独学英語勉強法

留学経験ゼロ文系出身の私が日系メーカーで海外客先を担当をするまで

国際的な仕事をしたい、英語を使って仕事してみたいと考えている学生の方はけっこういると思います。

2005~2009年に大学生をしていた私もそんな学生の一人でした。

その後、紆余曲折あり、現在は海外客先を担当しています。

日々、英語でメール処理をし、商談および現場監督のため海外出張をすることが日常の業務となりました。

 

この記事ではどのような経緯でそのような仕事をするに至ったか、また普段はどのような英語学習をしているか紹介したいと思います。

英語に興味をもった理由

私はもともと英語にまったく興味を持っていませんでしたし、むしろ嫌いな科目でした。

それというのも、私もほとんどの日本人同様、中学で初めて英語の勉強を開始したのですが、スペルと発音が一致しないことに激しく拒絶反応が出ました。

また将来は大工になろうと考えていたので、中学を卒業したら工業高校に進学し、その後は工務店にでも就職して親方の下で修行しようと考えていたので、英語は私の人生に必要なものだと思えなかったのです。

そうゆうわけで、英語は肌に合わないし、必要性も感じていなかったため、中学一年のころは単語テストだけ頑張る生徒でした。

海外に興味を持った中学時代

状況が変わったのは中学2年から3年のころに、ハリーポッターをはじめ海外のファンタジーにのめりこんだことがきっかけでした。

思春期特有の鬱々とした日々を送っていた私は、海外ファンタジーを読むうちに、未知の世界へのあこがれを強く持つようになりました。

そのころの私にとっての未知の世界は、ヨーロッパの古い町並だったり、アジアの雑踏であり、想像を膨らませるうちに徐々に海外へのあこがれを強く持つようになりました。

 

またこの時期に私の海外志向を決定づけたのが、「バックパッカー・パラダイス―旅人楽園」という漫画でした。

詳細は省きますが、この記事を読んでいる方には、私同様、楽しんで読んでいただける思います。

この本を通じて、海外に行くのはそんなに特別なことじゃない、自分にもやれるかもしれない、という想いを持つに至りました。

大学時代にしたこと

中学から高校にかけて海外に関心を持つようになった私は、国際関係の学部に進学しました。

ただ国際関係の学部といっても、生徒のほとんどは日本人であり、自動的に英語がうまくなるようなことはありませんでした。

海外の姉妹校との交換留学制度もありましたが、英語圏の姉妹校に選抜されるのは各学年から1名であり、相変わらず英語のできない私は応募する気にもなれずあきらめていました。

 

大学時代の私にとって良かったことは、TOEICを格安かつ頻繁に受験できたことでした。

学内ではTOEICのIP試験が頻繁に実施されており、当初はたいした対策もせずに毎回受験していました。

 

1年生は最初のオリエンテーションが終わると直ちにTOEICの受験が課され、私が人生で初めて受験したTOEICは550だったと記憶しています。

その後、何度も受験するうちにテスト形式にも慣れ、650点まで上昇しました。

 

そこからは頭打ちになったのですが、英語に関する講義をこなすうちに700点台をとれるようになりました。

当時は700点台をとれる学生はそれほどいなかったので、調子に乗ってしっかりTOEIC対策をするようにしたところ790点まで上昇しました。

 

私が就職活動をしていた2007~2008年当時は、今ほどTOEIC対策をしている学生が少なかったので、790点という点数はそこそこ評価されました。

もともと大工になろうと考えていた私は、海外と関わる仕事をしたい気持ちとモノづくりに関わりたいという気持ちをもって就職活動をしました。

 

ここで気がついたことがありました。

多くの日系メーカーは英語のできる人材を探している、しかし理系出身の学生は英語を苦手としていて仕事で海外になんて行きたくない、というケースが多いということでした。

そこで私は、メーカーと機械商社を中心に就職活動をし、数社から内定をもらうことができました。

日系メーカーで働いている今だから分かりますが、設計者でもない限り日系メーカーは出身学部にそれほどこだわっていません。

文系出身であっても、海外で働きたいという志向を持っていて、製造業に携わることにやりがいが見いだせれば、多くの日系メーカーは文系出身者を雇用します。

嫌々で海外の仕事をする理系出身者より、将来の目標をもって製造業の知識と技術を学ぼうとする文系出身者を多くの企業は評価してくれます。

 

そんな経緯で、理系出身者より少しだけ英語が得意な私は、日系メーカーに就職することとなりました。

海外駐在するためにしたこと

海外で働きたかった私は、就職活動の面接の際には必ず「将来は海外駐在したい」と希望を伝えるようにしていました。

それは日系メーカーに就職した後も変わらず、定期面談の際には「3年後に海外駐在したい」と伝えていました。

そのためには機械の技術や知識の習得が必要であり、文系出身者の私には慣れないことの連続でしたが、なんとか仕事をこなすようになっていきました。

 

私にとって幸いだったのは、就職した会社が造船関係であったため、

  1. 顧客の半分が海外客先であったこと
  2. 上海に子会社を持っていたこと

でした。

海外駐在をする前に、日々の顧客とのやり取りで英語を使える機会があり、将来は子会社に出向するチャンスがありました。

 

このころは海外駐在するため、同期より仕事をこなすこと、英語を習得することばかり考えていました。

同期より仕事をこなすことに関しては、具体的な目標をもっていなかった同期ばかりだったのでそれほど難しくありませんでした。

 

しかし英語を習得することにはとにかく苦労の連続でした。

英語のメールは時間をかけてなんとかこなしていましたが、海外からかかってくる電話には先輩に助けを求めてばかりでした。

 

これではいかんと、オンライン英会話をやったり、大学時代の参考書をやったりしましたが、継続できずいまいち自信を持つには至りませんでした。

それでもこの頃、仕事に必要な機械用語を英語で分かるようになったことは後の駐在生活で大いに役立ちました。

今になって思い返してみると、私がやっていた勉強は一般的な内容が多く、もっと仕事に直結することに絞ってやるべきだったんだと思います。

 

仕事を始めて3年ほど経ったころ、他の同僚よりは英語ができること、仕事をまじめに取り組んでいること、海外駐在を希望していること、が評価され、次の海外出向者の候補としてノミネートされるようになりました。

就職して3年目の12月、あたらめて海外出向に対して意向を聞かれた私は迷うことなく希望を伝えました。

その後、幸運にも前任者が帰国するタイミングと相まって、私は仕事をはじめて4年目の4月に海外駐在員として上海に出向することとなりました。

海外駐在中の英語と中国語について

英語のメールはできても、しゃべれない私は、駐在当初、現地スタッフとのコミュニケーションにかなり苦労しました。

しかし、日本にいる間に機械の専門用語を英語で覚えていたため、必要最低限の意思疎通は徐々にできるようになりました。

 

駐在中に一番、英語のスピーキング力を伸ばすのに貢献したのは、現地のスタッフをとにかく説得しないといけない瞬間でした。

彼らは私よりも年齢も上で知識も経験も豊富でしたが、顧客の満足するサービスを提供するには日系メーカーのサービスの在り方を理解してもらう必要がありました。

 

日本企業のサービスというのは時に過剰に感じられるので、中国人スタッフからしたら「理解できない」、「意味がない」と言われることがよくありました。

それを納得してもらうため、感情を抑えつつ、あの手この手で伝えようと頭の中で想定問答を繰り返している時が最もスピーキング力向上に貢献した瞬間だったと思います。

 

仕事というのは、共通の目的を果たすために、効率のいい計画を立てて実行に移すことですから、相手は私の話を聞かないといけないですし、私もより伝わる英語を話さなければいけません。

そのような環境でしたので、ネイティブ的な表現を覚えることありませんでしたが、シンプルでストレートだけど最低限の礼は失しないような英語を覚えるよう心がけました。

 

現地での中国語習得

中国語に関しては、現地にいるから自然に覚えるということは全くありませんでした。

生きていくうえで必要最低限の表現(タクシーに乗ったり、レストランで会計したり)は覚えますが、それ以上はあらためて勉強しないと習得できないということを実感しました。

私がしている英語勉強法と習慣化について

2015年に帰国したあとは、引き続き、英語の勉強を続けています。

現在、私が主に取り組んでいるのはTOEICのパート3と4の音読とシャドーイングです。

英語を仕事で使ってみてあらためてTOEIC教材を見直してみると、ビジネスに絞った単語で構成されておりビジネスパーソンには学習効率が高いと感じています。

とくにリスニングパートの3と4は、高校で習うレベルの語彙で構成されており、TOEFLやIELTSなどででてくる難解な語彙がほとんどないことが良いと思います。

現在の私の仕事で求められるのは、シンプルだけど失礼のない英語表現、ですから中学、高校レベルの単語を瞬間的に使えるようにする必要があります。

ビジネスで必要な平易な表現をまんべんなく学ぶためには、TOEIC教材を上手に活用することが効果的だと思っています。

 

TOEIC教材以外には、リーディングのため「Newsela」というネットニュース、ライティングのためIELTSのライティングパート1の教材をやったりしています。

*IELTSのライティングパート1はグラフの内容を説明したり、データに対する意見を述べたり、仕事をするうえで役立つ表現が多いです。

学習の習慣化

学習の習慣化について書きたいと思います。

私は学生時代から海外で働きたいという強いモチベーションがあったにもかかわらず、新しい教材を買っては途中で投げ出し、ということを最近まで繰り返してきました。

強いモチベーションがあっても勉強を習慣化させるのは本当に難しいということをいまだに実感しています。

現在は幸いにも英語学習のための自習室を利用することで勉強を継続することができています。

現在はこのような自習室や勉強仲間を探すためのツールがいろいろあるので、そういったツールを上手に活用して習慣化をさせることが勉強以前に最も大事なことだと思います。

さいごに

以上、私が海外とかかわる仕事をするためにしてきたことを紹介しました。

学生の頃というのは、「Business to Business」の仕事をあまり知らないので、海外とかかわる仕事というと通訳者だったり、旅行会社の添乗員を浮かべがちだと思います。

しかし、実際は多くの日系メーカーが海外に進出しているので海外で仕事をすることをいとわない人材を探しています。

メーカーには技術者だけでなく、営業、企画、総務など様々な人間が働いています。

上海駐在時代に知り合った日本人の中には、営業や総務として海外赴任している人も多くいます。

まとめ

下記まとめが海外を目指す方にとって一個の指針になれば幸いです。

  1. TOEICの点数は就職活動する際に大きなアピールになる
  2. 日系メーカーは海外顧客が多く、また海外駐在のチャンスがけっこうある
  3. 文系出身者であっても英語力があれば日系メーカーは評価してくれる
  4. 海外出向の意思を伝え続けること
  5. 勉強法も大事だが、勉強する環境や仲間を探して習慣化させることはさらに大事
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留学経験ゼロ文系出身で日系メーカーに入社。英語を使って海外客先を担当しています。中国に数年駐在しました。