こんにちは♪年末にさしかかり、寒い日が続いていますね。
冬は人肌恋しくなる季節・・・なんて言いますが、新年を迎える前のこの時期に、ずるずると続いていたお付き合いをきちんと終わりにして前に進もう!
と考える方もいらっしゃるようです。
できればあまり使いたくないフレーズですが、恋人とのお別れフレーズもこの機会に押さえておきたいものですね。
そこで今回は、多くの男女の出会いと別れを描いた海外ドラマ「Sex and the City」のシーンを振り返りながら、恋人に別れを告げるときの英語フレーズについてご紹介します。
別れましょう
Let’s break up.
(別れましょう。)
“break up”が恋人との別れを意味することはご存知の方が多いでしょう。
行動を促す”Let’s”を頭につけて表現する最もシンプルなフレーズですね。
そもそも”break up”とは、「粉々にする」「解体する」などの意味があるため、人間関係においては「別離」を意味しているんですね。
この”break up”が用いられていたシーンといえば、シーズン6でキャリーがバーガーと別れるときの”Post-it break up”ではないでしょうか。
別れを告げる勇気が出なかったバーガーが、なんと付箋紙(Post-it)に別れの言葉を書いてキャリーのPCに貼り付けるという最低な行動に出ます。
キャリーが友達にそのことを報告するシーンがこちら。
シャーロット:
So Carrie.
What was your news?
で、キャリー。
あなたのニュースは何なの?
キャリー:
Oh. Berger broke up with me on a post-it.
ああ、バーガーがポストイットで私と別れたいって。
ミランダ:
On a post-it?
ポストイットですって!?
「誰と」別れたかまで言及する場合は、この文章のように”break up with~”で表現しますので覚えておきましょう。
もうだダメだよ
It’s not working anymore.
(もうダメだよ。)
「働く」という意味の”work”を使った表現です。
”work”にはこのほかにも「うまくいく」という意味があり、今回はそういうニュアンスで使われています。
また、この文章における主語”it”は、”our relationship(私たちのお付き合い)”という風に捉えると文章が掴みやすいでしょう。
さて、Sex and the cityではシーズン4でシャーロットがトレイとの夫婦生活を何とか立て直したいと頑張っているにも関わらずなかなかうまくいかず、トレイに苛立ちをぶつけるシーンでこの文章が出てきます。
シャーロット:
This isn’t working,
whatever this is we’re doing, it isn’t working!
… Just please stop calling me, I’ll call you when I figure out what I want.
もうだめだわ。
私たちが何をしようと、もうダメなんだわ!
・・・とにかく電話してくるのはやめて。
私自身がどうしたいかわかったら連絡するから。
距離を置くべきだと
I think we need a break.
距離を置くべきだと思うの。
“break”といえば、先ほど”break up”という表現がでてきましたが、今回は「小休止」という意味で使われています。
”take a break(休暇を取る)”という表現もあるように、「休む」というニュアンスでも使うことができる単語なんですね。
この文章では、より日本語としてなじむように
「私たちには小休止が必要だと思う=私たちは距離を置くべきだと思う」
という風に少々意訳しています。
さて、この表現も上記1.でご紹介したキャリーとバーガーの別れのくだりで出てきます。
”Post-it break up”に至る前にこんな場面もあったんですよね。
バーガー:
I think we should take a break.
(僕たち距離を置くべきだと思うんだ。)
キャリー:
Are you serious?
(本気なの?)
バーガー:
I think we need some time apart.
(少し冷却期間を置こう。)
ちなみに、”time apart”で「冷却期間」という意味になりますので合わせて覚えておきましょう。
もう終わりだ
It’s over.
もう終わりだ。
“over”は、「ゲームオーバー」などと言うように、「終わり」という意味を持ちます。
友人や家族を含むさまざまな人間関係の終わりや、試験期間の終わりなど、いろいろな場面で使われますので覚えておきましょう。
さて、この表現は当時既婚者であったビッグと不倫関係に陥ってしまっていたキャリーが、切なく苦しそうな表情で別れを告げるシーンで出てきます。
ビッグ:
I’ll call you.
また電話するよ。
キャリー:
For what? We’re so over.
We need a new word for “over”.
どうして?私たちは終わったのよ。
今度こそ本当に終わったの。
“We need a new word for “over”.”は、とても印象深い表現ですね。
直訳すると「私たちには”over”に替わる新しい言葉が必要だわ。」となり、これはすなわち「これまでの”over(終わり)”とはわけが違う新しい「終わり」が来たのだ」というニュアンスになります。
話があるの
We need to talk.
話があるの。
「話がある」だけでお別れを伝えられるの?と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、英会話ではこの
”We need to talk.”
が別れ話のスタートに使う決まり文句のようになっているため、
この言葉を言うだけで相手には「別れ話が始まるんだな・・・」ということが分かります。
逆に言えば、別れ話以外で大して重要度の高くない話題のときに”We need to talk.”なんて言うと「何事!?」と思われますので注意しましょう。
さてこの表現は、映画版の方でサマンサがスミスに別れを切り出す時に登場します。
スミス:
You are home. I thought you’ll spend the week.
帰ってたんだね。今週いっぱいはNYだと思ってたよ。
サマンサ:
We need to talk.
話があるの。
スミス:
Oh men… I knew that this was to come.
きたか・・・予感はしていたよ。
サマンサ:
Yeah… this isn’t working.
ええ・・・もうダメだわ。
ここでもやはり、
サマンサの”We need to talk.”
だけで別れ話だと悟ったスミスは”Oh men”と悲し気につぶやきます。
サマンサの二言目には②でご紹介した”This isn’t working.”も登場していますね。
一人の時間が必要なの
I feel like I need to spend more time alone.
一人の時間が必要なの。
今は一人でいたい、というのは日本語で別れ話するときにもよく使われますよね。
か恋愛以外の他のことに集中したい場合など、自然に使うことのできるお別れフレーズです。
作中では、キャリアウーマンのミランダが仕事に集中したいというのを理由に別れ話を切り出すときに使われています。
ミランダ:
I feel like I need to spend more time alone.
I’ve just reached a point in my life where I need to focus on my career.
I just don’t think that I have anything to give at the moment.
私には一人の時間が必要だって感じるの。
自分の人生の中で、今はキャリアに集中すべき時だし。
私はただ、、、そういう時にあなたと居ても、あなたに何もしてあげられないって思うのよ。
必死で相手を納得させるべく頑張るミランダ。
相手の不服そうな顔を見て、
しまいには”What else can I say?(他に何て言えっていうのよ?)”
と逆ギレします。笑
少し遠回しすぎて伝わらないこともあるかもしれませんので、相手によっては気を付けましょう。
英語で別れを切り出せるようになろう!別れは新たな出会いへの大切なステップ♪
ずっとそばにいた恋人に別れを切り出すとなれば、気が重くなるのは当然のこと。ましてや英語で別れ話なんて、どうしたらいいかわからないがためにズルズルとお付き合いが続いてしまいそうですよね。
日本語の別れ話なら「別れよう。」が定番のフレーズになりますが、ご紹介したように英語だとさまざまなバリエーションがあります。
自分の感情を素直にぶつけられるよう、状況に合わせたぴったりのお別れフレーズで、キレイにお別れして次の恋に一歩踏み出しましょう♡