英語の練習をするために、外国人とのメール交換を考えている人もいるのではないでしょうか。
そういった場合はカジュアルな英語でやりとりをすることになりますが、今まで経験がない人だとどういう風に書けばいいかわからないかもしれません。
そこでここでは、カジュアルな英語メールの基本や例文、そして話題のネタについてまとめてみました。
これを参考にさっそく外国人のメル友を作ってみましょう。
▼もくじ
カジュアルメールの書き出し
外国人の友達を作ってメールをするときには、カジュアルなメールのやり取りをすることになります。
そんなときのメールの書き出しに悩んでしまう人もいるでしょう。
しかし、カジュアルなメールの書き出しに悩むことはありません。毎回同じようなことでも全く構わないからです。
例えば、こんな感じの書き出しではどうでしょうか。
Hi Kevin, how are you? Thanks a lot for your email.
(ハイ、ケヴィン、元気?メールありがとう。)
本当に毎回これでも大丈夫なのですが、how are you?の部分にもう少し幅をもたせてもいいかもしれません。
例えば、下記のような文章が使えるでしょう。
How are you doing?(どうしてる?)
How have you been?(元気だった?ー久しぶりの人に使う言い回し)
How have you been doing?(どうしてた?ー久しぶりの人に使う言い回)
How’s it going? (調子はどう?)
といったところでしょうか。こんな感じの言い回しなら、何を持ってきても構いません。
感謝の意を伝える部分をふくらませてみる
では、Thanks a lot for your email.の部分についても、もう少しバリエーションを増やしてみましょう。
Thank you for your reply. (お返事ありがとう。)
I’m glad to hear from you. (メールをもらえて嬉しいです。)
It’s nice to hear from you. (あなたからのメールが嬉しいです。)
こんなところでしょうか。こういった前置きを置けば、あとはもらったメールの内容への返信を書くことになります。
ちなみに、カジュアルメールの場合冒頭に「Dear Kevin,」などは書く必要はなく、最初から挨拶ではじめてしまって構いません。
Dear…という書き出しも間違いではありませんが、友達へのメールではちょっと堅苦しすぎると感じられることもあります。
カジュアルメールの締めくくり方
定番の締めくくり方
フォーマルなメールでは冒頭と締めくくりにちょっとしたルールがありますが、カジュアルメールではそこまで厳しいルールはありません。
締めくくりの一文としては、こんな文章が定番です。
I’m looking forward to hearing from you.
(あなたからの連絡を楽しみにしています。)
その他のバリュエーション
これを毎回書いても問題ありませんが、もう少しバリュエーションを効かせたければ、下記のような文章はいかがでしょうか。
I’m looking forward to your reply. (お返事楽しみにしています。)
I hope to hear from you soon. (あなたからの連絡がすぐにくるといいな)
といった感じでしょうか。これに、下記のような文章を組み合わせてもいいですね。
Have a nice day! (よい1日を!)
Have a lovely weekend! (よい週末を!)
Wish you a wonderful day! (すばらしい1日を!)
こういった言い回しをミックスし、アレンジして、毎回違う言葉で締めくくると、ちょっと英語に慣れてきた感がするのではないでしょうか。
フォーマルな締めくくり方
そしてこの後に、フォーマルメールで言えば”Best regards,”などにあたる部分を書き添えます。
カジュアルメールでは絶対になければいけないわけではありませんが、下記のような締め言葉がよく見られるでしょう。
Take care! (気をつけてね)
All the best, (幸運を祈ります)
Best wishes, (幸運を祈ります)
Talk to you soon. (またね)
Lots of love, (たくさんの愛を込めて)※仲良しの友達に使える表現
With love, (愛を込めて)※仲良しの友達に使える表現
カジュアルメールには、そこまでルールがないため、いろいろな言い回しが見られますから、これ以外にも目にすることはあるかと思います。
こういった締め言葉をつけて、最後に自分の名前を書き添えましょう。
外国人とメール交換をするときの話題について
冒頭と締めくくりはこれで仕上がりましたが、中身についてはその時その時で変わってきますよね。
カジュアルメールでは、メールの書き方自体にもルールがありませんから、自由に書いてしまって構いません。
略語を使っても構いませんし、丁寧な言い方にしなければ・・・と気にしすぎる必要もないでしょう。
不躾になると、相手に失礼な人だと思われかねないので、
命令形の文章は避けるようにしましょう。
Stand up! とかSpeak upとか、動詞で始めるのが命令文です。
※Please~も命令文になりますよ。
はじめてメール交換をするときに、どういう話題を振ればいいかわからないという人もいるでしょう。
外国人とメール交換をする際には、どこに住んでいて、その場所の特徴はどんなものだとか、自分の職業や趣味だとかの話をすることになります。
なぜお互いの国に興味があるのか、日本ではどんなイベントをしているのか、なぜ英語を学びたいのか・・・などといった話題も鉄板の話題です。
この辺りの話題について、すらすら書けるようにあらかじめ英文を作っておくと、スムーズなやりとりができます。
相手に質問をしたり、相手からの質問に答えたり、楽しいメール交換をしてみましょう。
最近はメッセンジャー系アプリでのやりとりが主流に
ここではカジュアルメールについてご説明していきましたが、昨今の動向としてはインターネット上でメール友達を探すというのは徐々に下火になりつつあります。
代わりに主流になってきているのが、Facebook、WhatsApp、LINEなどのメッセージのやりとりができるアプリでのメッセージ交換です。
メール交換自体も、手紙による文通が主流だった頃に比べると、その書き方や内容も簡易化されていたのですが、今こういったアプリの普及により、メールよりももっと内容が簡易化されています。
1度に送るメッセージの長さは短めです。その代わり1回で何度かやりとりをすることもあるでしょう。
こうしたアプリは主にスマホから使っている人が多く、あまり長い文章は好まれません。
また、基本的なことはカジュアルメールと変わりませんが、締め言葉は必要なくなってきます。
ちなみにビジネスの場でもこうしたメッセンジャー系アプリが普及していて、たとえフォーマルな間柄であっても、従来よりは簡易化されたメッセージを交わし合うようになってきています。
インターネット上で外国人と出会うときも、国際交流イベントなどで出会った外国人と連絡先を交換するというときも、こうした流れがあるということを意識しておいてください。
まとめ
フォーマルメールに比べるとルールがなく、とても簡単なカジュアルメールは、英語初心者から中級者の方までにはおすすめの英語練習方法です。
日本に興味がある人や、日本語を勉強している人となら比較的簡単にやりとりができるので、ぜひお友達を作ってカジュアルメールのやり取りをしてみてください。