amongは前置詞なのですが、among+名詞が主語のように使われている文があります。
今回はその文について解説してみたいと思います。
▼もくじ
Among+名詞は動詞に注意
Among the reasons why he stays in France is/are to take care of his ill mother.
これって、isなの、areなの?という質問がネット上でもされていました。
実はこういうamong+名詞~で始まる文章は倒置とされています。
読めればどうでもいいと言われたらそれまでなのですが、整除問題や英作文をする上で必要な知識になるので、ぜひ理解しておきましょう。
Among+名詞 is ~
Among+名詞 are ~
これを決めるには、後ろの波線部分を考えないといけません。
実はthere is/areと同じ
同じような英文があるので、それを見れば解決です。
There is ~
There are ~
これってどこを見ればよかったのでしょうか?
動詞の後ろを見ないといけない
ということを覚えていましたか?
実はThere is/are ~もAmong+名詞 is/are ~も
「~」の部分が主語なんです。
なので、「~」の部分を見て動詞の形を決めます。
つまり、
There is 単数形の名詞
There are 複数形の名詞
Among+名詞 is 単数形の名詞(to Vも単数扱い)
Among+名詞 are 複数形の名詞
となります。
例文を確認してみよう!
There is a car on the street.
There are cars on the street.
Among the reasons is to live in Tokyo.
Among her characters are kindness and courage.
Here is your change.
Here are my reasons for having done that.
上記からわかるように、thereやamong+名詞を見ても主語の数は決まりません。
動詞の後ろの名詞が単数形なのか、複数形なのかを確認しないといけませんでした。
※to Vのカタマリは単数形です(今回は”to V=不定詞の名詞用法”です)。
there is/areやamong+名詞 is/areは倒置
1文型/SVM
- SV+副詞
- SV+前置詞句(S≠前置詞句の関係)
一応、文法的に解説するとこうなります。
“There”や”Among+名詞”はどちらも副詞もしくは副詞句というやつです。
主語=名詞なので、ThereもAmong+名詞も主語になれません。
では、なぜ文頭に出ているかというと、倒置が起きているからです。
というか、この倒置の形で出会うことのほうがほとんどなので、ぜひ覚えておきしょう。
There is/are S =MVS
Among+名詞 is/are S =MVS
通常1文型はSVMなのですが、Mが前に出てSVがひっくり返って、MVSになっていますよね?
もし文型を使って理解したい人はこのように考えておくといいでしょう。
まとめ
ということでいかがでしたでしょうか。
“Among+名詞 is/are”は意味を理解できないことはないので、適当にしてしまいがちですが、英作文などで困るので、ぜひ理解しておきましょう(^^)/
また、among+名詞 is/areを含む例文を辞書で複数確認しておけば慣れるので、ぜひ読んでみましょう!
その他のおすすめ記事まとめ
英語勉強法まとめはこちら
英語の勉強法について詳しく知りたい人はこちら