海外での育児に興味がある!!
これから海外で育児をすることになるかもしれないんだけど日本と海外ではは何が違うんだろう・・・
こういった方へ少しでも参考になればと思い書いた記事です♪
以前に、「海外と日本での検診・出産準備・出産時の違い」という記事を書きましたが
今回は海外(フィンランド)での育児についての記事です。
私は長女を出産してからちょうど1歳になるまでフィンランドで育児をしました。
(その後イタリアへ移住)
フィンランドでの育児を一言で表すならば、
フィンランドは育児をするには本当に素晴らしい国だった!!!
ということです。
もう本当に、この一言に尽きます。
この記事では、私が実際にフィンランドで育児を経験してみて具体的に良かったことをお届けしていきたいと思います。
▼もくじ
フィンランドの粉ミルクについて
フィンランドでも基本的には母乳が推奨されていますが、もちろんミルクだって売っています。
日本で使う粉ミルクもありますが、フィンランドはすでに調合されている液体ミルクが主流です。
すでに調合されているのでお湯も必要なく、ただ適温に温めさえすればいいのでとても簡単かつ便利です。
私は最初あまり母乳が出なかったのでこの液体ミルクにとてもお世話になりました。小さいものは200mlの大きさのものからあるので無駄にすることなくいつも衛生的に使用できます。
フィンランドのショッピングモールなどに行くと必ずキッズルームのようなところがあるのですが、そこには必ず電子レンジが置いてあって、お母さんたちが赤ちゃんのミルクを温めるために使います。家から持ってきた離乳食を温めて赤ちゃんにあげるお母さんたちもいます。
離乳食について
フィンランドでは早くて4か月、遅くとも6か月から離乳食を始めます。
フィンランドは市販の離乳食がとにかく豊富!!
その理由は、フィンランドには共働きの夫婦が多いからみたいです。
共働きでなかなか毎回離乳食を手作りを準備するのが難しい家庭にとって、離乳食のバリエーションの多さはとてもありがたいもの。
離乳食には、
- 野菜や果物のピューレ
- お肉とお野菜の離乳食
- ミートソースパスタ
などなど、生後4か月から3歳まで食べれる瓶詰の離乳食がたくさんあります。
ちなみにこちらがフィンランドのスーパーの離乳食売り場↓
大きなスーパーになるとさらに離乳食売り場は大きくなり、冗談抜きで私の地元のスーパーと同じ規模くらいの広さを占める離乳食コーナーになります。
私はこのカラフルで色んな種類のある離乳食売り場のコーナーが大好きでした。長女が産まれてからはスーパーに行くと必ず離乳食コーナーに行っていました。
共働きだとなかなか子供の離乳食を作る時間がありませんよね。でも、フィンランドではこれだけたくさんの種類の離乳食がスーパーに揃っているので、働くパパ・ママにとってはとっても助かるのです。
私の場合、離乳食を自分で作ることもありましたが、長女は市販のものも良く食べたので、旅行に行くときや外出するときなどはほとんど市販の離乳食を持っていって食べさせました。
特に夏などは衛生面で手作りの離乳食は少し心配だったりもしたので、これは本当にとても助かりました。
市販の離乳食が安い!
フィンランドの市販の離乳食はお値段もとてもお手頃です。
例えば、生後4か月から食べれる果物のピューレなどはひとつ(125グラム)50セントもしません。今日(2018/7/12現在)のレートで計算すると日本円でだいたい66円です。
お肉の入った離乳食もひとつ1ユーロ前後で買えます。1食1ユーロ前後で購入できるのでしたら、お財布にも優しいですよね?
カフェにも離乳食が置いてある
フィンランドでは、カフェにも離乳食を置いているところが結構あります。スプーンなども普通に貸してくれます。
出先で急に用事が出来たのに離乳食を持ってきていない!といった緊急の時などに私はとっても助かりました。
《フィンランドの市販の離乳食の良いところベスト3》
- 種類が多いので、色々な種類を子供に食べさせることが出来る!結果、子供が飽きることなく離乳食を進めることができる。
- 外出先での子供の離乳食を簡単に解決できる!特に夏場の熱い時期は衛生面での心配もなし。
- 安くてとても経済的。
おむつ替えをする場所について
お母さんたちにとって小さいお子さんと一緒に外出する際に一番気になるのがは、”出先におむつ替えをするスペースがあるか”だと思います。
フィンランドではどこにでもおむつ替えのスペースがあるのか
はい、フィンランドではこれは一切心配いりません!
フィンランドではあらゆるところにおむつ替えスペースが設置されています。
ほぼ、どこにでもあると言っても過言ではないと思います。
具体的にどこにあるの?
例えば、
- 市役所
- 図書館
- 町のカフェ
- レストラン
- 野外の特設会場
などいたるところにおむつ替えのスペースがあります。
更に、驚くなかれ!
男性トイレにもおむつ替えのスペースがあるのがフィンランドでは一般的です。
長女をフィンランドで出産し子育てした経験のある私にとって、日本で次女を出産したあとのこの”出先でのおむつ替え問題”はとても深刻なものでした。
次女が産まれてからしばらくは、いつもお出かけ先は大きなショッピングモールだけだったような気がします。
日本でももう少し色んなところにおむつ替えをするスペースがあったらお母さんたちの活動範囲も広がると思います。
電車
フィンランドの電車には女性専用車両ならぬ”子供専用車両”があります。
子供専用車両ってなんやねん?!と思った方いらっしゃると思います。
それではフィンランドの子供専用車両の中の様子を写真でお届けします。
ワン、ツー、ッスリー!!
これ、ほんまに電車かいな?!と思ったあなた、はい。これ本当に電車の中です。
電車の中がまさにアスレチックのようになっています。
フィンランドの電車にはこの”子供専用車両”というのがあり、小さいお子さんをお連れのお母さんたちが愛用しています。
ちなみにベビーカーをそのまま駐車するスペースもあるので、駅についてもベビーカーをたたむ必要もなくそのまま電車に入れます。
そして中に入ると子供の喜ぶこんな素敵な遊び場があるので、お母さんたちは自分のしたい読書をしたり、お友達とお話したりとても快適な移動時間を過ごすことが出来るのです。
子供もお母さんが近くにいると安心して遊べますよね♪
どこでもバリアフリー
フィンランドはいたるところバリアフリーで出来ています。
例え短い階段だったり、少しの段差でもほとんどの場所には車いすやベビーカーがそのまま通れるバリアフリーが設けられています。
なので私は、街でベビーカーを押していて不自由だと思ったことが一度もありません!
歩道も広く、歩行者と自転車に乗った人が行く道が分かれていてベビーカーを押して歩いていても一度も危険を感じたことがありませんでした。
さすが子育て大国、フィンランド!
という感じでした。
今住んでいるイタリアでは駅なども階段だけのところが多く、子供が座っているベビーカーをそのまま担いで階段の登り降りをしなければなりません。
フィンランドでの育児が当たり前になっていた私にとってこれはもはやカルチャーショックでした。
今になって、フィンランドでの子育て環境がいかに素晴らしかったかを痛感している次第であります。
最後に
今回はフィンランドでの育児(乳児期)についてお話しましたが、海外と日本での育児、違うところはたくさんありますよね。
国それぞれ良い点、あまり良くない点があると思いますが、ただでさえ大変な育児。
出来るだけストレスフリーな環境で出来るのが理想的ですよね♪
この記事が、これからお子さん(家族)と一緒に海外へ旅行、移住を考えていらっしゃる方たちへの少しでも参考になればと思います。
他にもフィンランドに関する記事を書いています。ぜひご覧くださいませ♪
日本語、韓国語、英語のフリーランスの翻訳家として活動しています。
翻訳のお仕事のお問合せ・ご依頼は以下のお問合せフォームからお願いします(^^♪
[contact-form-7 id=”11450″ title=”翻訳のお問合せ”]