英語勉強法

スピーキング/英会話の独学勉強法

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英語を話せるようになるにはどうしたらいいんだろにゃ?

オンライン英会話もたくさんあり過ぎてわからないにゃ。。。

といった疑問にお答えする記事です。

上のような問いに明確に答えられる人は、英語を教える仕事をしている人でも意外と少ないです。

筆者は、二十代後半から英語をやり直して話して聴けるようになったので、明確にどうすれば話せるようになるのかを答えることができると思います。

  1. オンライン英会話を始めるまでにやっておくべき下準備
  2. 本当にゼロからのスピーキングの勉強法や必須ツール

特に①や②に関しては、本当にゼロから学習してTOEIC満点やTOEFL100を超えた人はとても少ないですし、かつ英語の指導歴が長い人が書いた記事はインターネット上にはほとんどありません。

twitterで質問してくれれば追記もしますよ^^

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▼もくじ

スピーキングの独学勉強法

スピーキングもリスニング同様です。

基礎はどれも同じで、発音・単語・文法の3つです。

それがある程度落ち着いたら、どんどん訓練していきましょう。

資格試験、大学入試、英語での読書などが目的でないのであれば、スピーキングを一番の学習の軸にすべきです。

有名な英語の達人はスピーキングを軸にするように言っています。

例えば、英検や英語本で有名な植田一三さん(英語スピーキング力)、京大准教授でTOEFL満点の青谷正妥さん(英語学習論: ―スピーキングと総合力―)、英語喉で有名な上川一秋さん(CD付 英語喉 50のメソッド)、YouTubeで有名なATSUさん、などが有名どころではないでしょうか。

もちろん、本当に英語ができる人というのは、文学などを大量に読んでいます。映画などもたくさん見ているでしょう。

しかし、そのレベルに達するには本当に本当に時間がかかるので「読書が何よりも好き」とか「研究者になりたい!」って人以外は優先すべきではないと思います。

スピーキングを先行すべき理由

読解派が論破できない点が何点かあります。

  1. 会話は書き言葉よりも文法がシンプル
  2. 会話は書き言葉よりも語彙が簡単
  3. 「話すだけ」は有り得ないが、「読むだけ」は有り得る

通常の会話の場合、特に①は反論の余地がないと思います。

②も専門的な内容ではなければ、どの言語も日常的に使う語彙は非常にシンプルなことが多いのがふつうです。

私は大学受験生に教えることが多いため、超がつく精読派なのですが、それでもスピーキングの学習を優先すべきだと考えるのは、上記の2つが主な理由です。

詳しく解説していきましょう。

会話は書き言葉よりも文法がシンプル

文法がシンプルというのはとても良いことで、シンプルなので学ぶことも少ないです。

つまり、単純に勉強時間を減らすことが可能です。

後述しますが、「読解」は時間がかなりかかります。というよりか、ほぼ無限に時間がかかります。

満足できるレベルは人によって違うと思いますが、

「外国人と英語で話してどうにか意思疎通できる」といったレベルになるまでの勉強量と、

例えば、

「TIMEなどを読んで語彙や文構造で困らない」といったレベルになるまでの勉強量は、

明らかに前者のほうが簡単で、しかも数年以上の差があります(5年以上とか、10年とかの差です)。

会話ができれば、他の技能もある程度できるようになります!

  • 自分が話せるレベルの文章はもちろん読めます
  • 話せれば、もちろんそのレベルのことは書けます
  • 話せれば、同じような内容はもちろん聴けます

確かにハイレベルな文章を書いたり、読んだり、聴いたりはできませんが、自分のレベルの範疇のものはリーディング・リスニング・ライティングを含め、全て対処できるのです。

会話程度の文章、例えば、公立高校の入試問題程度なら、ある程度は読めるようになってしまいます。

公立高校の入試問題もちゃんと読むのは大変ですが、話せるようになるだけでそのレベルの英文を読める土台ができるのは悪くないと思います。

読解は膨大な時間がかかる

英文読解には技術が必要です。

  1. 単語
  2. 文法の深い知識
  3. 精読
  4. 精読の高速化

最低限、上記はクリアしないといけません。

読解のための単語

語彙は10,000語ちょいくらいで英検1級。

15,000語くらいは覚えないと新聞や雑誌は読む気が起きません(読めますが、難しい文章だと、うんうん唸りつつ、辞書必須です)。

文学作品を読むのであれば、20,000-30,000語は必要です(しかも、満足できるかどうかは作品による)。

読解のための英文法

総合英語の主要項目は大体知っているというレベルじゃないと、適当に読み飛ばしている部分が多いと思います。

読解のための英文解釈

英文解釈の本などを数冊理解して何度も繰り返し読み、さらに、長文を読むときも同様に訓練をしていかないと、精読はできるようになりません。

英文解釈と言われる本を数冊完璧になるまで勉強するためには、先ほどの英文法の知識もかなり必要となります。

さらに、大学受験や洋雑誌などの英文読解は文法が複雑なものの割合が多いため、素早く読めるようになるまでにかなりの時間を費やします。

あまり勉強時間の取れない忙しい社会人の方だと、単語を覚えて、さらに読解スピードが高速となると、5年とか10年とかそういうレベルです。

資格試験の読解問題で高得点を取るのに5年とかそれ以上かかったりするのは、

勉強の割ける時間があまりないのに膨大な時間がかかるものを攻略しようとしているからです。

 

じゃあ、「英語を話せるようになる」を優先したい人は、「読解を優先する」をやめてしまえばいいのでは?

と私は考えるわけです。

英会話を優先したからといって「読まない・書かない・聴かない」というのは有り得ない

英会話を優先したからと言って、読解をしないわけではありません。

英語の基本は常に「単語」と「文法」ですから、この2つの勉強は疎かにしてはいけません。

会話の勉強のために文法書を使うことは可能なので、文法書で会話の訓練をします。

その場合、文法書内の例文は目を使って読まないといけません。

これって簡単な読解ですよね。

また、ある程度話せるようになると、オンライン英会話などを使って会話をしますから「聴く」こともしないといけないことは多々あります。

チャットやemail, LINEで英語を「書く」こともあるでしょう。

なので、「話す」だけはまず有り得ません。

「読む」だけは可能

逆に、「読む」だけに専念することはできちゃうんです。

それが英語学習の大きな落とし穴と言えると思います。

  • 単語を本で読んで覚える(CDや音源を使う人はいると思いますが)
  • 文法書を読む
  • 文法問題を解く
  • 長文を読む
  • 長文の問題を解く

これ話す必要も、聴く必要も、書く必要もありません。

「話す」ことを意識的に勉強しなければ、話せるようにはならないのですが、読解中心に勉強をすると時間が膨大にかかるため、会話に割く時間が残らないのが大問題と言えます。

英語を話せるようになりたい人は、会話を中心に勉強をすれば、聴く・読む・書くをある程度同時に鍛えることが可能です。

具体的な勉強法は後述しますが、この考え方は反論があると思います。

 

「読解をしながら英語を話せるようになる訓練をすればいいじゃない」

 

というものです。

正論です。

しかし、読解中心だと、読解のレベルを上げるのに時間がかかるので、総時間数が多くて非効率ではないですか?

「外国人と英語で話してどうにか意思疎通できる」

というレベルを目標にするのであれば、難しい読解を優先させつつ、会話もできるようにするという苦行のようなことをせずに、最初から英会話に専念してしまったほうがはるかに早いと考えるのです。

この会話優先の考え方は社会人向けです。

社会人の方って、英語の研究者をしているような人と違って、英語に触れられる時間数が絶対的に少ないと思うんです。

できるだけ最短で英語を話せるようになりたい人は、やはり会話を優先するのが合理的だと考えます。

もちろん、学生時代に読解がもともと得意だった人は読解から復習するほうが楽かもしれません。

日本語の環境で読解を優先してしまうのは仕方ない

また、別に話せるようになりたくない人は読解を優先すればいいと思います。

そもそも、日本人が英語を使う場面って、まずないと思うんです。

仕事で使う人もいると思いますが、使わない人は全く使いません。

自分の必要なスキル・目標・嗜好に合わせて学習すべきです。

全員が英会話を優先すべきという話ではありません。

スピーキングの勉強法の手順

さて、グダグダと長いことを書いてしまいましたが、具体的なスピーキングの学習法に話を移したいと思います。

英文法が苦手な人は、この記事の英文法の項目を参考にしてください。

最低限の知識としては中学レベルの英文法は必要です。

本当にゼロからの人は、中1英語が面白いほどわかる本シリーズが良いと思います。

大岩のいちばんはじめの英文法などを使って理解することを先にしておきましょう。

詳しい解説が必要な人はスタディサプリなどを併用するのもいいと思います。

ある程度英文法が理解できるようになったら、Vision Quest 総合英語 Ultimateなどの英文を使って日本語から英語にできるように訓練します。

Vision Quest Ultimateをおすすめするのは別冊の例文集が付いているからです。

もちろん、お気にいるものがあるなら他の本でもよいです。

文法の例文を以下の3ステップで訓練

  1. その例文の文法のポイント把握し理解する
  2. 英語 → 日本語にできるようにする(和訳)
  3. 日本語 → 英語にできるようにする(英作文)

この訓練をするメリットは、英文法を網羅的に理解することができるのと同時に、英語をある程度ゆっくりであれば話すことができるようになることです。

詰まるところ、この勉強法は文法特化です。

通常、こういう学習をする場合、ある単元を理解したら、次にその単元を文法の問題集を使って演習をするのですが、そのような勉強しません。

 

とにかく「文法の例文を使いこなす」ことを目標に訓練をするのです。

文法知識というのは多ければ多いほど、正確な英文を自分で作ることができるようになるので、悪いことはありません。

実際私は海外に出る前にかなり英語を話せるた方だと思うのですが、ほとんどこれぐらいしかやっていません。

もっと省エネで英文法の例文を使いこなすには

さすがに総合英語の例文を全部「日本語から英語」にしようだなんて・・・やる気が起きん!!

って方はこちらの方法をオススメします。

先ほど紹介した、中1英語が面白いほどわかる本シリーズや大岩のいちばんはじめの英文法などの例文を先ほどの3STEPで練習してしまうという手もあります。

総合英語の文法の例文は700から900本ほどあるので量が多いです。

中一英語や大岩本は例文の数や文法事項が制限されているので、学習時間の総量を減らすことができます。

時短をしたい人にはオススメです。

文法を理解した後は一冊集中で強化する

文法を理解した後は、前置詞のコーナーでも紹介をした「DUO elements (デュオ エレメンツ)」を使いましょう。

Duo Elements の例文をスラスラと言えるようになればかなりのレベルです。

自分の日常生活やよく話す話題に合わせて、

例文の単語を入れ替えてしまえば、

自分の言いたいことが伝わらないということはほとんどなくなるでしょう。

英語の長文の50%ほどは「前置詞+名詞」のカタマリ

英語を極めるには前置詞をしっかりと頭に入れて使いこなせるようにならなければなりません。

Duo Elements はその用途には最適と言えるでしょう。

ほとんど全ての前置詞を学ぶことが出来ますし、例文が日常生活で使えそうなものばかりです。

さらに全ての項目にイメージの絵が付いているので、印象に残りやすいと思います。

 

ここまででインプットは十分でしょう。

おそらくここまでのインプットをするのに1年ぐらいかかると思います。

フィリピンなどの海外留学などに行っている人は、このインプットの段階を高速で済ませてしまいましょう。

独り言やトピックを決めたスピーチを訓練するだけ

独り言でどんどん自分の言いたいことを英語に直す訓練をしましょう。

知らない単語は研究社の新和英大辞典第5版を使うといいと思います。

ほとんどの単語が載っているので、大体の問題は解決できると思います。

文法と単語のインプットがあれば、あとは組み合わせるだけで会話は成り立ちます。

しかし、それだけでは流暢さが伴わないため、流暢になるための訓練をする必要があります。

独り言をするのが難しい人

友達と話す時に録音をしておいたり、日本語のテレビ、例えばワイドナショーのようなトピックを与えられて自分の意見を言うという番組を見たりして、コメンテーターが言っているような内容を英語で言えるように訓練しましょう。

できるだけ辞書を引かずに自分の英語で表現できるようにするのは大切です。

しかし、それにも限界があるので辞書を引くことは多々あると思います。

辞書で引いた単語は必ず使えるようにしておきましょう。

「あれ?なんだったっけな。」程度では使いこなせることにはなりませんので、辞書を引いた単語や語彙は、次に同じことを話すときはパッと出てくるようにしないといけません。

ちなみに、英語っぽい流暢さを増すためには、この段階でのシャドーイングはかなり効果的です。

 

スピーチ訓練もGood!!

テーマを決めてまずは20秒ほど。

それから45秒ほど。

それを1分や2分話せるようにする。

最初はゆっくりで短めでも大丈夫です。

徐々に徐々に話せる時間を増やしていくのが大切です。

スピーチのテーマを選ぶにはTOEFLのPart1やPart2の問題を使うのも手です。

またTOEIC のスピーキングテストの問題集を使うのもありでしょう。

自分の話したい分野や用途に合わせて学習を最適化することが大切です。

「とりあえずこの本をやればいいよという勉強法」はこの段階では不適です。

オンライン英会話も役に立ちます

独り言では限界があると思うので、上記の単語と文法の下準備が終わったら、オンライン英会話を始めましょう。

おすすめはネイティブキャンプです。

月額5,950円で授業受け放題なので超お得だと思います。

1週間無料体験できるのでまずは試してみましょう!

ネイティブキャンプでは、デイリーニュースなどを使うと最近の流行りの話題について英語で話す訓練ができます。

オンライン英会話を使ったからといって「英語を話せるようになる」というわけではないので気をつけてください!!

授業を受ける前に予習をして、話す内容を訓練することによって初めてスピーキングの流暢さが上がるのです。

結局、スピーキングも訓練なのでかなり勉強をしないと流暢になることはありません。

インプットの勉強は本に書いてあることを理解して言えるようにする訓練なので、本の章立てに従って勉強を進めることができます。

しかし、スピーキングは主体性がないとどうしても身につきません。

おしゃべりが上手な人はスピーキングの訓練も苦なくできるかもしれませんが、あまりおしゃべりではないという方には結構大変な訓練かもしれません。

実際、英語のスピーキングが上手な人というのは日本語でもかなりおしゃべりな人が多い傾向があると思います(個人的な感覚ではありますが)。

スピーキングをどう伸ばすか

「スピーキングをどう伸ばすか」というのは、悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

まず、海外留学をしたとしても、4技能の中で伸びが来るのが一番遅いのがスピーキングだと言われています。

これは私が留学していた時の各国の留学生も同意見だったのを思えています。

  • リスニングがまず一番先に上達する
  • リーディングやライティングは大学で使うので自然と伸びる
  • スピーキングがどうしても最後になる

ようです。

私の実感も同じです。

相当友達が多くない限りは、アメリカやイギリスにいても他の技能に比べスピーキングを伸ばすのは難しいです。

では、どのように伸ばすか。

結論としては「オンライン英会話を使いましょう」ということになります。

ポイント1:発話量を確保する

理由はシンプルで、勉強量の確保です。

腹が立つことに、オンライン英会話では「話し過ぎる先生」が存在します。

「お金を払っているのに相手の話をずっと聞かないといけないなんて・・・」ということはたまにあります。

講師の当たり外れが大きいのです。

会話の基本の1つは、相手と自分の話す時間のバランスを保つことだと考えます。喋り過ぎないことはマナーです。

しかし、現実の会話でも「待つ」という行為は必須で、ネイティブと話していても待っていることが大半だということに気付きました。

そもそも、ネイティブでずっと話を聞いてくれる人などいません。

これって人によっては日本語でも当てはまりませんか?

英語でも日本語でも、会話速度が速いネイティブ同士でどんどん会話が進んでいきますから、外国人は聞く側にいることがほとんどで、語学面で差があると外国人はたまに狙いすましたジャブを打つように「ツッコミを入れる」くらいがほとんどです。

つまり、

英語圏に住んでいても、環境によっては「毎日、十分な会話量を確保するのが難しい」

です。

(英語圏にいるとリスニングは比較的伸びやすいんですけどね。)

つまり、相手に話されて「待つ」時間を考慮しても、勉強量を稼ぐにはオンライン英会話が今のところは最適だと思います。

また、実際に海外にまで行くという選択肢はコストがかかり過ぎますし、まず日本で出来ることは何か?

となると「オンライン英会話」ということになります。

ポイント2:続ける環境づくり

もう一つ頭に入れておいていただきたいことは、「続けることの大切さ」です。

私の経験では、スピーキングで伸びを実感するのに半年とか一年かかります。

また、ある程度満足できるレベルに到達するのに、2~3年はかかります。

頑張っているのに全然伸びている感が無いんです。

単語の暗記なんかは即効性がありますからやってて楽しいのですが、スピーキングの絶望感たるや・・・

なので、伸びてないと思っても絶対に止めないことです。

徐々には伸びているんです。

毎日の伸びが小さすぎるだけなんです。

言語一般そうですが、

英語の四技能というのは、四重、五重(語彙など)で螺旋を描いていて、何かの技能を強化すると、他の技能も何かしら底上げされます。

スピーキング訓練の際に、予習で話す内容のリーディングをしたり、復習で暗唱やシャドーイングをしたりすることは非常に大切です。

単に話しているだけではいけないということは覚えておいてください。

「中学から一生懸命英語を勉強しているのに、なかなか英語がしゃべれるようにならない」

「社会人になってから必死で勉強した結果、TOEICの点数は飛躍的に伸びたものの、全くしゃべれない」

というように、英語を勉強してきた年数が長いのに英語がしゃべれなかったり、英語の点数自体は高いのに英語がしゃべれなかったりというような、困ったパターンに陥ってしまう人が多いようです。

折角ずっと勉強してきたなら英語をしゃべれるようになりたいですよね。

実際に、ビジネスで使えるのはTOEICの点数が高い人よりも英語がしゃべれる人だったりします。

では、スピーキングの勉強法を詳しく見て行く前に、下準備から確認していきましょう。

オンライン英会話でペラペラになるための下準備

英会話習得の下準備5つ

  1. 単語の品詞を覚える
  2. 前置詞を極めておく
  3. 5文型をある程度は理解する
  4. 文法書の例文を英→日、日→英できるようにする
  5. 直訳と意訳の違いを理解する

では、詳しく見ていきましょう!

下準備① 単語の品詞を覚える

単語を覚えるときは、ちゃんと品詞を覚えましょう。

以下の図が便利です。

 

なぜ品詞を覚えないといけないのか。

英語は語順が命です。

語順を変えると、英語は意味が通じません。

例えば、

〇 このレストランはとても人気です。
〇 This restaurant is very popular.

〇 とてもこのレストランは人気です。
× Very this restaurant is popular.

〇 このレストランは人気です、とても
× This restaurant is popular very.

〇とても人気なんですよ、このレストラン。
× very popular this restaurant is.

〇とても、このレストラン、人気なんですよ。
×Very this restaurant popular is. 

〇人気なんです、このレストラン、とても。
×Popular is this restaurant is very.

見ての通り、日本語はほぼ変幻自在です。もちろん意味が通らない並び替え方もあると思いますが、かなり自由が利くのが日本語です。

しかし、見ての通り英語は語順を勝手に変えることができません。

その語順のルールを理解するにあたって、

品詞を覚えることが重要となってきます。

下準備② 文型の理解を深めるには前置詞を極めておく

文型の理解を深めるのには、前置詞の知識が必須です。

なぜでしょうか。

前置詞で始まるカタマリは、名詞で一区切りになります。

例えば、

I went <to his big house>.

toという前置詞で始まって、houseという名詞で終わっています。

英語って、こういう前置詞のカタマリ(句)が40-60%も占めているんです。

文型を理解する際にも、前置詞のカタマリを把握する必要があるんです。なので、前置詞の理解が必要なんです。

前置詞の理解におススメの本は?

のちほど紹介する勉強法のところで詳しく解説しますが、とりあえず2冊あげておきます

ネイティブはこう使う! マンガでわかる前置詞

デイビッド・セイン氏のこの本はたくさんでているのですが、このシリーズはカラーや図・マンガも豊富でとてもいい本です。

Part 3, 4の「fall in, fall for, fall on」などの「動詞+前置詞などの熟語」がは一読の価値ありです。

核心のイメージがわかる!前置詞キャラ図鑑

この本も前置詞のイメージを掴むにはいいと思います。つい最近出た本です。

下準備③ 5文型をある程度は理解する

でたーーーーー!

恐怖の文法だにゃぁ~~~~~

あわわわ

5文型と聞くと顔をしかめる方が多いかもしれませんね(笑)

しかーーーーし、先程伝えたように、品詞をしっかり覚えていれば、文型はそんなに難しくありません。

いや、実は文法はめっちゃ簡単です。

今は動画もあるので、みなさんぜったいスラスラっと理解できます!

後ほど紹介する、英語が面白いほどわかる本動画を組み合わせれば楽勝です。

Twitterでも質問受け付けているのでお気軽にどうぞ。

文法という言葉に負けずに、コツコツやってみましょう。

絶対話せるようになります。

英語の初歩はとにかく理解が大切なんです。

なんとなく適当に話していても伸び悩みます。

で、なぜ文型を理解する必要がある??

文型を理解するのは、自分の言っている英文が正しいのかを把握するためです。

単語と単語を言って、相手が理解してくれるのは、相手が推測しているからです。

「わたし」「言った」「彼」「ディズニーランド」「結婚」とか日本語で外国人に言われたとします。めっちゃ推測しますね。

文型を理解すると文の基本パターンを理解できるので、文が超絶組み立てやすくなるんです。

その文型を理解するには、さっきの品詞を覚えないといけません。文型は品詞で決まるからです。

だいぶ、わかってきましたか?

文型の例文を確認してみたい人は、こちらのページを合わせてお読みください。

下準備④ 文法書の例文を英→日、日→英をできるようにする

オンライン英会話を最大限活用するには、文法書で学んだ例文を使いこなせるようにすることが大切です。

「文法って何のために勉強するの?」のは、「自分の言っている英文が正しいのかを把握するため」と先程お伝えしましたが、もう1つ理由があります。

文法書の中で習う文型のパターンはひじょーーーーに限られています。

その軸となるパターンの例文を「英→日」「日→英」できるようにすること、

つまり、

「使える定型パターンを増やすこと」が文法を学ぶ最大の目的です。

しかも、文法は4技能全てに役に立つんですよ。

英会話/スピーキングはだけではなく、リーディングにも、リスニングにも、ライティング/英作文にも、英文解釈や長文にも役に立ちます。

TOEICや英検にはもちろんです。

下準備⑤ 

さきほどの文法書の「英→日」訓練をする際に、どうしてそのような訳になるかがわからないということがありますよね。

訳と言うのは参考訳でしかありません。どうやって訳すのかというと、文の構造に沿って訳すんです。それには文型を把握する訓練が必要です。

つまり、文型を理解していなければいけません。

以下のことを覚えておきましょう。

和訳と言うのは文構造に従って訳し、基本は直訳で、日本語として変なときに意訳

英語ができるようになるメリット

https://twitter.com/YSK_NMR/status/1012929388764000256

英語の何が楽しいかって、言葉の壁がなくなって、世界がとんでもなく広くなること。

文学もスピーチもニュースも新聞記事もブログも話す相手も。

一生かかっても消化しきれない情報量を手に入れることができる。

人生が豊かになる。

それが英語の醍醐味です。

英語圏じゃない国でも大活躍です。

韓国や中国に行って英語ができてよかったなぁと思ったのは、現地で起業しているアメリカ人と現地企業に勤めているアメリカ人とすんなり友達になれたこと。

香港や上海でも同じようなことが多々ありました。

英語ができればどこの国に行っても誰かしらとは話して知り合いになれる。

プラス中国語ができると無敵だと思う。

スピーキング訓練の3種の神器

上記の知識面での下準備5つに加えて、勉強道具として辞書アプリを用意しておきましょう。

スピーキング訓練の3種の神器

  1. 単語暗記
  2. 文法理解+例文音読
  3. 辞書アプリ

この3つと「オンライン英会話と独り言」で、スピーキングは伸ばせます

参考書や問題集もたくさん必要ありません。

なぜこれら3つを使うかというと、

  1. 単語暗記→基礎固めとリスニングが聴こえるように
  2. 文法理解と例文音読→話すためのインプット
  3. 辞書アプリ→いつでも調べられる

上記を理解しておくといいです。

あとはとにかく一人でも話すこと。

独り言でも十分伸びます。

語学習得では「壁」が親友です。

オンライン英会話をしていない時間は、一人で英語で考える癖を付けましょう。

周りに人がいるときは、頭の中で英語を話してもいいです。

私は、周りに人がいても英語を話していたので、よく振り返られて笑われていました(笑)

有名なATSUさんもすすめていますね。

 

辞書アプリ

辞書はスマホのアプリがいいです。他書と比較すると値段の手頃な「ウィズダム英和和英」がオススメです。

解説もとても役立ちます。高いですが、定番の「ジーニアス英和和英」のアプリもいいです。

辞書アプリと紙辞書の違い

アプリは検索用です。

  • 発音・アクセント確認
  • 串刺し検索最高(串刺し検索使わないとデジタル革命の意味なし)
  • 文字の大きさ自由自在で目に優しい
  • マーカー機能で大切なところには印をつけられます
  • メモ機能も充実で、書き込みができます
  • スマホ1台で解決

紙辞書は読書用です。

  • 読んで楽しい
  • 書き込みが簡単です
  • マーカーはフリクションを使わないと消せません
  • 老眼にはつらい
  • 重い

これらの2つは用途が違うので、優劣はありません。

パソコンと、スマホ・タブレットを比べる感じです。どちらもいいところがあります。

辞書の中身は基本同じです。

オンライン英会話初心者が気をつけるポイント

会話はチャットから始める

最初のうちは「あー」とか「うー」とかしか出て来ないことも多いと思います。

オンライン英会話の先生もあきれ顔・・・とか。

そんな時は、和英辞典で引いた単語でもいいので、チャット機能を使って会話しましょう。

慣れてくると、簡単な単語は口から出てくるようになりますよ。

瞬間英作文は使い方に注意

瞬間英作文は、あのままの英文を覚えてもあまり使えません。

単語を入れ替えて覚えましょう。

例えば、I am a student.などは、学生以外は使いませんよね?

自分の職業に合わせて単語を入れ替えましょう。

オンライン英会話で英語を学ぶ上での注意点

ゴールはどこなのか

英語ってめっちゃ時間がかかるので、社会人になってから英語をガンガン使って働けるようになろうとか思ったら、他のことを学ぶ時間はほとんどなくなります。

なので、相当な覚悟を決めてやらないといけません。

しかも、頑張っても使いこなせるようになるとは限らないので、一世一代の大博打と言えます。

参考書や問題集はたくさん買わないこと

英語やっていると「音読や暗唱やら、この1冊丸々やってやろう!」とか思うことあるのですが、全部やる必要なんか全くないです。

というか、全部できないことのほうが多いです。

苦手なところ、知らないものを集中的に取り組めばいいです。

全部やろうとすると、時間というリソースが足らず敗北します(^^; 

それでは、参考書を絞った勉強法もご紹介していこうと思います。

ゼロから英語を話せる/聴ける/使えるようになる3種類の勉強だけ超効率的学習法!

本当にゼロからのスタートでお困りの方いませんか?

筆者は2度も高校中退をし、20代後半でスピーキングとリスニングの勉強を始め、TOEICほぼ満点、英検1級より難しいTOEFLiBT100点を超えたのですが、最初は本当に死ぬほど苦労しました。

ネットに載っている情報は、たいていステマか、中高で頑張った人が書いていて、あまり役に立たない情報や英語の勉強法もどきが多いと思っています。

私自身がとても苦労したので、考えに考え抜いて、たったの3種類の勉強で英語を話せるようになる英語の勉強法を考えてみました!!

勉強する分野はたったの3種類

使用するのは、たったの3種類です。

これで英語を話せるようになります!

3種類とは以下です。

  1. 発音(リスニング対策にも)
  2. 単語(リスニングとスピーキング対策にも)
  3. 文法(スピーキング対策)

この3つの分野の本とサービスを使っていきます。

以下にまとめておきます。

なんで3種類?

Twitterなどでは、よく何十年も英語を勉強しないといけないようなコメントを見かけます。

本当にそんなに勉強しないといけないのでしょうか。

英語の先生や大学教授のような研究者を目指すようなことがなければ、実はそんな必要はありません。

自分の言いたいことをほとんど言えるようになるまでに、何年も何十年も勉強していたら本当に時間の無駄です。

ってか、そんなに時間かかることやりたいと思いますか?

人生は英語以外に楽しいことがたくさんあります。

外国語なんて完璧じゃなくていいんです。

もちろん、完璧を目指しつつ勉強したほうがいいので、適当に勉強してはいけませんが、最低限を身につけるだけだったら、数ヶ月もあれば十分です。

英語の勉強はサクッと終わらせて、自分の好きなことをやりましょう!

「極めたい!」まではいかない、でも「旅行などで困らない程度」でもなく、「そこそこはできるようになりたい!」という人のために勉強方法を考えてみました。

極める参考書を絞りに絞ったプログラム

できるだけ最低限の学習量で英語ができるようになるのを目指すプログラムです。

特に「話す」と「聴く」に特化した勉強法です。

今から英語を勉強用と思っている人や、英語本に投資しているけど続けられない人は、ぜひ試してみてください。

コースは3つ

Basic, standard, Advancedの3つのコースを用意しました。

 

まずはBasicコースから紹介していきます。

Basicコースの英語勉強法

本とCDを揃えると、

Amazonで買うと全部で¥6,912です。

Basicコースの特徴

とにかく最低限の勉強で英語を話せるようになりたい人のためのコースです。

Basicコースの特徴

  • とにかく話せるようになりたい!
  • バックパッカーで世界を周るような人
  • 旅行時にある程度わかるようになりたい

発音とリスニング訓練は同時にできる

発音記号だけは一番最初にやっておくといいと思います。

発音記号は読めたほうが得です。

発音の違いを理解するためにも、まずは発音記号を理解してみましょう。

完璧な発音は必要ありませんが、似ている音の「違い」を理解するのは大切です。

英語の発音は実はとても簡単です。

口先ではなく喉で発音すれば発音しやすいです。

発音が悪いと相手に伝わらないことがあるので、初心者とはいえの発音だけはこだわって行っておきましょう。

といっても英語の発音記号は実はめちゃくちゃ簡単です。

完璧に発音するのは少し時間がかかるかもしれませんが、発音記号を読めるようになるには1時間もあれば十分です。

発音と思わずにまずは頑張ってクリアしましょう。

発音のルールを学ぶと、なんとリスニングに効果あり!

「たいいく」が「たいく」に聞こえるたり、「とうきょうえき」が「とーきょーえき」に聞こえるのは発音が楽だからですよね。

英語も同じで、音がくっついたり、音が消えたりします。

そのルールもそんなに多くないので、さらっと押さえておくといいでしょう。

発音記号の勉強にオススメの本

とにかく格安で終えられるものを見つけてきました!

英語の正しい発音の仕方

CDもあるので必ず使いましょう!

発音とリスニングを同時に鍛えたいなら、この本を使え
CD-ROM付 改訂版 英語の発音パーフェクト学習事典

この本は高いので予算のない方は買わなくてもいいですが、英語の音の連結や脱落が学べる本です。

Part3とPart4をやっておくだけでも、かなり聴き取りが楽になります。

かなりおススメの一冊です。

発音の最終兵器は辞書アプリ

辞書アプリは少し高いですが、投資できる人はせっかくなので買っておきましょう。

以下のアプリで十分です。

ウィズダム英和・和英辞典 2 – 物書堂

末長く使いたい人はジーニアスを買っておきましょう。

ジーニアス英和・和英辞典(第5版/第3版) – 物書堂

中学レベルの単語だけ覚える

単語も絞りに絞りましょう。

中学英単語と、あとで紹介するDUO elementsだけで単語は終わらせてしまいましょう。

知っている単語でいかに自分の言いたいことを伝えるかが勝負です。

一気に覚えきりましょう。

単語を覚える理由→リスニングのため

単語を知らないと認識できません。日本語でも同じです。

「かんなんしんく」と言われても、「艱難辛苦」を知らないと認識できないのと同じです。

単語アプリのmikanを使い倒す

アプリを使うには理由があります。

それは、

発音とアクセントをしっかりと固めたいからです。

単語カードもオススメなのですが、アプリだと正しい発音を覚えられます。

英単語アプリ mikan – mikan Co.,Ltd.

無料で終わらせるなら中学英単語1000

有料でもいいなら「フレーズで覚える英単語1400」

個人的なおすすめは「フレーズで覚える英単語」ですが、無料のでも十分です。

フレーズで覚えた方が、どのような形で使われるの直感的に把握できるからです。

基本動詞と前置詞を極める

基本動詞と前置詞だけで英語は話せます。

DUO elements [デュオ エレメンツ] 前置詞/副詞

CDと小冊子

DUO elements 前置詞/副詞 mini

内容に追加もありますが、基本的に同じです。

このminiよりも本冊のDUO elementsのほうが前置詞や単語の解説が詳しいです。

イメージが掴みやすいです。

では、何が違うのか。

  1. miniはCDが付いている
  2. 暗記をしやすい

CDを併用してDUO elementsを極めたいので、少し高いですが揃えるといいでしょう。

ABOUT ME
野村勇介
英語講師|TOEIC985点|TOEFLiBT100+α
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