フィンランドに旅行に行ってみたい!
フィンランドならではのアクティビティって何があるの?!
と思われている方へおすすめの記事です。
突然ですが、皆さんはフィンランドと聞くと何を思いつきますか?!
- マリメッコ
- イッタラ
- 北欧デザイン
- オーロラ
- サンタクロース
このあたりが一番先に思いつくのではないでしょうか?
最近日本では北欧人気が爆発的!
マリメッコやイッタラは最近日本にもショップが進出してきて、フィンランドまでわざわざ行かなくても日本で手に入れることも出来ます。
私もフィンランドに住んでいた時はしょっちゅう現地のショップに足を運び、新作をチェックしたり、セールになっているものをここぞとばかり買っていた記憶があります。
イタリアへの移住が決まったときも、イッタラとマリメッコの食器は一つずつ丁寧に梱包して大切に運んできました。なので今でも食卓には毎日イッタラとマリメッコの食器が並びます。
サンタクロースも日本人に人気で、実際に本物のサンタクロースに会うことのできるロヴァニエミには毎年たくさんの日本人観光客が訪れています。
そんな魅力的なものがたくさんのフィンランドですが、実はまだ他にもたくさんの魅力が詰まった国なのです。
今日はまだあまり知られていないフィンランドのアクティビティを季節ごとにご紹介したいと思います♪
夏~秋編
▼もくじ
夏はマッカラを食べよう!!
マッカラってなんやねん
マッカラとは・・・一言で言うと、フィンランドの巨大ソーセージのことです。
夏になるとフィンランド人はとにかくこのマッカラをサマーコテージや野外で焼いて食べまくります。
売り場にもたくさんの種類のマッカラが並びます↓
マッカラにはピリ辛味からチーズ入りなど種類も様々で、自分好みのマッカラを焼いて食べるのが楽しみです♪味は普通のソーセージですが(←言ってしまった)、炭火で焼くととっても美味しいです!ちなみに私はチーズの入ったマッカラが一番好きでした。
国立公園や野外サウナに行くとその周辺には必ずと言っていいほどこのマッカラを焼くためのBBQスペースがあります。(もちろん、マッカラ以外のものを焼いても大丈夫です!)
夏のフィンランドは眠らない
続いてご紹介するのがフィンランドの白夜です。ご存知の方も多いかもしれませんが、フィンランドは白夜の国です。
特にフィンランド最北部、ラップランドは太陽が沈まない日が70日も続きます。
私が住んでいたのはフィンランドでも南のほうでしたが、それでも夜中2時くらいまでは普通に明るく、その時間帯を過ぎてからでも真っ暗になることはなく、ただ薄暗い状態が朝まで続くという感じでした。
ちなみにこちらは、夜10時の写真です。
私は最初この白夜を経験した時はとっても不思議な感じでした。外が暗くならないのでふと時計を見るとあら!もうこんな時間!ということがたくさんありました。太陽が沈まない夏、フィンランドで友人や家族と長ーい一日をお過ごしになるのも楽しいと思います♪
夏にフィンランドを旅行する予定の方は白夜のせいで更に時差ボケがひどくなる可能性があります。ホテルなどにはほとんど遮光カーテンが設置されていますが、念のためにご旅行の際はアイマスクを持って行かれるとよいと思います。
フィンランドの大自然を味わおう!
フィンランドは広大な自然に恵まれた国で、”森と湖の国”として知られています。特に森は数えきれないほどあり、国土面積の約7割は森林面積で、世界一の森林国なのです。
そんな大自然の中で味わえる私のおすすめがこちら。
ブルーベリー狩り
フィンランドのブルーベリーは有名ですが、自分たちでブルーベリーを採りに行くと考える人はあまり多くない気がします。
その年の天気によっても左右されますが、大体7月の半ばから9月初めの時期、フィンランドのあらゆるところでブルーベリーの収穫時期になります。フィンランドは本当に森が多く、大きな街でも少し街中を離れると森があります。なのでブルーベリーを探すのはとっても簡単です。
ブルーベリー狩りに必要な道具
もちろん、手で摘むこともできますし、そのほうが実が崩れないし自分の好きなものを採れるのでいいのですが、短時間でたくさん摘みたい!という方にはこんな便利アイテムがあります。それがこちら!
ワン、ツッ、スリー!!
どちらもブルーベリーを採る道具ですが上の赤いものがプラスチック製で、二番目の写真は昔ながらの道具で木製になります。
上についている取っ手のところを掴んで、ブルーベリーがたくさんなっている所へスッと道具を通し一度に採るという仕組みになっています。
私はブルーベリーを効率よくたくさん採ってジャムやお菓子に使うのが好きだったのでこの道具にはとてもお世話になりました。
ちなみにこれらの道具は普通にスーパーに売っています。値段も10ユーロもしなかったと思うので、本気でフィンランドのブルーベリーを採ってみよう!と思った方はぜひスーパーで探してみてください♪
採ったブルーベリーは綺麗に洗いましょう
手摘みではなく上記の道具で採ったブルーベリーには特に、汚れがついていたり虫に食われているものもあります。手間がかかりますが、
- 何度も流水で洗い不純物を取り除く
- 広げて良く乾かす
この2点をお忘れなく!
もし、採ったブルーベリーをすぐに使わないのであればジップロックに入れて冷凍保存ももちろんできます。
フィンランド人は夏にたくさん採れるベリー類を大量に冷凍で保存し、野菜や果物が乏しくなる冬にビタミン補給のために食べたりします。
採ったブルーベリーでお菓子作り
採ったブルーベリーでフィンランド人が良く作るのがブルーベリーパイです。
材料は
- ブルーベリー
- ラハカ(フィンランドでよく食べるフレッシュチーズでサラークリームで代用可)
- 砂糖
- 卵
- バニラエッセンス
たったのこれだけ!上の材料を混ぜて後はクッキー生地に流し込んで焼くだけです。
シンプルだけどブルーベリーの味がとても濃く、素朴で美味しいパイです。
日本にある材料でも作れるので是非お試しを♪
ブルーベリー狩りの注意点
もしフィンランドでブルーーベリー狩りをしてみようと思った方へ、ブルーベリーを摘む際の注意点をシェアしておきます。
- ブルーベリーを採る場所が私有地でないか前もって確認すること(森林がみんなのものという意識のため、個人の庭以外ではどこでも採っても大丈夫です。)
- 蚊をはじめとする虫刺されを防ぐべく、虫よけスプレーを持っていったり、長そで長ズボン、帽子を着用してすること。
- なるべく道路に近くないところで採ること。道路に近いところのものは車の排気ガスなどで汚染されていたり、犬のおしっこなどがかかっている可能性があります。
冬編
フィンランドの冬と言えばオーロラ、サンタクロースがまず頭に浮かぶと思うのですが、あまり大衆化されていない私おすすめのフィンランド冬のアクティビティを紹介します。
アバント
アバントとは?!
フィンランドでするアイススイミング、寒中水泳のことです。
具体的にどういうものかと言うと、
- 80-90度くらいのサウナに入り体をしっかり温める
- 外(野外)へ出て、凍った海に開けた穴に入る(泳ぐ)
↑これを繰り返すことをアバントと言います。
へ?
なんでそんなことするの?
と思ったそこのあなたのためにもっと詳しく説明します!
フィンランド人は健康のためにこのアバントを行います。
外の気温はマイナス20度以下にもなるフィンランド。そして海の水の気温は大体0度。サウナと外の気温差はなんと100度!しかしこの温度差が体の血流の巡りを良くし強い体にするというのです。
具体的な効果としては、
- ストレス・疲労感を軽減
- 風邪を引きにくくなる
- 記憶力が上がる
- エネルギーが沸いてくる
などがあります。
真冬にアバントをする際には必ず靴と帽子を着用しなければなりません。(特にサウナから海に移動するとき)
高温のサウナの中からいきなりマイナス20度の外へ出ると、凍った道の上に足がくっついてしまい取れなくなったりするためです。帽子は寒暖の差から頭を守るためです。
アバントを始めたきっかけ
これは当時フィンランドの大学で博士課程の学生だった夫のボスの勧めでした。ボスはこのアバントが大好きで、冬になると奥さんと一緒に毎週一度は行くほどのはまりっぷり。ボスのお勧めとなれば行くしかありません。
サウナの後に凍った海に飛び込む?と半ば半信半疑でしたが実際に行ってみてその凄さに驚かされたのは言うまでもありません。
まさに、百聞は一見にしかず!!
↑これはサウナで体を十分に温めて海に入るところの写真です。
↑これは海に入ってからサウナに戻るところの写真です。
私の個人的なアバントの感想
最初、氷の浮かんだ海に入るときはなかなか勇気が出なかったのですが、サウナで温まった体が外気の寒さで急激に冷えて行くのを感じ、これはいかん!と思い入る決意をしました。
入ったときは本当に死ぬかと思いました。
でも、海から出た後は体の血流がぐるぐる回っているのが自分でも感じれるほどすごいのです。冷えた体を一生懸命温めようとしている自分の体の反応を感じたときには、なんだか生きてるって感じがしました。
結果、
アバントの後はとても気持ちがすっきりして、心も体も軽くなりました。
しかし、さすがに100度の気温差を体験している体はその後とてつもない倦怠感に襲われます。でもアバントの後はいつもぐっすり眠れて、翌日とても気分が爽快なのです。私はこのアバントがくせになり、その後も何度も通いました。
もちろん、心臓の悪い方や子供、お年寄りにはこのアバントはおすすめできません。健康な体を目指す大人がアバントをするのですが、逆に健康な人でないと出来ないですよね・・・。
最後に
いかがだったでしょうか。
前から知っていたアクティビティもあれば、初めて聞いたものもあったのではないでしょうか。
これからフィンランドに旅行を計画されている方、ぜひ今日ご紹介したアクティビティを体験されてはいかがでしょうか。
他にもフィンランドに関する記事を書いています。ぜひご覧くださいませ♪
↓出産についてはこちら↓
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日本語、韓国語、英語のフリーランスの翻訳家として活動しています。
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