学習参考書の文法用語って覚えるべきなの?
以下は、英語仲間の方からのご質問です。
許可を頂いたので、掲載させて頂きます(ご厚意に感謝いたします。)
英文法の文法用語って覚えるべきでしょうか?
知っていた方が何かと得なのは何となく分かるのですが中々覚えられません。
品詞程度なら分かります。
僕は文法問題は得意なのですが「何故解けたの?」と聞かれると困ってしまいます。
最近だと「to不定詞の形容詞的用法」がどうのと解説で言われて「へ???」となるのですが問題を見れば「あ〜そういうことか」と一件落着します。
長文を読む際にも通常は「これはto不定詞の〜」と考えながら読むのでしょうか?
文法書を流し見したところ、これからも制限用法だとか難解な日本語が登場するので先が思いやられます。
回答
① 指導者ならある程度は必要だと思う
② 既に英語が得意な人は無理に覚える必要はないかも
③ 学習を加速できるツールの1つ
というのが私の考えです。
学生が自習をする際は参考書を使うと思いますが、結局、そこでは文法用語が使われるので、指導者側は生徒側も文法用語に慣れていないと、効率が悪いと思います。
例えば、心理学や医学を勉強するとか、スポーツを始めるのと同じだと思います。
医学用語や法律用語がわからない学生は、専門の勉強についていけなくなりますし、テニスをする人は「デュース」や「ラブ」という専門用語がわからないと困ると思うんです。
専門用語というのは学習を加速させるためのツールなので、日本語の参考書を使うのであれば(英語の文法書でも同じ用語が英語で使われているだけですが)、ある程度は知っておかないと、自分で文法の分類をしないと行けなくなりますね。
その場合、他人に説明することはかなり難しいと思います。
汎用性がある専門用語を覚えるというのは、何かを学習する際にとても大切だと個人的には思います。
しかし、単に自分だけがわかればいい場合は不要だとは思います。
不定詞の〇〇用法
不定詞の用法は、たったの3つしかないので覚えてもいいと思います。
名詞用法、形容詞用法、副詞用法の3つは覚えたほうがよいと思います。
長文を読むときは?
長文を読む際には、どこを修飾しているのかなぁと立ち止まって考えるときに有用です。
私は、長文を読んでいる際は、不定詞の〇〇用法とかは意識しては思いませんが、このto Vはこの名詞とセットか~、って感じでは考えますし、文法用語に慣れていると無意識に用法は区別しながら読んでいます。
難解な英文を読むときは特に役立ちます。
↓英文解釈はその最たるものなので、ご興味あれば以下の記事をどうぞ↓
最低限覚えるべきことは?
総合英語の目次になっている単語は覚えたほうが良いと思います。
例えば、前置詞、接続詞、不定詞などなどです。
あと、品詞は必ず覚えないと、語学学習は辛いことだらけだと思います。
4大品詞に分類しましょう
今習っているものが何詞のコーナーなのかは、常に意識をしておいたほうがいいです。
例えば、動名詞は動詞っぽいんだけど「名詞」のコーナーです。
前置詞は名詞とセットになって、副詞か形容詞の働きをします。
↓品詞についてはこちらの記事がおすすめです↓
〇〇用法って?
名詞用法=名詞のカタマリ=「こと」と訳すことが多い
形容詞用法=形容詞のカタマリ=名詞にくっつく
副詞的用法=副詞のカタマリ=主に動詞にくっつく。形容詞や他の副詞にもくっつく。
くらいは覚えておくといいかもしれません。
まとめ
・指導者で参考書を使って解説するなら、ある程度知っておくべき
・自分で納得している人は無理に覚える必要はない
・学習を加速させる1つのツールではある
という感じです。
慣れると楽なので覚えてもいいのかなとは思いますが、別に無理に覚える必要もないなとも思っています。
でも、覚えると便利なことはたくさんあるので、覚えたほうが間違いなく得です。
最後に、
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