最近、国公立大学の医学部志望の生徒を教えることがまた多くなってきたので、記事にしてみようと思います。
出題形式
- 大問が4つ
- 長文読解が3題
- 自由英作文が1題
- 試験時間は120分
- 記述式の問題も多い
記述問題は50-70字書かせる問題が多いがほとんどは書き抜き問題なので、どこを書けばいいかわかれば楽勝。
選択問題も比較的多い。
経済・人文社会学部など共通問題なので英文の内容に偏りはないが、科学系の英文だけを読んでいたら面を食らうと思う。
やや抽象的な内容も出るため、国語力が高いほうが有利といえるだろう。
難易度
医学部だと思ってしり込みする必要はなし。
他学部と共通問題のため問題に癖はなく非常に解きやすいと思う。
真っ当に読めて、真っ当に訳せる生徒が欲しいのだと思う。
国公立の医学部で大都市の1つということを考えると超簡単だろう。
どこで差がつくのだろうか。
これは全然差がつかない。
簡単過ぎるのではないだろうか。
しかも、全科目総合の平均点が1013.6/1200点満点。
なんと84.4%・・・。
難易度がセンター試験とさほど変わらないということになる。
これだけ高得点勝負になると、1問ミスをした時点で戦線離脱、即不合格確定となるのではないだろうか。
ちなみに、数学も超簡単と言われているので、理科が勝負になる。数学はおそらく完答してくる生徒もいると思われる。
読解対策
記述問題はほぼ書き抜きなので、正攻法で学習しておくとよい。
正確な文法と単語の知識をもとに英文解釈をしっかりできるようにしておくべき。
名詞句節・形容詞句節・副詞句節の区別をしっかりしておきましょう。
どこに何がかかるのか。なぜその訳になるのか。
文脈ではなく、まず文法的に考え、その後に文脈で補完したほうが間違いがありません。
「文法→熟語→文脈」で考える。
自由英作文対策
文法的に正確な文章を書けるようにしておくことが先決です。
文法学習時に必ず「日→英」ができるようにしておきましょう。
簡単な文章をある程度素早く書けるようになってきたら、自由英作文の書き方を学び始めましょう。
大学受験用でいい本は全然ないのですが、ざっくり学ぶなら以下の本がおススメ。
上記の本でだいたい書く内容を把握したら、以下の本で、どのように論旨を展開するかを最初から模範解答を読んで把握するとよい。
模範解答には書くべき内容が全て詰まっているのだから、ボトムダウンで何を書くべきなのかを盗んだほうが早い。
また、内容は日本語で訓練するのが秘訣。
日本語で論理的な文章が書けないと、英語で書く場合さらに非論理的になってしまうので、最初から英語で書く訓練はしないでおきましょう。
日本語の書いた文章の論理が正しいのか、先生や講師に聞き訂正してもらう。
慣れてきたら英語で書き始めるのがベストです。
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