速読英熟語っていい本なのかな?
どうやって勉強したらいいの?
というお悩みを解決する記事です。
- 速読英熟語をおすすめする理由
- 日本の英語参考書ってどうなの?
- 速読英熟語のレベルと特徴
- 速読英熟語の使い方
の4つがわかる記事です。
▼もくじ
アメリカに参考書を持てるだけ持って行った。
著者のBryceは英語の参考書や本が大好きで、海外に出始める数年前までは毎月5~10万円程を投資して、多くの英語本を買ってきました。
18際の頃から続けていたので、英語本・そのほかの本を買うことにかなり投資したと思うのですが、たくさん本を買ってくると良い本がわかってきます(た、たぶん・・・汗)。
ただ、どうしても英語ネイティブではないので、若い頃は英語本の中の英文が本当にネイティブによって書かれたのかどうかが分からない時がありました。
「しっくりこない」という感じです。
「こんな書き方見たことないんだよなぁ」という英文を載せた本がけっこうあるんです。
まぁ、何と言うか「疑惑」ですね。
中には英文校閲という文字が書かれているにもかかわらず、どうしてもしっくりこない英語の本が多々ありました。
アメリカに行く時にこれはチャンスだな思って、自分の中で気になっている本をたくさん持って行きました。
私は、現地での職が、私立のリベラルアーツ大学のスタッフの予定だったので、頭のいい人と話す機会があるだろうと思ってのことです。
英文校閲と書かれていても校閲されていない本って結構あるのかもしれません。
日本の英語の本ってはっきり言って・・・です。
これを言ってしまってはおしまいなのですが、日本人だけで書いた英語本の「大半」は買う価値はありません(良い本もあります!!)。
私は、アメリカで言語学専攻などの大学院生などに時間を取ってもらい、日本の英語本をみてもらいましたが、捨てた方がいいと言われた本が多々ありました。
例えば、英作文の本の中には「英文校閲」という文字があるにも関わらず、アメリカ人の学生たちは、、、
などなど、酷評された本もありました。
あと、日本で有名な英語の先生なのですが、
「句読点の付け方がおかしい。小学校でよく直される間違い方だ。」
という本もありました。
いやはや・・・・、信じてバカを見ましたよ。
まとめますと、
この話、
信じるか信じないかは・・・あなた次第です。
生き残ったうちの一冊「速読英熟語」
さて、その中では「良い」という評価を受けた数少ない本の一つが「速読英熟語
というか、それ以外はほとんど微妙・・・と言われたんですよね。
飛行機の受託手荷物の追加料金まで払って持って行ったのに、生き残った本は数冊か・・・。
これが日本の英語本の真実・・・かも???。
もちろん、良い本もたくさんあると思いますよ!
速読英熟語のレベル
速読英熟語を一冊完璧にするとマーク模試で大体9割ぐらいは出ます。
その代わり、隅から隅まで完璧にするといいと思います。
実際に私が予備校で教えていた時に、
「速読英熟語を一冊完璧にすればマーク模試は大丈夫だから」
と毎日のように言っていたところ、本当に完璧にしてくれた学生がいまして、彼はマーク模試で毎回9割を超えていました。
速読英熟語の特徴
速読英熟語は、速読英単語の必修編に出てくるレベルの単語も含んでいるのが最大の特徴と言えるでしょう。
名前の通り英熟語や構文はもちろんたくさん詰まっています。
それに加えて英単語を学べるのですから一石二鳥三鳥という感じです。
速読英単語の必修編と速読英熟語をどちらか片方しか使えないのであれば、私は迷わず速読英熟語をお勧めします。
もちろん、時間があれば両方を使ってしまうと良いと思います。
基礎としては盤石だと思います。
巻末の英文法の解説が簡潔で素晴らしい
巻末は読まない人がたくさんいると思うのですが、速読英熟語の巻末の解説はとても素晴らしいです。
ポイントをついた解説なので、ざっと復習したい人には最高だと思います。
時間をかけずにささっと復習できるので時短になります。
網羅性が大切
長文というのは、どの問題集を使ったとしてもある程度の効果はあります。
しかし、どうしても分野によって単語というのは偏ってしまうので、満遍なく必修単語を含んでいる問題集を使った方が効率的ということです。
単語帳や単語カードなのである程度網羅的に暗記をした後は、速読英単語速読英熟語などのような網羅性のある長文型の語彙習得本を使って、覚えた単語と出会うのがとても効率的と言えるでしょう。
速読英熟語の使い方
これは速読英熟語だけではないのですが、左に英文が載っていて、右には和訳が載っている本を使う時は同じような使い方をしてください。
語彙力があまりない人の使い方
- 最初から単語のまとめのところを見てしまう
- 知らない単語をチェック
- 細かい部分は見ない
- 覚える単語の訳は一つ
- 長文:構造を確認しながら読んでいく
- 語彙の意味を忘れた時はチラ見OK!
- 構造が分からない部分は指導者や友達に聞く(必ず解決すること)
- 読みながら知らない単語にマーカーを引く
- 同様に和訳の方にもマーカーを引く
- 一通り読み終えたらマーカーを引いた単語(英文・和文ともに)に番号を振る(番号を振ることでどの単語がどの和訳に対応するのかを瞬時に見分けることができます)
- CDを使って音を確認する
- 何度か読んで語彙が覚えられるまで繰り返す
- 和訳なしでもスラスラ読めるまで繰り返す
語彙力がある人の使い方
上記のステップ1とステップ2を飛ばして、
一度長文を読んで、どれくらい読めるのかを確認します。
それ以外のステップは全く同じと考えていいです。
復習の仕方
一番簡単なのは全てを最初から最後まで読んでしまうことですが、マーカーを引いた語彙だけの確認もOKです。
自分で番号を振っているはずなので、そのマーカーで引いた単語を見て意味を言えるか確認します。
2ステップです。
- 意味を言えたらOK。
↓
- 意味を言えなかったらその単語の入った文。それでもダメなら前後の文も読んでみます。それで意味を思い出すことができたらそれでOKということにします。
実際の形でも、単語だけで出題されることはないので、長文の文脈を使って単語を思い出すこともあると思うので、前後の文脈を使って単語のみ思い出せたらOKということにします。
単語だけを見て単語の意味を言えることができる方がもちろんレベルは高いですが、文脈を使って単語の意味を言えることができるようになるだけでもレベルは上がります。
まずは欲張らないことが大切です。
全ての文章でスラスラと読めて、知らない単語がない状態になったら完成です。
たまに忘れてきたなと思ったら復習する程度で大丈夫です。
単語は全部知っているんだけど読むのがゆっくりという場合は、素早く読めるようになるまで訓練しましょう。
何度も読んだことがあるのに読むのが遅いというのは、見たことがない文章を読むともっと遅いですから、読んだことがある文章程度は早く読めるようにしておきましょう。
文脈の記憶を頼りに読解をするのはダメ
単に文脈を覚えていて、その記憶を使ってなんとなく読みを繰り返すだけで速くなったというのは「読むのが速くなった」とは言いません。
構造を高速で取れるというのが読むのが速くなるということです。
「この文章は構造がこういう構造になっていて、直訳がこのような意味になるからこの和訳になる」
と自信を持って解説できるレベルになっておかないといけません。
このポイントは大切なので肝に銘じておいてください。
↓英文の構造について詳しく解説した「英文解釈」の記事は以下なので、ぜひ参考にしてみてください↓
速読英熟語の欠点
速読英熟語の唯一の欠点と言えるのは、英文の構造の解説がないというところです。
指導者と一緒に使わないと英文の構造を勘違いしたり誤解したりしたまま、問題点が解消されずに使い終わってしまうかもしれません。
私の塾では、英文の構造の解説を作ってしまっているので、生徒にはそれを渡すだけです。
速読英熟語の構造を解説したプリントなどを持っている家庭教師や塾の先生を探してみるといいかもしれません。
ひょっとすると学校の先生はそういうプリントを持っている可能性もあります。
速読英単語の必修編の読解アシストという物がインターネット上でダウンロードできますが、先生用のものはインターネットに載っているものよりもなんと解説が詳しいです(笑)
なんでなんでしょうね。
速読英熟語の英文の構造の解説もインターネットで公開していただけたらいいなあと思ったりします。
Bryceでした!
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