英語勉強法

若手英語講師は、実家暮らし・週2授業・週5勉強がおすすめ。

英語講師になるにはどれくらい勉強したほうがいいですか?

どうやったらいい職場で働けますか?

というお悩みを解決します。

まず、塾業界というのは最初から時給がいいことはありません。

しかし、資格試験を取ってから働き始めると、最初から時給の高い職場で働ける可能性が高くなります。

塾業界は、がむしゃらに働きながら勉強をするよりも、

勉強優先の生活をしたほうが実は効率が良くてメリットが大きいんです。

理由はシンプルです。

・学歴が低くても資格試験の点数が高いだけで信頼感アップ

・勉強するなら実家でニート(少しだけアルバイト)が無敵

・資格試験の点数を上げるには時間が必要(できれば複数年)

・ニートかそれに近いほうが実は生活費が安い

・働き始めると税金などの支払いに追われて労働から抜け出せなくなる

あ、ちなみに生活費を自分で稼ぐ必要がない人にはこの記事は役に立ちません。すみません。

首都圏の大手予備校は学力も授業スキルも高いといけません(地方は不明)。

そこまでハイレベルな話は私にはよくわからないので、今回は中小の塾・予備校がメインのお話です。

若手講師ほどお金がないのに時間もない

これはどの業界も同じだと思いますが、最初のころは時給が安いですよね。

スキルがないので仕方がないことだと思います。

ところが、実は英語講師の場合、講師経験があまりなくても比較的簡単に時給を上げることが可能です。

その方法はシンプルです。

・資格試験の点数が上げるだけ

これだけで時給が高い職場で働ける可能性が高くなります。

時間がないと勉強できない

講師業に限らず、生活を維持するために働くようになってしまうと、割と簡単にキャリアが詰みます。

勉強をしないと資格試験を取ったり、点数を高くしたりすることはできません。

若手英語講師の場合、働くことは諸刃の剣となります。

もちろん、授業経験が足りないと技を磨く場がありませんから、ある一定の量は必要と考えます。

しかし、時給の安い職場で働き始めると、生活の維持に時間を取られますから、勉強する時間を確保するのが大変になってしまうんです。

日々、勉強したいという気持ちと裏腹に働かないといけないのはとても辛いものです。

けっこう病みます(笑)

なので、「たくさん働こう!」という人生のステージになる前に、最初から時給が高い職場で働ける環境を整えておくのがベターでしょう。

そうすれば、最低限の労力で生活が維持できます。

ということで、

どうしたら最初から時給が高い職場で最初のうちから働けるのか

を考えていこうと思います。

実際、私自身がこうしておけばよかったという体験から書いているので、ぜひ参考にしてみてください。

中小の塾・予備校の採用基準はおおまかに4点

まず、その前に、採用基準について説明したいと思います。

ぶっちゃけ、中小は常に人材不足なので、実力があれば簡単に入れてしまうのですが、一応全くの初心者には役に立つと思うので説明しておきましょう。

私はとある医学部予備校で、採用面接を一年ちょっとしていました。

また塾も経営していました。

そのときに採用の際に重要だと感じたの以下の4点です。

  1. 採用試験の点数
  2. 学歴や資格試験の点数
  3. 授業のわかりやすさ
  4. 生徒の目を見るか

試験の点数が低いと即落ちます

まず採用試験がある場合は、点数が低いと落ちます。

一応、模擬授業まではしてくれる塾もあると思うのですが、実はもう決まっています。

塾次第な部分もあるのですが、基準点はクリアしないと厳しいでしょう。

学歴や資格試験があると注目してもらえる

採用試験があればその点数を加味するのですが、採用試験自体がない塾もあります。

その場合は、まず経歴などの書類を見ます。

これは重要度1割と書いていますが、もし以下のような場合は、かなり重要になってきます。

  • 採用試験(学力テスト)なし
  • 模擬授業あり

なぜかというと、塾などの勤務経験が少ない場合、学歴と資格試験のスコアを見るしかないからです。

英語自体ができる人ならまだいいのですが、採用試験がない塾の場合は学歴や資格試験の点数を見るしかありません。

というかそれくらいしか基準がないので、そこしか見ません。

なので点数が高いほうが話が早い場合があるんです。

授業がわかりやすい・相手の目を見る

これが一応9割です。

いくら海外経験が長かったとしても、

  • 文法ミスをする
  • 授業が意味不明
  • 相手の目を見ない

こういった人は私は採用しません。

申し訳ないですが、特に、

目を見ない人はコミュ障なのではと疑ってしまいます。

これ実際に結構いまして、なんでかわかりませんが模擬授業の際に一切こちらの目を見ない人が一定数います。

本当に猛烈な実力者(複数年、河合塾の先生だったとか)じゃない限りは、私なら絶対に採用しません(笑)

授業のスキルはネット動画を研究しよう

若手の英語講師の方は授業がもちろん下手ですよね。

あまり経験していないから仕方ありません。

じゃあ、たくさん授業すればよいかというと、そんなことはないんですよ。

授業での実践は2割程度にしておいて、

多くの時間を授業研究に費やしたほうが得策です。

そして、そのほうが生徒にも迷惑をかけません!

生徒は人生がかかっていますからね。

いや、下手なのが分かっているなら最初から授業をしてはいけません。

モラルが問われる部分です。

なので、最低でも前線で活躍している授業が上手な先生方の授業を研究してから教えましょう。

例えば、英語講師なら、

  • スタディサプリの関正生(他の講師の研究は不要)
  • N予備校
  • 学びエイド
  • 学研プライム
  • メンタリストのDaiGo
  • 大手予備校の有名講師の授業

この辺を見て研究しましょう。

私もかなり見て研究しました。

可能なら好きな先生の講座は直接取ってみましょう(私も若手の頃はかなり受講しました)。

有名講師のほうが、文法などは自分よりわかりやすい解説をしているかもしれませんし、単語の覚え方、語法の覚え方、研究するポイントはいくらでもあります。

今の時代、他人の教え方を研究し、自分の授業を改善できる手段はいくらでもあります。

この辺は外せないポイントです。

独りよがりの授業にならないように気を付けましょう。

授業のうまさ重視なら資格試験は不要?

授業のうまさが9割なら別に資格試験要らないじゃん・・・と思った方もいるかもしれません。

しかし、もしあなたが、

  • 仕事を探している地域の有名校卒
  • 東京一工卒
  • 早慶卒
  • その他難関校卒

これに当てはまらないとしたら、どうやって担当者の目を引けばよいのでしょうか。

学歴のない人は資格試験で補っておく

解決策はシンプルです。

理科や社会の先生と違って、英語は色々と資格試験があります。

なので、英語講師を目指す場合は資格試験を有効活用しましょう。

  • 英検1級(一番簡単)
  • TOEIC990点(時間さえあれば取れる)
  • TOEFL iBT100点以上(できれば110点以上を目指そう)
  • IELTS7.5以上(最終的には8.0以上を取ろう)
  • ケンブリッジ英検

こういった資格試験を1つでも取っておくと、仕事をもらえる確率が高まります。

日本だと、TOEICや英検が有名なので、この2つを取っておくとスムーズだと思います。

ちなみに、私は英検1級の筆記は一発合格したのですが、2次試験が仕事や鬱と重なって受けに行けなかったことがあります。

で、とある塾の担当者に

「なぜ英検1級を取っていないんですか?(あなた実力ないんですか?)」

的なことを言われたことがあります。

私は「TOEFLiBT100点を超えていて、英検1級に落ちる人はまずいないと思いますよ」と答えました。

しかし、講師以外のスタッフさんだと、英語の試験のことをよくわかっていない人が多いので、納得はしていない顔をしていました(笑)

「あ、こいつTOEFLのこと何も知らねーなぁと思いましたが、まぁ、あほらしいですが、世間ってのはそんなもんです。

なので、

 

英検1級とTOEIC990あたりの有名どころを攻略するのが戦略としてはベター

 

だと言えます。

また、私自身、採用側に回ったときに、学歴のない人が面接に来た場合はやはり資格試験の点数を見ます。

なので、資格試験のスコアはあって損はないです。

正社員を目指さないなら無職の期間は何年あってもOK

また、正社員を目指す人は別かもしれませんが、フリーランスの場合、3年や4年の無職期間があっても普通に仕事が見つかります。

なんなら10年無職で勉強をしても仕事を見つけることは可能です

そもそも現場の講師としては、学力の足りない若手講師を雇うよりも、少しでも学力が高くて指導力が高い人が欲しいわけです。

年齢も全く関係ありません。

さすがにヨボヨボのご老人とかは困りますが、ピンピンしていれば、何歳でOKです。

とにかく実力重視です。

無職や正社員ではない期間が長くなることに対して、どうしても気が引けるなら、適当に「アルバイトをしていた」とか「家業を手伝っていた」と言うことも可能でしょう。

英語講師というのは、即戦力として使える学力と指導力があれば、普通に生きていけます。

ですので、数年引きこもって勉強をすることをためらう必要はありません。

そもそも、フリーランスで生きていこうと思う時点で、

 

日本の社会ではあなたはある意味アウトローです。

 

他人の目を気にするくらいならフリーランスをしないほうがいいです(これ大切)。

そういう人はフリーランスは諦めて、真っ当な職業を探しましょう。

フリーランス講師は税金について勉強しよう

さて、ではどうしたら英語の資格試験を効率的に取得できるのかについて、話を移しましょう。

英語の資格試験を取りたい場合、1つポイントがあります。

 

一人暮らしは全くおすすめしません。

 

という点です。

え、何それ?

と思った方もいるかもしれません。

理由はたくさんありますが、まず以下のことをぜひ理解してください。

大半の人は生活を維持するために働くことになる

  • 家賃
  • 光熱費・通信費
  • 生活費
  • 市民税または住民税
  • 健康保険料
  • 年金

一人暮らしの社会人になると突然発生するのが上記です。

まず、働くと所得税を払う必要があります。

また、年間で104万円以上稼いでしまうと、市民税や住民税の納税義務が発生します。

確定申告をして経費が認められれば104万円未満になる可能性もあります。

しかし、104万円以上になると一気に支払いの負担がアップします。

生活を維持するだめだけにお金を稼がないといけないという、

「ラットレース」に突入することになります。

勉強時間が削られるのは自明です。

率直に言って、これはもう自殺行為です。

大学時代にTOEIC990取ったし、英検1級も楽勝だったぜ~という人は別ですが、今から頑張ろうと思っている社会人の方は、とにかく、

勉強時間の確保を最優先しましょう!

学力を上げるにはとにかく時間が必要です。

一人暮らしは意外と時間を食う

  • 食事を作る時間
  • 掃除やゴミ出しをする時間
  • 洗濯をする時間
  • 確定申告をする時間

一人暮らしの罠はお金だけではありません。

食事や掃除・洗濯って意外と時間が取られるんです。

もし親御さんを頼れるなら、栄養のバランスも良くなりますし、時短できるので、作ってもらったほうが得策です。

また、フリーランスだと、確定申告をしないといけません。

これも毎日やっておけばいいのですが、まとめてやろうとすると、かなり時間が取れれます。

はっきり言って、こういう時間は無駄でしかありません。

無理に一人暮らしをすると、時間もお金も無駄にし、結果的に遠回りになる可能性もあるということは是非知っておいてください。

実家で引きこもって勉強するのがベスト

もし、ご両親や家族と仲がいいのなら実家暮らしでひたすら勉強したほうがいいです。

その他の科目の講師を目指す方にも当てはまるかもしれませんが、一人暮らしはお金と時間が無駄に飛ぶので避けましょう。

自宅でやるべきことは4つです。

  1. ネット動画で授業研究
  2. 英語を猛烈に勉強
  3. オンライン英会話
  4. 筋トレ

動画で授業研究

これ意外とやらない人が多いです。

授業ならないように気を付けましょう。

自己満は自慰行為と変わりません。

ネット動画で有名講師の授業を研究しましょう。

先ほども載せましたが、再掲しておきます。

これらの動画はすべて研究しましょう。

英語を猛烈に勉強する

英語本をガンガン買うお金はないと思うので、図書館や書店を活用して、本当に必要なものだけを揃えましょう。

    • 発音を極める
    • 総合英語を1冊極める
    • 英単語は2~3万語を目標(まずは1万語)
    • 語法を極める
    • 熟語を覚える
    • 英文解釈本を10-20冊くらい
    • 英作文を10冊くらい
    • 旧帝大と早慶などの最新の過去問を分析
    • リスニングはシャドーイングとオンライン英会話で

これくらいやっておくと、中小の塾や予備校ならどこでも働けると思います。

言語は大量の暗記も必要なので、やはり時間がたくさんあると強いです。

過去問分析は、旧帝大を一通り終えたら、自分が教えたい大学を中心に勉強しておくといいと思います。

好きなものは出典までたどって読んでおくと良いでしょう。

英作文は総合英語の例文と、あとは有名な英作文本を数冊頭に入れ、あとはオンライン英会話などで常に磨きましょう。

私自身は語彙は2万語くらいまで覚えて以来、衰退の一途をたどっています笑

総合英語は隅々まで理解し応用できますし、

オンライン英会話

発音をまず矯正しましょう。

これ最重要です。

早いうちに解決しておきましょう。

しつこいくらい定期的にチェックしておくといいですよ。

オンライン英会話はその点コスパがいいです。

筋トレや有酸素(散歩なども)

健康維持も大切です。

20代ならまだいいのですが、予備校講師で大病をするのは、働き過ぎる30代後半~40代が多いです。

日ごろから鍛えて、健康への意識と知識を高めておきましょう。

マッチョになると面接時のインパクトが強く、印象が良くなります(笑)

実際、マッチョの人は「継続」ができるという証拠を持って歩いているようなものなので、信頼度が高いです。

また、有酸素運動をすることで鬱をある程度は防止できますよ。

30後半くらいからは(私もそうですが)、欲しいものも手に入り、取り組んできたことに多少は満足いく結果も出していると思いますから、ひょっとすると人生に飽きてくるかもしれません。

人生の意義を見出そうと鬱になる人も多い年齢ですから、鬱の予防は積極的にしましょう。

生活を維持するのに稼ぐべき金額は?

個人的には、週2、4コマ=計8時間(月32時間)くらいの労働がよいと思います。

時給1,500円だとすると、月4.8万円稼げます。

通信費・本の購入費・ジム代をカバーするくらいは可能な額ではないでしょうか。

労働というのは麻薬みたいなもので、若いと働いてお金がもらえるだけで楽しい時期があります。

しかし、労働は時間の切り売りですし、その分時間を失っているという意識を持つべきです。

最終ゴールは時間単価を上げることですから、シビアに仕事は制限して勉強しましょう。

お金を貯めたら留学に行こう

英語の資格試験を取って働き始めたら、以下のことを意識しましょう。

  • 海外の大学院などで修行する
  • 海外就職をしてみる

お金を貯めて海外の大学院などで勉強すると、学歴も塗り替えることができますし、現地で働く機会が出てくるかもしれません。

また、海外就職をして英語を使って働くと英語力が一気に伸びます。

せっかく英語を勉強したのですから、英語を使って世界のどこでも働けるようにしておくことは、日本経済がもしダメになったときにはリスクヘッジとして機能もします。

無駄に英語本や生活費にお金を使わず、淡々と勉強をし、資格試験を取って時給が高いところからスタートし、貯金をしましょう。

その貯金を使って、大手予備校の講師に挑戦するもよし。

海外にはばたくのもよしです。

若い頃にただ単にがむしゃらに働くのだけは避けましょう。

大学院に行くなら、日本人の少ないアジア圏の大学院がおすすめです。

英語はネイティブかネイティブレベルの優秀な人たちが海外から集まってくるので、英語の良い訓練になります。

そして、なんと言っても学費が相対的に安いです。

日本は毎年、円の価値が下がっていますから、相対的に考えると通貨危機レベルです。

いつ出稼ぎ国になり下がるか。この10年で大きく変わるでしょう。

その前に国を出るなら、この数年がチャンスですし、英語環境に出られるので、一石二鳥かと思います。

海外の布石として、生活費も学費も安い大学院に通うのは悪くありません。

 

今回はこんな感じでしょうか。

戦略的にキャリアを積み上げるには、ぜひこの記事に書かれていいることを参考にしてみてください。

 

あ、最後に。

 

Twitterは情報収集後にはスパッとやめて、仙人化したほうが英語力は上がりますよ。

 

その他SNSもLINEも要りません。もちろん、人それぞれですが。

 

では、今回はこれくらいにしておきたいと思います。

 

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