著者は高校を2回も中退したという過去があるのですが、そんなアホな自分でもTOEIC985点を取ることは可能です。
しかも、あまりたくさんの参考書を使っていないので再現性が高いと思います。
ぜひ参考にしてみください。
(鋭意作成中です!追記していきます。)
英語の習得には時間がかなりかかります。
しかし、できるだけ最短で習得したいのが皆さんの願いだと思いますので、この記事がそんな方々のご参考になればと思っております。
▼もくじ
今までやってきた英語学習を振り返ってみる
完全に時系列というわけではないです、どのように英語学習をしてきたのかを振り返ってみたいと思います。
今ならこの本を使うかなというオススメも載せています。
単語をひたすら覚えた
当時売られていた「2冊目の英単語」という、単語カードを使って単語を暗記しました。
全てを覚えきれたわけではないですが、丸暗記はまだ若かったので、覚えるのは苦手でしたが、嫌いではありませんでした(←これ語学をやる上で重要です)。
このシリーズに②までは、ほぼ即答できるようにしました。
③は難しくて、なかなか覚えきれなかった覚えがあります。③は当時は必要なかったのだと思います。
このカードを使ったおかげで、「単語カードは暗記効率が超絶よい」というのを実感しました。
ちなみに、英検の単語集を覚え方は、こちらのページを参照してみてください。
現在のオススメ本は?
単語はとにかく学習初期にガガガーーーっと一気に覚えてしまったほうがいいです。
他の勉強は置いておいて、とにかく以下のレベルの単語は全て覚えきってしまうといいと思います。
今オススメするならこちらが間違いなくいいです。
「ディズニー」と「スターウォーズ」は中身は同じですので、どちらか一冊で大丈夫です。
小学生が英語の勉強を始める際にもなかなか使えます。
- 「ランク順カードスタイル」は、高校入試をされる方にバッチリです
- 大学受験基礎の単語が詰まっているので、英語が苦手な高校生もこのレベルまでさかのぼったほうがいいでしょう。
- 社会人の英語やり直し組の方も本当に基礎の基礎からやるなら上記のカードをまず覚えることをオススメします
ターゲットは青の1900が有名ですが、こちらの「ターゲット1400カード」のほうが一つで全部のカードが詰まっているのでベターです。
上記の「ランク順カードスタイル」と少しかぶっていると思いますが、覚えているかどうかの確認になるのでいいと思います。
「大岩のいちばんはじめの英文法」で品詞の重要性に気付いた
単語だけを覚えていたので、ざっくりと大意は取れるのですが、正確に読めなくて伸び悩みました。
とにかくわかりやすい本を探して、行きついたのがこの本です。
最近はわかりやすい本はたくさん出ているので(YouTubeで解説まで付いている本とかあるので)、自分に合っていればどれでもいいと思うのですが、個人的にはこの本をオススメしています。
特に「品詞」を覚えるのが英語習得の鍵だと思っています。
私はこの本の品詞の講の部分で、品詞の重要性に気づき、英語をより深く理解できるようになりました。
前置詞の大切さに気付いた
これは2番と同時期なので、どちらが先か後かというよりも同時期だと思うのですが、前置詞を把握することでさらに読みやすくなりました。
こちらのピクトさんの直感!イングリッシュはすごく気に入っていました。
今となっては解説がアッサリし過ぎだし、絶版なのでそもそも手に入らないためおススメはしませんが、当時の私にはすぎ読み切れて役に立ったと思っています。
この「英単語イメージハンドブック」は細かすぎるので、ざっと読んだ程度です。
全部は読んでいないしマスターしていませんが、「イメージって大切!」と認識できた本です。
イメージ系の本は、他にもいい本はたくさんあります。
「1億人の英文法」がより深く突っ込んでいると思いますが分厚いので、初心者には全く向いていませんね(^^;
前置詞って用法が多いし、単語自体も短くてインパクト低めなので適当にしがちですが、個人的には英語を得意にするコツは、品詞が大切だと思っていて、英文の50%くらいはほぼ前置詞が占めています。
正確には「前置詞+名詞」が英文の40-60%程度を占めているんです。
なぜこんなに重要な前置詞を極めないのか。いや、極めるべきでしょう。
ですので、前置詞は必ず、まずは「あ!これ前置詞だ!」と認識できるようにしておいたほうがいいです。
現在のオススメ本は?
以下の2冊がいいと思っています。前置詞の本はたくさんあるので、以下の2冊に限るわけではないです。
書店で見て、レイアウトが好きとか、わかりやすければ何でも良いと思います。
要は、「これって前置詞なのね」とわかるようになればいいのです。
元祖炎上商法のデイビッド・セイン氏のこの本は良書です。ぜひ活用してほしいです。特に「動詞+前置詞などの熟語」が身に付きます。
「総合英語Forest」を完璧にした
塾講師を始めた当初は、高校を中退していた私なんかよりも、コツコツ中高と頑張ってきた生徒さんのほうが、ハッキリ言って英文法をよく知っていたんですね。
なので、さきほどの2番で説明した「大岩のいちばんはじめの英文法」で文法の大切さに気付いてから、英文法を毎日のように猛勉強をしました。
たまたまForest全盛期で、とりあえず調べもせずにForestを使いました。理解できるならどれでもいいです。
総合英語って、複数の著者で分担して書いているので、わかりにくい項目(筆者自体のその項目の理解が浅いということ)も存在します。
一冊で全て理解はできないと思うので、結局、色々と読むことにはなると思います。
Forestは、例えば「関係詞」を何周かして、他の問題集の「関係詞」を何冊も解きました。ネクステージとか、アップグレードとか、大学受験塾に勤めていたので、ほとんど大学受験用の本でした。
1つの項目が得意になると、他の項目を学習したくなります。総合英語はだいたい24章くらいある本が多いですが、メインとなるのは10章くらいです。つまり、10項目くらい頑張ると、だいぶ英語が得意になります。
具体的には、
- 品詞
- 5文型
- 前置詞
- 接続詞
- 時制・完了形
- 助動詞
- 受動態
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 関係詞
- 比較
これくらいを終わらせると、だいぶ英語が理解できるようになります。
よーく考えてみると、これらって、中学校で全て習うんですよ。
実際、初期の段階で理解すべきは中学レベルの英文法で十分です。
ちなみに筆者は、自分の勉強用には特定の総合英語を使うというよりも色々な本を使っています。
私自身は、個別指導では「Vision Quest 総合英語 Ultimate」を指定教材として使っています。
Ultimateについては、こちらの記事を読んでみてください。
文法理解と演習をひたすらやった
文法のことをわかりやすく解説してある本を読み漁ったり、大学受験用の色んな文法問題集を解きました。
問題集はなんでもいいと思いますが、できるだけ解説の詳しいものを使うといいと思います。
Forestを使っていたので、下の「解いてトレーニング」は、レベル3以外は何度も解きました。当時はレベル3は難しくて、正答率は低かったです。
アップグレードは、塾の生徒が採用品で使っている学生が多くて、一緒に問いたり解説したことが多かったです。「解いてトレーニング」のレベル1・2よりは難易度が高過ぎず、ちょうどよかったです。
ネクステージも同様です。学校採用が多いのではないでしょうか。解説はアッサリ目なので、基礎が身についていない学生には全然オススメしません。書店の平台に詰まれていたり、表紙が見えるように展示されているので、初学者もこういう本を手に取ってしまいがちですが、初期のころは不要です。
こういう本をやるには、総合英語などを項目ごとに通読して、ある程度頭に入れてください。私はForestを何度も何度も読んだ項目ごとに演習したので、定着がよかったです。
基礎英文法問題精講は、非常に細かい知識を問われます。
総合英語を読んだら、その隅から隅まで問われる感じです。
これも生徒とよく一緒に解きました。かなり力が付くと思いますが、解説はほぼないので、英語が嫌いな人には非常に辛い1冊です。
今のオススメは?
ターゲットというと単語ですが、こちらの英文法は全然有名じゃないですね。
中身は基礎的で、英文も短いです。
この本は別に設問とか英文が優れているわけではないですが、構造解説が全ての英文に付いています。構造を確認できるので、誤読が減ります。初学者ほど「適当に読んでいる」ので、その適当さを自分で減らすことができます。
以上の参考書に加えて、たくさんの本を自分で解いたり、生徒と一緒に解いたのが、定着につながったと思います。
また、以下のような理解用の本もたくさん読みました。
こういった英文法の理解本は書店にいくらでも売っているので、レイアウトが綺麗とか、わかりやすそうならどんどん買って、読んでみるといいと思います。古本でも十分です。安く買って、理解に変えてしまうといいです。その点、日本の英語本コーナーは優れていると思います。多過ぎですが(笑)
ポイントは、繰り返すのは総合英語を1冊。理解本は、つまみ食いをいくらでもする、です。
こんな感じで、理解と演習を繰り返した結果、TOEICのPart5と6に関しては、ほとんど勉強せずに満点が取れるベースができました。しかし、さすがにTOEIC独特の単語や語彙はTOEICの本を使ったほうがいいです。
「英文熟考(上)」を完璧にした」
精読に目覚めるキッカケとなった本です。この英文は数えきれないくらい何度も何度も繰り返し読んできたので、「〇〇番の英文は?」聞かれたら、ほとんど正確に言えると思います。解説はさすがに何百回も読みませんが、例文は数千回とか1万回以上?読んだかもしれません。人生で一番繰り返した回数の多い本は間違いなくこの本です。
精読というと、何か特殊な技術のように感じる人が多いかもしれませんが、精読の全てのベースは英文法で学んだ知識です。それを応用するだけです。
精読の正体は「英文法を使いこなす」ことです。
つまり、Forestのような総合英語に載っているような例文を理解していれば良いということです。
英文解釈をするときに「総合英語のどの例文と同じポイントが詰め込まれている英文なのかな?」と考えながら学習することができるようになります。
その結果、英文解釈の学習の効果は倍増します。
上の「英文熟考(上)」ほどではありませんが、この「基礎英文問題精講」も何度か繰り返し勉強した覚えがあります。
良書なのですが、解説が詳しくないので、基礎がない人にはおススメしません。
ある程度英語が得意な人には40番までか、頑張って60番までやっておくと、先程の英文熟考で学んだことを確認できると思います。
私も当時わからないことがけっこうあり、後になって間違って理解していたんだなと気付いたことがたくさんありました。
ここに書いてあるからと言って、別に無理してやる必要はありません。「英文熟考(上)」だけでも十分基礎は身に付きます。
この本もやりました。わかりやすいですが、わかりやすいだけで、繰り返さないと身に着くことはありません。
関先生の本は、細かい部分の説明をごまかす(良心から省いているのか・・・?)ことが多いですが、それでも英語への理解が深まるので効果はあると思います。
特に英文解釈の技術のまとめポイントは、非常に有用性が高いと思います。わかりやすいです。
熟語をある程度覚えた
熟語は苦手でした。今でも別に得意だとは思いません。
そこまで日常的に熟語が必要だと感じないからです。
ただ、受験によく出るものはある程度知っていると思います。
先述した5番の文法問題集には、熟語(イディオム)も付いているので、そちらは繰り返し解きました。
「神崎正哉の新TOEIC TESTぜったいリスニング」を繰り返した
リスニングは元々苦手というか、あまり初期の頃はやりませんでした。単語と英文法ばかりでした。
TOEICを受け始めるようになったころに、この本が出て始めた覚えがあります。
神崎先生の本は、「さすがTOEICの神」と呼ばれているだけあって、TOEICにそっくりです。
ストーリーがTOEICに出るような内容なので本番でも役立ちました。
シャドーイングを始めたのは、まさにこの本がキッカケだと思います。
ただ、すべての項目を繰り返すまではやれませんでした。
最初の2つくらいは見ないでも結構言えるようにした覚えがあります。思い出の1冊です。
※以下編集中です
スピーキング訓練にはまった
<フィリピン時代>
今でこそ留学経験がありますが、独学で英語を話せるようになったのには、理由があると思います。経緯と勉強法を分析してみました。
端的にまとめると以下のように英語を話せるようになりました。
①オンライン英会話で話せず心折れる
②チャット機能でゆっくり会話
③ブリティッシュパブ・フィリピンパブで男女問わずナンパ
④英文法の例文音読
⑤オンライン英会話に戻る
で英会話力を磨きました。
フィリピン留学をしてみた
TOEFLのリスニング本を解きまくった
英検1級 文で覚える単熟語を繰り返した
TOEFL MAP Reading Advancedを繰り返した
「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」の例題だけ繰り返した
この本はスピーキングにもライティング(英作文)にも応用のきく良い本だと思います。
満点回答ではなく、平易で誰でも書ける英文を使っているのが素晴らしいです。
この本をボロボロになるまでやったわけではありませんが、何度か繰り返しました。今となっては、もっと使い方を工夫しておけば良かったなと思っております、
1週目
・まずは原則の赤字の例文だけを使う
・口慣れるまで何度も音読(自力で考えない)
2週目
・例文を自力で解かない
2-10 英語の発音とリスニングのコツを掴んだ
2-11 フランス人、そしてアメリカ人と一緒に住んでみた、が失敗
2-12 オンライン英会話で挫折し、オンラインチャットでパワーアップした
2-13 ブリティッシュパブで男女問わずナンパし、フィリピンパブで実地訓練した
3 フィリピン留学時代
3-1 フィリピン留学をしてみた
3-2 英検1級 文で覚える単熟語を繰り返した
3-3 TOEFL MAP Reading Advancedを繰り返した
3-4 TOEFLのリスニング本を解きまくった
4 帰国
4-1 TOEICのリスニングをPart1-4合わせて5,000問解いた
※最後までお読みいただきましてありがとうございます!追記します(2017/12/02時点)