みなさんこんにちは。Poohishです。
ここをご覧になっている人のほとんどが英語習得に向けて勉強中、もしくはより高度な英語を使えるようになるために特訓中なのではないでしょうか。
私自身も英語のスキルを維持するために、英語のニュースを読んだり聞いたりなど日常的にしていますが、他の言語も学習中なんです。
元々外国語を口にすることが好きな私ですが、これまでもドイツ語やアラビア語など他の言語に挑戦をしてみたものの、簡単な会話までで挫折。そんな私でも今日常会話がなんとかなるレベルで話せるようになった言語があります。
それはスペイン語。他の言語は挫折したのにスペイン語は挫折せずに、どんどん上達しているのには理由があります。それはスペイン語ってかなり使える言語で、しかも使う機会も多いからなんです。
ですから英語の次に他の言語も・・・と考えている人には、
スペイン語がおすすめ。
今回は私の実体験を元に、なぜスペイン語を習うべきなのかその理由についてご紹介していきます。
▼もくじ
理由① スペイン語が母国語の国はとても多い
外国語で一番人気の英語は、母国語とする国も多く学習者は世界一。そのためやはり日本人が最初に勉強する外国語には英語がおすすめです。
ではその次に世界的によく話されている言語は何語かというと、スペイン語なんです。
話者数でいうと中国語(北京語)の方が圧倒的に多いでしょう。でもそれは中国は人口が10億人以上と非常に多いためです。逆に言えば中国語は中国でしかあまり通用しません。
しかしスペイン語は違います。スペイン語が通じる国はスペインだけではありません。なぜなら中南米のほとんどの国がスペイン語を母国語としているからです。
日本人にとって中南米はそれほど身近な地域ではないでしょう。以下に中南米でスペイン語が第一言語となっている国をリストにしてみました。
- メキシコ
- グアテマラ
- エルサルバドル
- ホンジュラス
- ニカラグア
- コスタリカ
- パナマ
- コロンビア
- ベネズエラ
- エクアドル
- ペルー
- ボリビア
- アルゼンチン
- チリ
- パラグアイ
- ウルグアイ
- キューバ
- ドミニカ共和国
- プエルトリコ(アメリカ領)
どうでしょうか。本当にたくさんの国でスペイン語が話されていますよね。スペイン語の生まれた地であるスペインに加えて、こんなにもスペイン語が話されている国があるんです。
特にメキシコやペルーは日本人にも人気の旅行先ですし、こうした国に行くならスペイン語を習得しておくと便利です。
理由② スペイン語圏の人は英語が話せない
日本人はアジア圏以外の外国人は英語が上手だと思っているフシがありますが、それは間違い。スペイン語圏の人たちも、英語が話せません。しかもスペイン語圏の人たちの英語がわからない度は日本人よりもひどいかもしれません。
割と簡単な単語でも通じないのが当たり前。国際空港や観光地のホテル・レストランなんかでも英語が通じないことがあるくらいです。
中米一の大国メキシコの首都メキシコシティにある国際空港でさえ、英語が通じる人がいなくて大変だったことも。これはなかなかにショックでした。
スペインの方が中南米よりも英語の通用度が高いのですが、そんなスペインでもやはり英語が通じないことはよくあります。
バルセロナは比較的英語が通用しますが、大都市を抜けるとなかなか通じません。
さらにこれは私が1X年前にイギリスで語学学校に通っていたときの話ですが、北欧やドイツ人などが上級クラスに集中するなか、スペイン語圏の人たちはのきなみ初中級・中級クラスに集中していました。ちなみに日本人もそのレベルのクラスに集中します。
そんな感じなのです。ですからスペイン語圏の人たちと交流する場合、スペイン語が少しでも話せると本当にとても役立ちます。
それに対して中国語が母国語の人は教育レベルが高ければ、そこそこの英語が話せます。他にメジャーな言語と言えばフランス語で、こちらも公用語としている国の多い言語ですが、フランス語が公用語・第1外国語のような扱いの国では、割と英語が通じることも。
それを考えるとやはり英語の次はスペイン語を話せると、世界中で会話ができる人の数がぐっと増えるのではないでしょうか。
理由③ スペイン語は日本人にとって発音しやすい
スペイン語の対抗馬はこちらも話者数の多いフランス語でしょう。しかしフランス語は発音が難しいというデメリットがあります。そのため日本人がフランス語を勉強しはじめても、すぐに誰にでも通じるようなレベルになるのは至難の技です。
その点スペイン語は発音が非常に日本語に似ていて、とても発音しやすいのです。さらにほとんどローマ字読みなので、パッと見たままを読むだけでも、普通に通じます。中にはローマ字読みとは違うものもありますが、こちらも規則があるので覚えてしまえば難しいことはありません。数も少ないのですぐに覚えられるでしょう。
スペイン語圏の人たちからも、日本人はスペイン語の発音が上手だと評判なんですよ。
英語を勉強している人ならわかるかもしれませんが、英語はそこそこ発音がうまくできなければ、なかなか通じないこともありますよね。通じなくて自信をなくしてしまう人もいるでしょう。
しかしスペイン語なら大丈夫。勉強し始めの頃からきちんと通じるので、話すのが楽しくなるくらいです。
ただし日本人のスペイン語に全くアクセントがないわけではないので、そこには注意してください。あまり早口で話そうとすると、相手に通じないこともあります。
理由④ スペイン語圏の人はスペイン語を話す外国人に優しい
私が英語とスペイン語で一番大きな違いを感じたのはこれ。スペイン語圏の人は、スペイン語があまり上手ではない外国人に優しいんです。
ちょっとくらい間違えても辛抱強く聞いてくれる人が多いですし、文章単位で話せれば「スペイン語上手だね」って言ってもらえることも。
今では英語で会話をすることにほとんど不自由のない私も、英語学習中の身だった時期、特にイギリスに住んでいた初期の頃は悲しい思いをすることもありました。
もちろん英語が話せないと、イギリスに住んでいる全ての人が冷たいというわけではありませんが、中には心無い言葉を吐く人もいましたし、面倒くさがっているのが丸わかりな人も。
ちなみにこの傾向フランス語にもよく見られるようで、パリでフランス語を話したら鼻で笑われて英語で返されたなんて、ひどい話も聞いたことがあります。
個人的にはスペイン語圏の人の方が、英語圏・フランス語圏の人よりも人が良いということではなく、単に外国人が英語ではなくスペイン語を話しているだけで、好意的になってもらいやすいだけだと思います。
英語圏では英語が話せて当たり前ですし、フランスの都市部では「フランスでは英語を許さない雰囲気」が漂っているところ、スペイン語圏にはそういったものがないだけかと。
現にスペイン語圏で英語を話しても「英語はわからないんだ」と言われるだけです。不機嫌な顔をされたりというようなことはありません。
これ、結構言語を習得するときに重要なのではないでしょうか。相手に嫌な顔をされず、しかもなんだか自分が言っていることが通じている様子だと、より自信をもって話せるようになるので、どんどん上達していくでしょう。
理由⑤ 英語がわかるとスペイン語も習得しやすい
英語とスペイン語は文法や語順など、多くの点で異なる部分があります。しかし英語と日本語に比べれば、その差はとても小さなもの。
似ている部分も非常に多いので、英語がわかるならスペイン語を習得するのはとても簡単に感じるでしょう。特に初級スペイン語までなら、英語がわかっていれば割とすぐに理解できるようになります。
残念ながら中級・上級スペイン語となると、スペイン語文法は非常に複雑でスラスラと習得するのは難しいかもしれません。しかし初級文法程度でも、幅広い会話ができるのがスペイン語の良いところ。
さらに単語はとても似ているものが多いので、規則さえ掴めれば、英語で使っている単語をスペイン語風に言い直すだけで通じたりします。
例えばこんな感じです。
・Interesting → Interesante
・Attractive → Attractivo/a(語尾oは男性名詞・aは女性名詞)
・Reputation → Reputación(…tionで終わる英単語は…ciónと置き換えるだけで良いことが多い)
これはスペイン語も英語もラテン語の影響をかなり強く受けているからです。特に英語の長い単語や難しい単語はラテン語の形を引き継いでいることが多く、英語よりもラテン語の影響が強いスペイン語でもほとんど同じ形で残っています。
つまり簡単なスペイン語単語は新しく覚える必要がありますが、少し長めのものや難しい単語は、意外と英語の知識をそのまま持ってこれることが多いのです。
理由⑥ やり方次第でかなり格安に習得可能
私が英語の次はスペイン語をおすすめしたい最大の理由はこれ。
かなり格安に習得可能だということです。
格安オンライン英会話というと、フィリピン人講師によるレッスンが人気ですよね。しかしフィリピン人はネイティブではありません。
その点格安スペイン語は違います。中南米の物価が安い国の講師たちから習うことができるため、ネイティブ講師からのスペイン語レッスンをかなり格安に受けることができるのです。
またの機会にご紹介しますが、これはオンラインレッスンだけではなく留学でも同じこと。とても使える言語であるスペイン語ですが、格安でマスターすることができるので、非常に習得しやすいのです。
まとめ
今回はスペイン語のおすすめポイントについてご説明しましたが、スペイン語に対して興味は持てたでしょうか。
私はスペイン語を中級レベル程度にしたことで、とても世界が広がりました。
英語しか話せないときには見えなかったことも見えるようになってくるので、
英語に飽きた人や少し寄り道をしたい人、また英語だけでは物足りない人は、ぜひスペイン語をスタートしてみてくださいね(^^)