英文解釈って超重要です。
しかし、けっこう誤解されている人がいるので、チラッとお話ししておこうと思います。
文型をつけるだけが英文解釈じゃないよ
英文解釈は、文法語法などの応用に過ぎないので、文法事項の復習だと思ってやると良いことありますよ。ってか、英文解釈やると良いことしかないと思います。
私はひたすら精読してたらTOEFLのリーディングは満点取れたし、英検もノー勉で筆記通ったし。やったことはひたすら英文解釈なんですよね。
— 野村勇介🇯🇵独学英語勉強法 (@YSK_NMR) 2018年11月3日
5文型をやたらdisる人がいますが、文型ってのは単なるツールの一つです。
英文解釈は、
英文の構造を正確に理解し、その理解をもとに正確に訳す訓練です。
英文の構造把握をするために、5文型も文法事項の一つとして使うわけです。
たった5つの文型を理解しないで、単語は一杯覚える???
5つしかないものを理解しないのはもったいないと思います。
たったの5つですよ。
英単語なんか、アメリカ人の大学生に追いつくには3万単語の暗記とかが必要です。
3万 VS 5
ですよ・・・
大学受験でも、難関大に行く学生は7,000語とか8,000語くらい覚えることはざらです。
10,000語以上覚える人も中にはいます。
そもそも英文解釈は5文型だけではありません。
英文解釈をカッコでくくったり、文型をつけたりするイメージしか持っていない人はたまにいますが、それは英文解釈ではないですね。それ以外にやることも得られることも沢山あります。
— 野村勇介🇯🇵独学英語勉強法 (@YSK_NMR) 2018年11月3日
英文解釈は、英文法全般の知識を使うので、英文法の知識の確認・応用にもなります。
品詞で考えてますか?
例えば、以下の英文を見てみましょう。
① The US has <not> accepted ~~~
② The US has <throughout its history> accepted ~~~
この赤字の部分は二つとも文法上は何ら差がありません。
下知識として、4大品詞を確認しておきましょうか。
notの品詞は?
notは副詞です。
動詞のacceptを否定しています。
つまり、動詞を修飾しているから副詞です。
前置詞句は?
throughout its history
は前置詞+名詞ですが、意味で考えてみましょう。
歴史を通して→受け入れてきた
動詞を修飾しているので、副詞のカタマリですね。
という感じで、notとthroughout its historyが同じに見えていますか?
英文を正確に読むには、このように
・英文の構造を把握できる
・文法知識を体系的に理解している
この2点が重要ですが、「英文解釈を単にカッコを付けるだけだ」とか、「5文型をつけること」だと思っている人は少なからずいます。
ちなみに、指導者側にもいるので残念です。
多読で全然できるようにならなくて、悩んで私の塾に来る人も毎年いるので、文法に少なからず助けられている人も多々います。
自分が理解できないとか、必要が無いからといって、同様にそれが他人にも必要がないとは限りません。
英文解釈が「絶対に」必要がないとか、
英文法は「絶対に」必要ないとか、
いや、物事に絶対はないと思うので、他人の思考法を理解する検証してほしいなぁと思います。
英文解釈は、英文法や語法、熟語などの知識の応用ですから、英文解釈を通して英文法の知識の定着と強化が可能です。
英文解釈本の解説に書かれていることは、総合英語などの英文法書に書かれていることが大半です。
つまり、もう一度同じことを言いますが、
英文解釈をやると、英文法や語法などの復習と定着になりますよ!!
英文解釈をやって損することはまずないと思うので、ぜひ、英文解釈を通して、英文法の学び直しの機会としてみてください。