アマゾンでの取り扱いがないので、絶版になった?ようですが、書店ではまだ見ます。
もし見つけたら買いましょう。
超良書です。
大岩先生の作る本は「大岩のいちばんはじめの英文法」などを始め、本当に良い本ばかりです。
わからない人の気持ちがわかる天才は少ないですよね。
なぜ絶版になってしまったのかが理解できないぐらい珠玉の出来と言えるのでは。
文法講義編
・四大品詞
・5文型
・名詞・名詞句・名詞節
・形容詞・形容詞句・形容詞節
・副詞・副詞句・副詞節
などのまとめが解説されています。
上記のような英語の長文を読むための基礎を解説してくれている本はなかなかありません。
長文読解のための英文法を頭の中で整理をするには、上記のような解説をぜひ読むべきです。
英文法を適当にしている大学受験生にはぴったりの項目です。
社会人の方で長文読解が苦手な方も上記のようなカタマリを見抜くための文法の知識は仕入れておきましょう。
解説編がめちゃくちゃ丁寧
まずは問題の解説があります。
問題量は結構多い本なので、問題を解く訓練にも適しています。
段落ごとに全ての文構造と文型が非常に丁寧に解説されています。
理系の英語を使って精読の訓練をしたい人にはぴったりの本です。
解説が詳しいので文の構造でわからないということはないと思います。
名詞のかたまりなのか、形容詞のカタマリなのか、はたまたま副詞のカタマリなのか、視覚的に理解が可能です。
資格試験の英語の問題集や参考書もこんな構成にしませんか。
こういった本が売れることで、日本人の英語力はもっと高まると思います。
このような本がぜひ売れてほしいです。
速読トレーニング
さらに、速読トレーニングという部分では、精読をした後にスラッシュごとに左から右に読む訓練ができます。
個々は大切なので、精読後にCDを使って、何度も訓練しましょう。
シャドーイングできるレベルに繰り返し読み聴きしましょう。
章末の「理系のための語句一覧」
章末には「理系のための語句一覧」がまとめて掲載されているので、単語を一気に確認することも簡単にできます。
英単語の和訳の部分は赤字になっているので、シートで隠してチェックすることも可能です。
かなり編集もしっかりしているので非常に使いやすいです。
長文の内容・レベル
長文は7問が掲載されています。
長さはだいたい500語未満ぐらいです。
450-500文字くらいという感じだと思っておけば間違いないです。
音声 CD付きです。
シャドーイングの訓練もできます。
テーマ一覧
- 地球
- 竜巻
- ストレス
- 生態学
- 脳
- 喘息
- 環境
レベル
語彙のレベルは比較的高いです。
センター試験と同程度の単語もたくさん載っていますが、センター試験よりもやや難しい単語も使われています。
難しい単語は、この英語本のターゲットである「理系特有の英単語」が多いです。
超難しいわけではないので、英語が超苦手ではない限りは食いついていけると思います。
具体的な点数を指定するのは難しいですが、マーク型の模試などで140点を切るような人はやめておきましょう。
(目安なので、英語が苦手な人も使えるかもしれませんから、どんどん挑戦してもらって構いません。)
ミニ単語帳がついている
理系によく出る単語と熟語600語を掲載したミニ単語帳がついています。
この単語帳がかなり使えます。
当時は1380円で売られていました。
かつ、理系に頻出の600語のミニ単熟語帳が付属しているだなんて奇跡に近いです。
しかも!
単語にはカタカナが振られているので、発音記号が苦手な人でも、ある程度ちゃんとして発音で覚えられるように工夫されています。
こんな丁寧な方は見たことがなかなかありません。
素晴らしいです。
ぜひ復刊して欲しい。
ということで、書店で見かけたら即買いましょう。
頑張れ受験生!
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