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英語の勉強法がわからないんだけど・・・
オススメの英語勉強法の本って何かあります?
というお悩みを解決できる記事です。
- 大学受験生
- 英語が苦手な中高生
- 英語を学び直したい社会人
などの方に役立つ記事となっております。
受験英語の神様
「受験英語の神様」と呼ばれた伊藤和夫先生を知っているでしょうか。
伊藤先生先生はだいぶ前にお亡くなりになっていますが、駿台の英語科主任を30年ほど務め、「ビジュアル英文解釈」「英文解釈教室」などなど、超有名な参考書を世に残しています。
私も上記2冊を何度も繰り返し読んだことがありますが、彼がいなかったら、「今有名な英語講師の方でも違う職業をしていたのでは」と思うくらい、たくさんの英語講師が影響を受けた人物です。
彼が亡くなってから20年ほど経った今でも、Twitterで話題になったり、「[新版] ルールとパターンの英文解釈」という本が出たり、まだまだ彼の作った英語の世界は生きていると言えるでしょう。
一部の予備校講師の方は、伊藤和夫先生のことを敬して伊藤和夫氏ではなく、「伊藤和夫師」と呼ぶそうです。
私は自身は、彼を神様みたいに崇めていませんが、彼から得たものは多いです。
伊藤和夫師の英語学習法について
伊藤和夫と生徒二人の会話形式で構成されています。
生徒の質問を伊藤和夫が答える形なので、いろんなお悩みにの答えを得ることができると思います。
- 単語
- 文法
- 読解力Ⅰ(読むことと訳すこと)
- 読解力Ⅱ(速読について)
- 作文力
- 志望の大学についてどう対処するか
上記6つのことが書かれています。
単語の勉強法:復習の仕方
この本の第1章に書かれているので、やはり基礎として一番大切なのが「単語」と言えるかもしれません。
単語の記憶法で私も今も同じように指導しているのが、この本「伊藤和夫の英語学習法」からヒントを得たものです。
【単語の復習の仕方の手順】
- 長文中の知らない単語にマーカーを引く
- その未知語の和訳部分にマーカーを引いておく
(和訳が別冊など使いにくい場合は欄外や余白にその単語の意味をメモしておく) - 復習時は3段階でチェック
① 単語を見て訳を言えたらOK
② パッと見で訳を言えなかったら、その単語の前後を読んでみる。それで意味を思い出せたらOKとする
③ ②でもダメなら、要復習として違う色のマーカーや印をつけておく
- ①から③の単語を随時復習したり、本を読み終えたら前からまた順々に確認したりする
左に英文、右に和訳のテキストは勉強しやすい
これは個人的な好みではありますが、上記のように単語を復習するには、
速読英単語のような形式で、かつすぐ近くに和訳が書いてある本が効率よく学習できるでしょう。
最近出てオススメしているのが、「出る出た英語長文」シリーズです。
「出る出た」に関しては、以下の記事にまとめています。
最近はレイアウトがとても見やすくなってきているので、使いやすい本が増えてきました。
他にオススメの本も紹介しておきます。
最近は他にもたくさん使いやすい本が出ていますよ!
英文自体の質は名著のほうが良いのかもしれませんが、使いやすさを考慮したレイアウト、モチベーションの維持を考えると、英語に慣れるまでは上記のようなシリーズを使うのがベストと言えるでしょう。
熟語の勉強法:どれくらい覚えればよいのか
伊藤和夫師は、
ということをこの本の中で言っています。
理由はとても明快です。
・頻出の1000熟語くらい覚えると8割の問題は正答できる。
・9割取ろうと思うと、もう1,000熟語覚えないといけない。
・10割取ろうと思うと、さらに2,000熟語覚えないといけない。
つまり、熟語で満点を狙うのなら合計4,000語も覚えないといけない・・・
ということだそうです。
この考え方は間違いなくて、私も大学受験生をメインに英語を教えていますが、熟語はかなり覚えてもどうしても知らないものが出てきます。
それであれば、重要単語を深く学んだり、派生語を覚えたりしたほうがお得だという確信を持って言えます(←これにも物凄い時間がかかりますが、費用対効果がこちらのほうが高いと言えます)。
そもそも熟語集って1,000語くらいしか載っていない本ばかりなので、4,000語も載せている本を見つけるほうが大変です。
本当に探そうと思うと、書店で見つけられるものが「熟語辞書」的な本になってしまうので、1万語くらい載っている本になってしまいますね(笑)
それなら1,000熟語程度が掲載されている市販の熟語集1冊に絞って完璧にしたほうが、効率が良いと言えるでしょう。
まとめ
本質的な英語の勉強法を求めている受験生や社会人、若手の英語講師の方にはおすすめの本です。
薄いですが、英語学習のヒントが満載です。
Amazonでは売っていないようなので、在庫のある本屋から取り寄せるか、古本屋で見つけたら買いだと思います。
伊藤和夫の英語学習法―大学入試 (駿台レクチャーシリーズ)