英文解釈の入門書としては決定的な本が出たのでシェアしたいと思います。
入門英文問題精講のおすすめポイント
入門英文問題精講 4訂版(旺文社)
おすすめポイントをまとめておくと、
- 語彙力があまりない人でも使える
- 問題数が豊富
- 語彙解説が詳しい
- 本の冒頭で品詞解説をしてくれている
- 本人の動画解説が付いている
という感じです。
一日かけて全ての英文と解説を読んでみましたが、これは素晴らしいですね。
著者は大学受験で有名な竹岡広信さんです。
基礎固めには決定的な一冊だと思います。
これ以上の本を書ける人は、なかなかいないのではないでしょうか。
語彙が難し過ぎない
大学受験の英文解釈の本って、割と堅苦しくて語彙のレベルが難しい本が多いです。
語彙のレベルが高いと、なかなか英文の構造には集中できんのですよ。
一方、語彙レベルを落とすと、そこまで難解な英文の構造が出てきません。
この本は語彙レベルが低いにもかかわらず、構造が難しい本を集めており、英文の構造把握に集中できる本です。
また、英文の背景解説もあるため、よくわからない『意味不明な英文の一部を切ってきた』みたいな本ではありません。
そのため、短文でも理解できるように配慮されています。
品詞解説とドリル
この本は、本格的な英文解釈の章になる前の基礎解説が非常に充実しています。
特筆すべきは、本の冒頭で品詞の解説がされていることです。
他の本でも品詞の解説が簡単にされていることはありますが、しっかりと重点的に品詞について解説されている本は意外と少ないのが現状です。
しかも、無料の動画解説付きです。
英文は品詞の理解が浅いと、難解な英文を読む際に困ることが多々あるですが、その基礎固めとしても使える本です。
偏差値55くらいの学生でも十分についていけると思います。
また、TOEICなどでリーディングが伸び悩んでいる方にもおすすめの本です。
長文問題精講もおすすめ
長文編と英文法編も一緒に改訂されています。
入門英語長文問題精講 3訂版
特に長文編はレイアウトが勉強がしやすいように作られているため、個人的にはイチオシの英語長文問題集です。
センター試験やマーク模試の過去問をやる前に、こういった構造解説が詳しい本を数冊使用しておくことで、スムーズに過去問学習に繋げることができます。
入門英文と入門英語長文精講を使って、ぜひガッチリと基礎固めしちゃいましょう。
入門英文法問題精講も同様のレベルの人にはぴったりの本だと思います。
入門英文問題精講のあとは
英語長文なら、先ほど紹介した『入門英語長文問題精講』。
英文解釈をより深めたい場合は、同著者の『英文熟考(上)』を覚えてしまうくらい繰り返すといいと思います。
英語勉強法まとめはこちら
その他の英語勉強法やおすすめの本は以下の記事にまとめてあります。