まぁ、もう自明なのですが、日本の英語教育は失敗しまくりです。
あてにしないほうがいいです。
わかりきったことを書くなと言われそうですが、Twitterの英語界隈を見ていると、以下のように思ったので記事にしてみました。
Twitterで頻繁に目にするのが、
「TOEICや英検なんかやっているからダメなんだ」
みたいな論調ですね。
特にTOEICに対しては批判が多いです。
「TOEICごとき・・・」
みたいな言い方をされる教育関係者が多いですよね(一部の人ですよ)。
しかし、日本人の英語の資格試験はOECD諸国の中ではほぼ最下位なんですよ。
TOEICだけじゃなくて、
TOEFLも
IELTSも
なにもかも最低レベルなんですよ。
韓国とかは一流大学に行くには英語の資格試験が義務付けられていて、TOEIC950点とかざらで、学生でも満点取る人がいます。
TOEFLも90点以上とか、100点を超える人も少なくありません。
一方、
日本の資格試験では学べない(?)はずの「高尚な英語」を学んだ学生たちの資格試験の点数はどうでしょうか。
ご存じの通り、超絶点数が低いんですよ。
一部の教育関係者が猛烈に「TOEICごとき」と批判しているTOEICの点数すら低いんですよ。
なんででしょうか?
なんでですかね?
勉強の仕方が偏っているからだと個人的には思います。
TOEICは実際にそんなに難しい試験ではありません。
でも、とても良い試験で、英語力が上がらないと点数は±50点ほどにおさえられるようになっています。
ちゃんとしたネイティブが作っているので、よくできた試験です。
でも、別に難しくないんですよ。
割と簡単です。
語彙レベルも英検1級よりは比較的簡単です(1級レベルの語彙も出ますけどね)。
でも、そんな簡単な試験の点数も取れないのが日本人です。
で、一部の「TOEICなんか・・・」みたいなことを言う人に、一部の学生は英語を習っているのですが、
えーーーーー、そのTOEICすら点数取れてないじゃん。
ってことを私は言いたいだけです。
もちろん、大学生の中にはちゃんと対策をすれば、高得点を取る人たちはいます。
しかし、総じて、諸外国よりも点数が低い。
特に、先程の韓国とは大きく水をあけられています。
もちろん、経済規模などは日本がはるかに大きいので、日本人は韓国のように国外に行くモチベーションはないと思います。
環境的には、日本のほうが明らかに英語を得意にするには不利です。
いや、それでもですよ。
この何十年、何してるんですかね?
どんだけできないんでしょう。
この時代に英語できないって、大丈夫ですか・・・???
諸外国エリートは、英語どころか、2~3か国語できて当たり前の風潮ですよ。
大丈夫か、日本!!!
原因の一つには、偏った読解中心主義があると思います。
日本の英語教育って、読解中心過ぎませんか?
入試問題見ればわかりますが、ほぼ読解問題ですよ。
読解に偏り過ぎです。
私は、大学受験塾を経営しているので、毎日教えていますが、良問も多いけど、これじゃあ英語できるようにならんよね、ってくらい読解重視です。
しかも、
英語を職業にしている人でもわからない和訳問題が大学入試には出ることもあるのですが、それを学生が解けるはずがないじゃないですか。
見せ菓子 ≒ 大学のプライドでしょうね。
そんな問題を出して、大学は何をしたいんでしょうか。
別に悪問ではないです。
特に、東大とか早稲田って、良い問題を出すんですよ。
読んでいて素晴らしいと思うことも多々あります。
しかしですね、もう少し学生がバランスよく学習できるように工夫してくれませんか。
2次試験にリスニングがある東大や国際教養系の大学はまだマシですが、その他の大学・・・。
TOEICレベルの英語はですね、真っ当な英語の勉強の仕方をしていれば、点数取れるんですよ。
それに、1年もあれば、結構話せるようになりますよ。
日本人の頭脳は他の国と比較して、底辺なはずはないです。
一部の人がバカにしている「TOEIC」や「英検」といった簡単な資格試験の点数すら取れないのが日本の英語教育の実力なわけですから、
もう少し読解以外の部分を工夫しませんか。
というお話でした。
ちゃんちゃん。