というお悩みを解決できる記事です。
・seem/appearが苦手
・seem/appearのパターンを整理したい
・4択や整序問題を迷わず解きたい
という方におすすめの記事です。
厳密な説明は大学の先生や専門家の作った辞書にお任せして、頻出パターンだけを理解しておきましょう。
▼もくじ
① SVCの代用
【暗記パターン①】
S seem 形容詞.
S appear 形容詞.
She is happy.(彼女は幸せだ。)
be 動詞の位置に、他の動詞を使うことが可能です。
つまり、
She seems happy.
She appears happy.
「人にとっては、Sは形容詞のようだ」
のときに、to 人が使われるときがあるよ!
特に、seemと形容詞の間に挿入されるときが難しい。
整序問題などでは要注意!
S seem <to 人> 形容詞
≒ S seem 形容詞 <to 人>
S appear <to 人> 形容詞
≒ S appear 形容詞 <to 人>
※<to 人>は不要なときは省略可(副詞句だから)
② seem to Vは動詞の前に「挿入」する
【暗記パターン②】
S seem to V
S appear to V
類例
S want to V
S need to V
want to Vのように、動詞の前に挿入して意味を付け加えることができます。
I am a student.
↓
I want to be a student.
同じ要領で、
He is a student.
↓
He seems to be a student.
He appear to be a student.
この考え方は厳密にはちょっと正しくないかもしれませんが、この考え方が得するときがあるんです。
②の応用A:There is Sの前にseem to Vを挿入すると?
【暗記パターン②の応用A】
There seems to be 単数名詞
There appears to be 単数名詞
There seem to be 複数名詞
There appear to be 複数名詞
There is S 構文というのがあります。
There VSという倒置の構文です。
この[There is S] の[is]の前に[seem to V]を挿入してみましょう。
There is a bird on the tree.
↓
There seems to be a bird on the tree.
There appears to be a bird on the tree.
となります。
②の応用B:①の用法は②のto beの省略と考えてもよい
【暗記パターン②の応用B】
S seem to be C
= S seem (to be) C
①の用法は、
He is happy
↓
He seems to be happy
She seems(to be) happy.
(※①の用法:S seem 形容詞)
のように、to be が省略されていると考えることもできます。
seem to be 形容詞
のとき、比較級・最上級が可能な形容詞の場合は省略可能です。
③ to V ⇔ that節(繰り上げ構文)
【暗記パターン③】
It seems [that S V].
↓
S seem to V
S seem to have Vpp
that節内のSをitに代入します。
繰り上げて代入するから「繰り上げ構文」と呼ばれています(←たぶん笑)
接続詞のthatのうしろには必ずSVじゃないといけないのに、that節内にはVしか残っていません。
なので、Vだけと相性の良いtoVを使うことにするわけです。
↓図解するとこんな感じです↓
①のパターンの「メモ」のところに同じことが書いてあるけど、
<人にとって~>という意味を入れたいときに<to 人>が挿入するときがあるよ。
そのときは、seemとthatの間に入ってくるから、整序問題などでは要注意です!
It seems <to 人> that SV
It appears <to 人> that SV
※<to 人>は不要なときは省略可(副詞句だから)
↓繰り上げ構文については、以下の記事をご参考ください↓
まとめ
3パターンをおさらいしてみましょう。
① S seem 形容詞
② S seem to V
③ It seems that SV ⇔ ② S seem to V
この3パターン以外には、seem as if SVとか、seem as thoughとか、seem like SVとかあります。
でも、とりあえずはこの記事の3つを理解してから覚えておけば、だいぶ頭が整理されて問題も解きやすくなると思います^^
ここまで読んだやる気のあるあなた!繰り上げ構文もチェックしておきましょう^^