海外で働くことになった場合はもちろん、インターナショナルなレッスンやワークショップに急に参加できなくなるなどの理由で、英語の欠席連絡をしなければならない場面があるかもしれませんよね。
そんなときの「今日は休みます」の英語表現、みなさんはいくつご存知でしょうか?
自分が行くはずだった場所に行かないとなると、必ず誰かしらに迷惑をかけることになりますから、欠席連絡をする場合は角を立てない言い方もマスターしておかなければなりません。
そこで今回は、「今日は休みます」とそれに付随する英語表現をご紹介してみたいと思います。
▼もくじ
「休む」の基本表現をおさえよう
まずは、「休む」「欠席」と伝達するための英語表現をご紹介いたしましょう。
休む・欠席することを伝える表現
日本では、会社でも学校でも「お休みさせていただきます」と言えば欠席の胸が伝わりますが、海外では会社の場合と学校の場合で言い方が異なります。
〇会社の場合
take the day off「休みを取る」
day offとは「(仕事の)休み」という意味です。
ご存知のようにtakeには「取る」という意味がありますので、会社で「休みを取る」と言いたい時に使うことが出来ます。
また、一日中ではなく午前か午後に休みを取るということであれば、dayの部分をmorningやafternoonに変更すればOKです。
例文1
I’ll be taking the day off tomorrow.
明日お休みを頂きます。
例文2
I will come into work in the morning and take the afternoon off.
午前中は出社しますが、午後休をいただきます。
take paid vacation:有給休暇をとる
paidはpay(支払う)の受け身表現ですので、
paid vacation「(給与が)支払われる休暇」
という意味になります。
ちなみに、有給休暇は夏休みや年末年始にまとめて数日間取る方も多いですが、こういった場合は
take △ days of paid vacation starting on 〇〇
○○から△日間の有給休暇を取る
と言えば通じます。
例文
Can I take three days of paid vacation starting on May 2nd?
5月2日から3日間、有給休暇を頂いてもいいですか?
学校の場合
absent:欠席する
→小学校や中学校で、ネイティブのALTの授業があったとき、「今日の欠席者は誰かな?」という意味のWho’s absent today?というのを習った覚えがある方も多いのではないでしょうか。
学校における欠席を表す、最も基本的な表現です。
例文
I’ll be absent from school tomorrow.
明日は学校を欠席します。
not go to class:授業には行かない
absentという単語が思い出せなければ、単純に「授業に行かない」と言ってしまえばよいのです。
簡単ですね!
ちなみに、同様の言い回しでnot attend classというのもあります。
「クラス」と言うと日本では学校の組のことを表すことが多いですが、海外では「授業」という意味でも使われる単語です。
例文
I won’t go to the Math class today.
今日の数学の授業には出られないの。
特定の授業だけ欠席する場合はこのように科目の名前をclassの前に入れましょう。
主な科目の名前
Japanese(国語)
social studies(社会)
science(理科)
P.E.(体育)
理由の説明はとても大切!
学校にしても会社にしても、欠席をするということは少なからず周りの方々に迷惑をかけることになります。
きちんと理由を説明して、理解を得たうえで休みたいものです。
そこでここでは、欠席理由の説明の仕方についてご紹介してみたいと思います。
体調不良の場合
可能であれば、身体のどこが悪いかも伝えた方が理解を得られるでしょう。
よくある病気の英語表現をチェックしておきましょう。
風邪を引いた:have a cold
熱がある:have a fever
※「〇度の熱があります」と言いたい時はhave a 〇 degree temperatureと表現します。
ケガをした:be injured
ただし、病気の悩みはデリケートなものですから、どうしても伝えたくない場合もありますよね。
そういった場合は以下のように述べればOKです。
例文
I’m not feeling well. I think I need to take the day off today.
体調が悪いので今日は休みます。
not feel wellは直訳すると「気分が優れない」となりますが、広く体調不良を表す英語表現として使われています。
家庭の事情の場合
こちらもできる限り具体的な事情を伝えた方が、休みの長さがどのくらいになるか大体察してもらえますし、復帰してからもこちらの都合に配慮してもらえるでしょう。
欠席理由としてよくある事柄について、英語表現をチェックしておきましょう!
子供の病気:my child is not well
身内の緊急事態:an urgent incident in my family
身内の死:my 〇〇 has passed away
※”die”だと「死ぬ」と言うニュアンスになりますので、pass away「亡くなる」を使った方が適切です。
ただし、これに関しても、できれば細かな内容を伝えずに休みを取りたい場合がありますよね。
そういった場合は、以下のように伝えればOKです。
例文
I will take a day off tomorrow because of a family matter.
家庭の事情で明日はお休みします。
family matterで「家族の問題=家庭の事情」を表すことが出来ます。
ざっくりとした表現ですが、事態が落ち着いてから学校や職場に報告したいような場合もあるかもしれませんので、状況に応じてはこのフレーズでうまく対処しましょう。
災害の場合
会社や学校を想定すると、何か災害があれば休校や自宅待機になることが多いかもしれませんが、住んでいる地域が離れているときは自分だけ出席できないような場合もあるでしょう。
欠席連絡だけでなく、遅刻などの理由にも使えますね。
台風:typhoon
雪:snowing
洪水:flood
実際に使うときは、以下のような文章で伝えましょう。
例文
Due to 〇〇, I can’t go over there.
○○のために、そちらに行くことが(出席/出社)できません。
due to~は「~が原因で・・・」というのを表すフレーズです。
覚えておきましょう。
配慮の一言を付け加えて気持ち良く休みを取ろう
理由をきちんと説明して欠席の旨を伝えた後は、思いやりの一言を付け加えてお休みをいただくことをお詫びした方がいいですね。
英会話はコミュニケーションですから、こういったプラスアルファの一言があるかないかで印象が随分違ってきます。
急な連絡・連絡が遅れたとき
I’m really sorry for the short notice.
もっと早くお伝えしておくべきでしたのに申し訳ありません。
休む当日の朝に連絡をする場合、やむを得ないとはいえ急な連絡についてお詫びをしなければなりません。
short noticeは「急な連絡」と言いたい時に広く使える表現ですので覚えておきましょう。
また、late contactというのも「遅れた連絡」という意味で同じように使うことが出来ますのでI’m sorry for the late contact.でもOKです。
他人にうつさないように
Please let me take a day off as I don’t want to pass it around.
他の人にうつしてはいけないのでお休みさせてください。
本当は多少きつくても休みたくはないのですが・・・という気持ちを込めて、「他の人にうつさないように」と述べる表現です。
欠席することを心苦しく感じていることが伝わってくる誠実な一言です。
pass aroundは、「(病気を)うつす」と言うときの定番表現ですので覚えておきましょう!
英語の欠席連絡は謙虚な姿勢で丁寧に♪
「今日は休みます」と英語で欠席連絡するときの英語表現についてご紹介してまいりました!
英語に不自由なうちは、言いにくいことほど、やりすぎなくらい丁寧に伝えるよう心がけることが大切です。
今回ご紹介したフレーズも参考に、角の立たない欠席連絡を心がけましょう!