社会人になって英語の資格試験を受けようと考えているだけど、
TOEICと英検のどちらを受検すべきかが分からないし、
英検何級から受験したらいいか分からないにゃー
といったお悩みを解消できる記事です。
2つの検定試験では試験内容も異なることから、やはりどちらかに的を絞って学習した方が結果もしっかりと残せますので、どちらを受検すべきか決めかねてしまいますよね。
そこで今回は、社会人の英検受験について、受けるべき級や他の検定試験との比較など徹底解説してみたいと思います!
▼もくじ
社会人が英語の資格試験を受けるべき3つの理由
毎日お仕事で忙しい社会人の方々にとって、試験勉強の負担は相当なものがありますよね。お仕事で英語を使う方もそうでない方も、資格試験まで受けるかどうかは悩みどころです。
そこでまずは、社会人の方々が英語の資格試験を受けるべき理由をご紹介してみたいと思います。
①仕事の幅が広がる
外資系企業に転職を希望している方はもちろん、今いる会社でステップアップしたい方や英語を使う部署に転属を希望したい方など、英語の資格試験の級やスコアが条件となっていることが多いですよね。
また、英語を使わないと思っていた部署でも、突然の国際電話や英文書類などで英語に触れる機会が訪れることがあります。
英語の資格試験には、ビジネスにおけるメールや連絡文書などを題材にした問題が多く出題されますので、とっさの場面で英語力をアピールできるよう学習しておくのはとても良いことでしょう。
②海外移住の可能性も?
自分自身や配偶者の海外異動に伴って現地で生活する必要が出てくる方や、老後の人生を海外で楽しもうとされる方は、最近増加傾向にあります。
英語を話せるようになることで確実に行動範囲が広がっていきますので、生活の場を海外に移す夢も出てくるかもしれませんね。
③目標やゴールを設定することで自分を高めていくことが出来る
社会人になると、仕事の忙しさだけでグッタリしてしまい、「勉強しよう!」という気持ちが湧かないですよね。
ところが、学習に「試験」という目標やゴールを設定することでモチベーションを保てるようになると思います。
さまざまな資格試験がある中でも、比較的手軽に取り組めてどの仕事にも活かせるのが英語資格なのではないでしょうか。
大人になったらTOEIC?英検を選ぶ意義とは
社会人になると、ビジネス英会話が多く登場するTOEICの方が役に立つような印象がありますよね。
社会人になってあえて英検を受検するとしたらどんなメリットがあるのか、TOEICと比較しながら考えてみたいと思います。
〇試験内容
英検とTOEICの大きな違いは、レベル別に問題が分かれているかどうかです。
TOEICは初級者から上級者まで同じ問題を解くことになりますので、語彙や文法のレベルもある程度ハイレベルなものが出題されます。
中学卒業レベルの英語にも自信が持てない・・・といったような方は英検の方が向いているかもしれません。
また、時間に対して問題の数が多く処理能力の部分を試されがちなTOEICと比べて、英検はじっくりと文章を読む時間が確保されており、より納得のいく成果が上げられると思います。
さらに、英検にはTOEICにはないスピーキングテスト(面接)があります。
今後英検の四技能化がどんどん進められていくことも勘案すると、英語の総合的なスキルを証明するのには英検の方が適していると言えるでしょう。
〇就職・転職においてどの程度のスコア、級があれば使えるか
英検
準2級以上を持っていれば履歴書には十分書けるレベルです。
英語をメインで使うような仕事の場合、準一級以上を目安に取得できれば自身を持ってアピールすることが出来ます。
TOEIC
一般的には600点獲得できれば履歴書に書けると言われていますが、有名企業や大手企業を狙うのであれば、700点以上を目指したいところです。
英検が社会人の英語力アップに効果的な理由
英検は日本人のために開発された英語検定ですので、それに向けた学習に励むことで効率的な英語力アップが望めます。
ここでは、英検が社会人の英語力アップに効果的な理由をご紹介してみたいと思います。
①自分に適したレベル感の問題で無理なくステップアップできる
TOEICでは、さまざまなレベルの方が同じ問題にチャレンジすることになりますので、問題の中にはかなりの上級者でも手こずるような語彙・文法も含まれています。
そのため、「解けなくても仕方がないや」「とりあえず分かる問題だけ」という思考になりがちで、英語スキルを効率的に鍛えるにはちょっと難ありかもしれません。
英検の場合は、自分で選んだレベルの問題にチャレンジするわけですので無理なくステップアップしていくことができます。
②スピーキングスキルも鍛えられる
TOEIC L&Rテストでは、面接試験がありませんのでスピーキングスキルを鍛えることが出来ません。
英検では、面接室に入った瞬間から英語しか通じない空間で、高い緊張感の中英語を話す経験をすることができますので、スピーキングスキルのトレーニングには大変効果的です。
③コツではなく純粋な英語力が試される
TOEICは、短い時間で多くの問題を消化していかなければなりませんので、相当の上級者でない限りすべての問題をじっくり読む時間はありません。
そのため、前後の単語やキーワードだけを拾って答えを判別する必要も出てきてしまい、解答のコツを知っているか知らないかでスコアが大きく違ってきます。
一方英検では、TOEICと比べてじっくりと問題を読む時間も確保できるため、より正確な英語力を把握できるのではないでしょうか。
何級を受ければいい?受験級の選択について
久しぶりに英検を受けるときは、何級から受験すればいいか迷ってしまいますよね。
学生時代に受けた級の続きを受ければいいのか、現時点の英語力にある程度当たりをつけて級を選べばいいのか・・・確かに悩みどころです。
学生時代英語に自信が合った方は準2級から!
高校卒業程度のレベルが準2級~2級だと言われています。
仕事などで英語を普段から使っている方は2級から、久しぶりに英語に触れる方は準2級からスタートすると無理なく適度に上を目指して勉強できるかと思います。
正直中学レベルも不安・・・な方は3級から!
学生時代も決して英語が得意な方ではなく「一念発起して受検を!」と考えている方は、中学卒業レベルの3級から受験すると良いでしょう。
自分のレベルに合わせた級から始められるのが英検のメリットですから、何も恥ずかしいことではありません。
1級ずつステップアップしていくつもりでチャレンジしてみましょう。
社会人も英検を受けよう!
社会人が英検を受けるにあたって、受けるべき級や他の検定試験との比較などご紹介してまいりました。
仕事で忙しい毎日の中で「よし、英語を勉強しよう!」と決意したみなさんにとって、どこに目標やゴールを設定するかはとても大切なポイントです。
ぜひ英検の魅力を知って、前向きにチャレンジしてみてくださいね♪