はなかったのでは?と最近思うようになりました。
勉強し過ぎは悪くはないが良くもない
語学は非常に時間がかかります。
特に英語は、日本人にとって、マスターするのが物凄く難しい言語の一つです。
日本人がヨーロッパ人と比べて英語が苦手なのは、言語的に似ているか、似ていないか、ということも大きく関わっています。
ヨーロッパ系の言語は英語とかなり似ています。
一方、韓国語や中国語は、日本人にはとっては、英語よりかはだいぶ学びやすい言語です。
で、何が言いたいかというと、英語学習は日本人にとってはハードルが高いので、コスパが悪いということです。
そのため、目標や目的を明確にしていないと、時間を無駄に投資することになってしまいます。
私たちの母語である日本語を例に取ればわかりますが、言語は無限に学ぶことがあります。
英語も同様で、知らないことが無限にあります。
無限に学ぶべきことがあるものをひたすら学ぶのは、本当に時間の無駄です。
アメリカで何十年も住むとか、アメリカ企業と毎日やり取りをする必要がある環境ならば、英語を極めないといけません。
通訳さんなどもそうですね。
しかし、一般の人が英語を極める理由はあまりありません。
英語だけができて仕事ができないよりも、英語はそこそこでもスキルがしっかりしている人のほうが重宝されます。
英語も大切ですが、英語以外のスキルもとても大切だからです。
英語バカにならないように気を付けてください。
プログラミングで世界どこでも行ける
プログラミングの強みは、世界中で使われていることです。
英語だけできても仕事はあまりありません。
しかし、プログラミングができて、ある程度英語ができると、世界どこでも働けるようになります。
東南アジアでノマドをしていると多く出会うのが、そういったパソコン1つで仕事ができるウェブ系のエンジニアです。
リモートワークでできる主要な職種の一つでもあります。
プログラミングも技術職なので、プログラミングだけで食べていくのはずっと勉強し続けないといけないので、とても大変だと思います。
しかし、プログラミングを使って仕事ができるのであれば、かなり選択肢の幅が広がります。
残念ながら、プログラミングは合う合わないがハッキリしていると個人的には思うので、全員がウェブエンジニアになれるとは思いません。
ですので、学生の間に勉強してみて、合うか合わないかを確認しておくだけでも価値はある思います。
英語×プログラミングを一緒に学ぶのもおすすめです。
私が2017年に行っていた『Kredo』では、集中して学ぶ環境があります。
英語だけできる人ならバイリンガルがいい
「いや、なんだかんだ英語を極めればいいでしょ」
という人がいるかもしれません。
しかし、英語だけできる人はたくさんいます。
今の時代、バイリンガルもかなり増えています。
英語だけできる人は探せば見つかるので、希少価値があまりないのです。
そして、外国語はいくら勉強してもネイティブにはなれません。
それであれば、自分がマスターするべき英語のレベルをある程度線引きして、他のスキルを磨いたほうがビジネスパーソンとしては強いのです。
つまり、学生時代に英語だけに偏らないようにすべきです。
これは私が若い頃に勉強しておくべきだったと思ったことでもあります。
ぜひ参考にしてみてください。