こんにちは!みなさんはスラングってなんだかご存知ですか?
スラングとは、直訳すると俗語のこと。
つまり、日本語で言うところの「ガチ」や「ヤバイ」などのことを指します。
若者言葉と言ったりもしますよね。
実は英語にも俗語として若者の間で使われている言葉があります。
下品なものもありますので一概に使用をおすすめすることはできないのですが、聞いて意味が分かることは重要ですし、若者同士で話す時などはやはりスラングが使えた方がこなれて聞こえるのも事実です。
そこで今回は、恋バナをするときに使える英語スラングについてご紹介します。
▼もくじ
「あの彼、○○じゃない?」男性を品定めするときのスラング
cool
日本で「クールな人」と言えば、「冷静沈着な人」という印象を持ちますが、英語で”cool”と言う場合は、「素敵な、カッコイイ」という意味になります。
男性に限って使う表現ではなく、女性に対して使うこともあるこの単語は、「自分のスタイルを持っていて毅然としている人」といったニュアンスで用いられることが多いです。
例えば、キャリアウーマンでありながら子育てをしていて、子供に理解のある母親について以下のように使ったりもします。
例)I think his mother is cool!
(あいつの母さんってクールなんだぜ!)
cute
日本語で「キュート」と聞くと、女の子に向けて「可愛い」と言うときの表現のように感じますが、海外では男女問わず使われます。
特に男性を褒める場合に頻繁に用います。
「セクシーでありながら親しみが感じられる」といったニュアンスでしょうか。
「知的」や「ハンサム」というのとはちょっと違った意味で使われているように感じます。
ぱっと見で興味が持てるかどうかの外見的な要素がやや強いかもしれません。
loser
「負け犬」という意味で、日本でもカタカナ英語として使われることがある表現です。
「負け犬」というとちょっと古臭い響きになってしまうので、「ダメなやつ」と言う風に取った方が自然だと思います。
先日、海外ドラマ「フレンズ」の撮影風景を収録したドキュメンタリーを見ていたのですが、セリフを間違えた役者さんが指で作った”L”の字をおでこにかざして
”Loser!(僕がダメなヤツです!(僕がミスしました!))”
と言っている場面がありました。
「彼はナイでしょー」というほど”ダメンズ認定”しているときは使えるワードですね。
geek
「オタク、変人」という意味です。
海外ドラマ「フレンズ」で実際に使われている場面がありました。
ロスが、久しぶりに再会したレイチェルに「実は学生時代君のことが好きだったんだ」と打ち明けるシーンです。
レイチェル:I knew.((ロスの気持ちを)知ってたわ。)
ロス:You did! Oh…. I always figured you just thought I was Monica’s geeky older brother.
(あっ、知ってたの!まあー…でも君は僕のことなんてモニカのオタクっぽい兄貴だとしか思ってなかったんだろうね。)
レイチェル:I did.(そうね。)
もうちょっと優しく伝えてあげてー!と思わず突っ込みたくなるようなシーンですね。笑
この文章では、”geek”に”y”を付けることで”geeky(オタクっぽい)”という形容詞にかえて使っています。
「恋しちゃった♡」恋愛真っ盛りのときのスラング
have a crush on
“crush”と聞くと、事故や破壊などの印象があるかもしれませんが、”have a crush on~”で「~に恋してる、夢中」という意味になります。
映画「マイ・インターン」では、ロバート・デ・ニーロ演じるベンが職場専属のマッサージ師フィオナに恋していることについてこの表現を使って話しています。
ベン:I have a crush on a girl I met at work.
(職場で出会った女性に恋してるんだ。)
作中でベンはなんと70歳。
お相手のフィオナも”girl”というような歳ではありませんが、あえてこんなピュアな表現を使うことで大人同士の素敵な恋愛模様が感じられて良いですよね。
このほかに類似の表現として、”be hooked on~”というのもあります。
Mr. Right
“right”は「正しい」と言う意味。英語で”Mr. Right”と言う場合は、
「ミスター正しい人=自分にとって交際するのが正しいと感じられる人=運命の人」
というニュアンスで使われます。
例)He’s my Mr. Right!!
(彼は私の運命の人なんだわ!)
click
“click”は「ぴったり合う」という意味で使われます。PCのマウスのクリック音のように、カチッとはまるときの音を表している単語です。再び海外ドラマ「フレンズ」からこちらの表現が使われているセリフをご紹介しておきましょう。友人に紹介してもらった彼と初めてのデートを終えた後の女性のセリフです。
“Oh God, we just clicked! Y’know how people just click? Like he came by to pick me up, and I opened the door, and it was just like, click! Did he tell you?”
(もう最高、私たちぴったり合っちゃったんだもの!人と人がぴたっとくる感覚ってわかる?彼が私を迎えに来てくれて車のドアを開けた瞬間にね、「ぴたっ♪」て。ねえ、彼もあなたに何か言ってた?)
「別れちゃったの。」お別れのときのスラング
dump~
“dump~”で「~をフる(~と別れる)」という意味になります。
”dump”とはもともと「投げ捨てる、放出する」という意味ですので、「彼は捨てたわ」といったやや乱暴な表現で使われることが多いです。
海外ドラマSex and the Cityで、親といつまでも同居している彼について相談したキャリーが、サマンサに言われた一言がこちら。
“Not sexy. Dump him immediately here. Use my cell phone.”
((親と同居なんて)セクシーじゃないわ。そんな男ここで今すぐ捨てちゃいなさい。ほら、私のケータイ使っていいから。)
mess around
「浮気をする」という表現でよく使います。もともとは「ぶらぶらする、もてあそぶ」という意味ですが、恋愛の話で使われるときは「浮気」だと覚えておきましょう。
例)Sorry honey, but I think your bf is messing around.
(こんなこと言うの心苦しいけど、あなたの彼は浮気してると思うの。)
ex
ゴシップガールでよくでてくる表現ですね。「元カレ、元カノ」という意味です。もともとは”ex-boyfriend””ex-girlfriend”という風に言っていたのですが、現在は略されて”ex”と表現されることが多いです。
ちなみに、離婚した元夫や元妻にも使うことが出来ますが、この場合はただのお付き合いではなく結婚していたということを強調するためにも”ex-husband””ex-wife”と言った方が伝わりやすいでしょう。
例)Oh God! Now I realized my ex is here! What should I do??
(最悪!元カレも来てるじゃん!!どうしよう・・・)
よく出てくる恋愛フレーズの略語集
メールやSNSではスラングと同じように略語もよく使われています。暗号のようでわかりづらいですが、知っておくと入力の手間も省けて便利ですよね♪
それでは恋愛フレーズの略語について、主だったものを見てみましょう!
XOXOXO
= Hugs & Kisses(たくさんのハグとキスを)
lu2
= love you too(私も愛してる)
iwu
= I want you(あなたが欲しい)
ILUSM
= I Love You So Much(あなたのことが大好き)
英語スラングで言葉遊びを楽しもう♪
恋愛に関連した英語スラングをご紹介してまいりました。初めて知ったものも多かったのではないでしょうか?
普段から英語を使いこなして生活している欧米の方々が、どのように表現を短縮しているのか、また伝えたいことについてどのような単語に置き換えて表現しているのかを知ることで、英語を話すうえでのコツが見えてきます。
下品な表現や乱暴な表現には注意が必要ですが、言葉遊びのつもりでチェックしてみるのはいいかもしれませんね♪