というお悩みを解決できる記事です。
この記事は、
- 英語を独学で勉強しているけど伸び悩んでいる方
- これから独学で英語を勉強する方
- 解説の詳しい本を探している方
などに役に立つと思います。
▼もくじ
学習参考書は解説がとても詳しい
英語の勉強を独学で始めるなら、学習参考書がイチオシです。
その理由は「とにかく解説が詳しい」からです。
英検やTOEIC用の問題集は、解説が非常に薄く理解がしにくいものが多いです。
公式系は最たるもので、公式ですから問題の質は非常に高いのですが、「単語の訳」と「全訳」くらいしかないかも・・・くらい解説が薄いです。
もちろん、薄い解説で事足りる問題もありますが、簡単な解説でわかってしまう問題は、単純な暗記レベルの問題が多く、それでは本質的な英語力は上がりにくいのです。
本物の読解力とは?
- 英文の構造に則って正確に読める
- なぜその訳になるのか、なぜその選択肢が答えになるのか、自分で論理的に説明ができる
だと考えます。
「なんとなくそういう訳になる」
とか、
「たぶんこれが答え」
のような勉強法では、TOEICで高得点を取ったり、英検1級を取ったりすることはできません。
やはり、
「〇〇の理由で、答えはA」
というように明確に説明ができないと、資格試験でも高得点を安定して取ることは難しいのです。
せっかく時間とお金を投資するなら元を取るべき
人生で使える時間とお金は有限です。
大半の人は「せっかく買った本なので元を取りたい」と考えると思うのですが、元を取るのがとても難しいのが英語資格試験関連の本と言えます。
最近はだいぶマシになってきましたが、それでもやはり資格試験系の本はかなり作り込んだもの以外は、あまりオススメしません。
資格試験の本を使いたい場合は、ある程度レベルが上がってから使うのがベストです。
学習参考書はかみ砕いた解説が多い
最近の学習参考書は解説がとても詳しい本が多いです。
苦手な人専用に書かれているからだと思います。
学参業界は少子化の影響もあってか全然本が売れないそうです。
絶版になる有名な本も増えてきました。
そのような背景もあってか「売れないアッサリ解説の本」ではなく、「とにかく解説が詳しい本」がどんどん出てきています。
資格試験には英文法の問題があまり出ない
みなさん、最初につまずくのは英文法だと思います。
英語の基礎は、「発音・文法・単語」の3つと言われていますが、
TOEICも英検も発音と単語は必要です。
リスニングがあるので、単語の発音がわからないと聴けません。
しかし、英検は英文法の問題が出ません。
なので、「英検系の本で英文法を詳しく解説している本はない」と言っても過言ではないでしょう。
TOEICは英文法の問題がありますが、出る範囲が決まっているため、TOEICの文法問題集をたくさん解いても網羅性がありません。
つまり、資格試験をメインに勉強すると、英文法があやふやなまま学習を続けることになってしまうのです。
学習参考書は英文法の解説が丁寧な本が多い
学習参考書を買うのは、高校生が一番多いと言われています。
高校受験はなんとなくでクリアできてしまうことが多く、対策もそこそこしかしない学生が多いのです。
そうやって、なんとな~~~く勉強してきた高校生が、いざ「大学受験のためにちゃんと対策しよう!」と思って大学受験用の学習参考書を買います。
でも、そもそもその科目についてあまり理解していないので、難しい本は使えません。
で、解説の詳しい本を探しさまようわけです・・・(笑)
詳しく丁寧に解説してる本の需要が多いのは、このような背景があります。
学習参考書は英文の構造解説がされているものが多い
これ大切です。
英文の構造解説がないと、単語と単語を繋ぎ合わせて、なんとなく訳して終わりということになりがちです。
「よくわからないんだけど、たぶんこんな感じ・・・」
という感じで読んでいる人は背景知識をヒントに読んでいることが多いです。
つまり、推測です!(笑)
長文読解の点数に、波がある人がいます。
特に、「試験の長文にアタリ・ハズレがある」というようなことを言う人。
それ・・・、背景知識がある長文だったのか、そうじゃないのか、とうだけです。
もちろん、難易度が低い場合も「アタリ」に分類されますが、背景知識をあまり持っていない分野の英文、構造が難しい英文に遭遇すると、一気に正答率が落ちます。
こういった問題を解消するには、構造解説の詳しい本を使うのがベストです。
写真のように構造解説が載っている本を使うと、慣れるまでは自分の解釈が合っているのかを一文一文確認していくことが可能です。
この場合、確信をもって読み進められますし、間違っていた場合もすぐに解説することができます。
学習参考書はレイアウトが復習しやすい
学習参考書は資格試験と相性が良い
特に、英検、TOEFL、IELTSと相性が良いです。
TOEICだと、記事問題(アーティクル問題)は構造が複雑なことが多いので、英文の構造を分析して読む訓練をしていないと、正確に読むことは難しいでしょう。
主語が長かったり、一文一文が長いことが多いのが特徴です。
学習参考書は名著が多い
学習参考書は、かなり古い本でもいまだに売っていることがあります。
長い年月生き残ってきただけに、それだけ中身が良質であるとも言えます。
例えば、「ビジュアル英文解釈(上)(下)」は、30年以上も前に出た本ですが、いまだに売れ続けている伝説の教材です。
レイアウトなどはさすがに見にくいですが、解説も詳しく、体系的に英文を読むことができるようになります。
有名な学習参考書
古いものはレイアウトが見にくいことが多いので、比較的新しい本をご紹介していきます。
英単語
「速読英単語」シリーズは有名だと思います。
また、鉄緑会の「東大英単語 鉄壁」は、読み物として楽しい本です。
多義語や基本語を極めたい人は、「語感で覚える重要英単語」が最高にオススメです。
英文法
「大岩のいちばんはじめの英文法」が、英語をやり直す人にはとてもオススメです。
さらに、詳しい本もあります。
「総合英語」というジャンルの本がたくさん出ています。
「ジーニアス総合英語」は、ジーニアス英和辞典から来ているので、例文の質が高いと思います。
個人的なオススメは「Vision Quest 総合英語 Ultimate」ですが、残念ながら取り寄せしないと手に入りません。
英熟語
「速読英熟語」がイチオシです。
先ほどの速読英単語シリーズと同じシリーズですが、その中でもこれが一番のオススメです。
熟語の本って覚えにくい本が多いのですが、この本は文章中で覚えられるように工夫されており、1冊やり切れば、かなり熟語を覚えることが可能です。
速読英熟語に関しては以下の記事でも取り上げています。
語法
語法って意外と盲点で、実はとても大切です。
語法を知っていると長文が読みやすくなるんですよ!
「英語語法Make it!」という本を読んでおくと、頭が整理できると思います。
ポケットサイズなので電車にもピッタリです。
動詞の語法に関しては以下の記事にまとめてあります。
https://xn--4gr220a2sk1qvzyi.jp/usage-of-verbs/
また、先ほど紹介した「Vision Quest 総合英語 Ultimate」の語法のまとめがけっこう使えます。
5文型のところと語法のまとめを読んだら、「ネクステージ英文法・語法」などの4択問題集で定着させるといいと思います。
英文解釈
英文熟考(上)(下)がイチオシです。
また、英文読解の透視図も学習が進んできたらやっておくといいと思います。
特に、英検準1以降、TOEFLやIELTSなどの難しい試験
英語長文
最近は、「関正生の英語長文ポラリス」シリーズや「スピード英語長文」シリーズなどの解説の詳しい本が人気です。
関正生先生の授業はスタディサプリで月額1,980円で受け放題なので、そこでもさらに深く学習できます。超オススメ。
英作文
「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」がイチオシです。
この本を極めるだけで、かなり書けて・話せるようになります。
ネイティブの校閲もしっかり入っているので、英文に信頼もできます。
日本で売られている本は、実はネイティブチェックが入っていない本もたくさんあって、勉強する価値がない本が実はあります。
そんな中、物凄いこだわりで、ネイティブを使い倒す竹岡先生の姿勢は素晴らしいと思います。