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英語をダラダラ6年もやるのは無駄

4技能化で大学受験の1つのゴールになるのは英検準1級ですね。

大半の大学で、英検準1級があればセンター試験満点換算になります。

英検準1級って、意外と簡単なんですよ。

なので、

「英検準1級レベルの英語はさっさと終わらせましょう」

というお話です。

保護者の皆さんは、英語の勉強法で悩んでいるのではないかと思うのですが、私個人としては、大学受験のための英語にダラダラと6年もかけるのは時間の無駄だと思います。

なんだったら、大学受験だけを考えるなら、学校というシステム自体がかなり時間の無駄だと思います。

もちろん、ずっと子供と一緒にいるわけにはいかないでしょうし、友達などを作るには「学校に通う」というのは仕方ないかもしれません。

色々な理由があって、自然な流れとして学校に通うのですが、学校の英語を頑張っても大半の学生は英検2級も取れないことがわかっています。

こちらの記事をご参考にしていただければ分かるのですが、中学高校と6年間通っても、英検2級のレベルになる学生は全体の2%程度と言われています。

4技能全体の平均で考えると、英検2級レベルのになる高校生は2%未満です。

関連記事:小学生から英語を始めておいたほうがいい3つの理由

ところが、私が教えている学生は、1年前後あれば英検準1級をとるか、英検を受験しない学生でも同様のレベルになることが可能です。

なぜ可能なのかというと、世間で言われているほど英検準1級は難しくないからです。

もちろん中学1年生で全く英語をやったことがない学生に、1年で英検準一級に受からせることは難しいですが、センター試験で100点前後の学生を英検準1級に受からせることは別に難しいことではありません。

最低でも筆記は通らせることは難しくありません。

普通の能力の持ち主であれば、1年あれば十分です。

 

なぜ日本人はこんなに英語ができないの?

ですが、なぜ日本にはこんなに英語ができるようにならない学生であふれているのでしょうか。

いくつか理由があると思います。

・学生のやる気がない

・他の科目で忙しい

・学年や先生によってやることがバラバラ

 

学生のやる気がない

中学受験が終わって勉強をしなくなった人はたくさんいると思います。

せっかく、能力が多少高いということが証明されたにもかかわらず、中学受験後に勉強をする習慣がなくなってしまう学生は多いですよね。

もしくは、通常の公立の学校に通っていて、周りがたくさん勉強しているという環境ではない場合、毎日コツコツ勉強するということはなかなか難しいかもしれませんね。

その場合、英語を6年間かけてもできなかったのは学生本人の責任です。

実際、大半の学生が学校教育で英語を習得できないのは、勉強をしていないからです。

 

他の科目で忙しい

中学生ぐらいからたくさん塾に行くようになる人もいるのではないでしょうか。

その場合、中学や高校では、小学校の時と違い科目の難易度も上がりますので、小学校の時よりも、宿題や予習をするための時間が多くかかります。

そのような場合には、高校生なども当てはまりますが、他の科目の勉強にも追われることになるので、英語に割ける時間が相対的に減ります。

1日あたりの各科目の勉強時間が減りますので、英語の伸びももちろん遅くなります。

 

学生や先生によってやることがバラバラ

保護者の方で驚いた方もたくさんいるのではないかと思うのですが、英語の指導方針が先生によってバラバラであるということです。

これはプリント1つとってもそうですが、面白いぐらいにバラバラです。

学校で統一の教材を使って、そのサポートの教材も各先生ごとではなく、チームで作って教えればいいのに、1人力で頑張っている学校が多いですね。

特に英語の学力が低い若手には、ムリゲー感がありますね。

保護者対応と部活で終われる日々に加えて、勉強や教材研究とか・・・。

学校で渡されるテキストの量は尋常ではありません。

私個人が「完璧にした」と言える学習参考書の量は指で数えられるほど、

というか、リアルに2~3冊ですね。

なので、学校で毎年毎年新しい教科書や教材をもらう学生が英語をマスターできない理由はわかります。

 

教材が多過ぎて何を繰り返せばいいのかわからない

核となる教材がないんです。

人生って自由に使える時間が限られていますよね?

中高生もそうです。

部活動などをやっている人もいますし、英語(特にセンター試験や英検)なんか1、2冊を繰り返しやれば、できるようになるのに、何冊も渡されると、どれも中途半端に終わるんですよ。

毎年毎年、極めることなく終わる本に無駄な時間を使うわけです。

それでは身につくはずがありません。

 

何に時間を費やすべきか

中学受験に追われることがないのであれば、小学生のうちは、国語(読書と漢字や慣用句など)、算数、英語に時間を費やすべきだと思います。

英語は先程もお伝えしたように、中学から英語を始めても、高校が終わるまでに英検2級にすらなりません。

英検2級って、65%くらいのと得点率であれば受かるのですが、65%ぎりぎりでもし受かったとしても、英検準1級に受かるのは夢のまた夢です。

その前に大学受験が終わり、高校を卒業ということになります。

 

英検準1級のレベルって

英検2級や準1級に関しては、適切な指導ができる指導者と一緒に1年ほど集中して勉強すれば、十分に合格が可能です。

英検準1級に、そこまで深い知識や教養など要りません。

日本語に直せばとても簡単な内容ですが、英語にすると知らない単語ばかりなので読めないだけです。

 

単語はどのレベルか

ターゲット1900

シスタン

単語王

ユメタン①と②

などが有名かと思いますが、これらの単語を全て完璧に覚えれば、英検準1級はクリアが可能でです。

少しだけ語数の多い単語王フラッシュカードが相性がいいです。

本のほうは使いません。

使う場合は、チェックリストだと思って使いましょう。

単語カードのほうが効率よく覚えられます。

派生語の知識も詳しいので、サクッと覚えてしまえば、単語で困ることはあまりないと思います。

単語王2202 フラッシュ・カード1

 単語王2202 フラッシュ・カード2

  それ以前のレベルの人は、中学レベルの単語を完璧にしましょう。

ディズニーもスターウォーズカードも中身は同じなので、デザインで選んでOKです。

中学英単語 (ディズニー暗記カード)

中学英単語 (スターウォーズ暗記カード)

文法はどのレベル?

英検って、文法問題出ません。

なので、読解できれば十分ですね。

ライティングも文法的におかしい英文を書かなければ、合格点を取ることは可能です。

今のところ難しい文章を読み取る必要は特にありません。

英検の過去問を解いてみると分かりますが、 難しい構造を読み解くことを求められていません。

英文の構造は大学受験よりも比較的優しいと言えるのではないでしょうか。

うーんと唸るような英文は出ません。

単語でわからないものがなければ、英文を読むことに慣れるだけで十分に高得点が可能なレベルです。

ですので、大学受験のような4択問題をたくさんとくという訓練はあまり必要がありません。

正確に読むことを中心に関連さえしていれば十分だと思います。

英検準二級用のリーディングを読みこなしている前の段階としては、センター試験の過去問がちょうどいいでしょう。

センター試験の過去問は英検の準一級よりは簡単ですが、 英検の2級よりは難しいです。

英検の2級に合格をしたら、センター試験の過去問で高得点を取れるように訓練し、それから英検準一級のレベルの英文になれるように訓練するといいです。

文法の知識は多ければ多いほど良いのですが、最低限の知識ということであればいいかの本を一通り読んで知らないことが無いようにしておきましょう。

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業)
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野村勇介
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