異性から見ても同性から見ても、魅力的な女性のことを「イイ女」と言ったりしますよね。
英語では何というかご存知でしょうか?
今回は、ぜひ言われてみたい!”イイ女”を表す英語表現をご紹介してみたいと思います。
映画やドラマのシーンを織り交ぜながら、どのようなシチュエーションで使うと効果的かも合わせてご説明していきますよ♪
attractive(魅力的)
どんな間柄の相手にも使える万能な表現です。
単に見た目が好み、などの表面的な部分ではなく、人間性も踏まえたうえで「魅力的」だと伝える表現です。
ちなみにこちらの表現は、映画「ラブ・アゲイン」でも登場しています。
冷え切ってしまった夫婦仲を立て直そうと奮闘する男性が、バーで出会った自称”恋愛の達人”から女心を掴むテクニックを学んでいくというストーリーで、こちらのフレーズは効果的な口説き文句の1つとして登場しています。
I can’t take my eyes off of you. That’s a fact, it’s not a line. I find you very attractive.
(君から目が離せないんだ。口だけじゃない、これは本心だよ。君は本当に魅力的だと思う。)
fox(イイ女)
「性的な魅力」をより強調した表現です。
“fox”は「キツネ」という意味ですから、日本語で女性に対して使うと悪口のような感じがしてしまいますが、欧米ではいい意味で使われることが多いです。
ちなみに、男性に対しても女性に対しても使うことが出来ます。
こちらの表現は、海外ドラマ「フレンズ」の中で登場しています。
雑誌に載っているダンディな男性を見て、フィービーが述べるセリフです。
Ohh, who’s the silver fox?
(まあー!このいい男誰?)
ここでは、髪の毛が白髪交じりのシルバーグレーであることもあり”the silver fox”とアレンジされていますね。
「ギンギツネ(silver fox)」を想像すると、しっくり来るような来ないような・・・という感じですが、”fox”自体に「性的な魅力」を表す意味合いがあると分かっていればすんなり訳せそうですね!
gorgeous(素敵)
日本語で「ゴージャス」と言うと、「豪華な」といったニュアンスですよね。
人に対して使う場合は、「大げさに飾り立てた」といったマイナスな意味で取られてしまうこともあるかと思いますが、欧米では、見た目が素敵であることを褒めるときの定番フレーズとなっています。
さて、ここからのフレーズは恋愛バイブルとして有名な海外ドラマ「Sex and the City」からご紹介していきたいと思います。
こちらは、主人公キャリーが元カレとカフェで偶然会ったときの会話です。
キャリー:Wow,What are you doing here?
(あら、ここで何してるの?)
カート:Hey babe. God you look gorgeous.
(やあ。うわー、君すっごく素敵だ。)
キャリー:Thanks. So,how’s life?
(ありがと。それで、最近どう?)
カート:Not bad, can’t complain.You?
(まあまあかな。君は?)
元カップルの偶然の再会ということで、あえて多くを語らない、全体的におしゃれな会話ですね。
“god”を付けることで、より”gorgeous”を強調する表現となっており、キャリーの魅力に感嘆しているのが伝わってきます。
また、”How’s life?”というのもいいですね。
“life”と言えば「生活、人生」を表しますので、単純に”How are you?(元気?)”と調子を問うのではなく、「あなたの人生今どんな感じ?」といった含みを持たせた表現にすることができます。
それに対する返答も”Can’t complain.”で、直訳すると「文句は言えないね」となりますが、「それなりに満足いく生活が送れている」というのを言い表しています。
catch(魅力的)
“catch”と言えば「捕まえる」という意味で知られていますが、「心を掴む、注意を引く」というニュアンスで捉えて「魅力的」と言いたい場合にも使うことが出来ます。
ちなみに、こちらの表現もドラマのセリフからご紹介してみましょう。
早く結婚したいのになかなか理想的な相手に出会えず行き詰っているシャーロット。
普段は謙遜することが多く控えめな彼女ですが、お酒に酔ってしまい、介抱してくれるキャリーに向かってベラベラと話し始めます。
シャーロット:You’re so nice, Carrie. I’m nice too, aren’t I?
(あなたって優しいのね、キャリー。っていうか、私も優しいでしょ?)
キャリー:Yes, you’re nice.
((呆れた調子で)ええ、あなたは優しいわよね。)
シャーロット:I’m nice… I’m pretty and I’m smart. I’m a catch.
(私は優しくって…可愛くて、頭もいいの。私っていい女!)
キャリー:Yes, you’re a catch.
(ええ、あなたはいい女よね。)
シャーロット:You know what? I’m gonna meet the perfect guy and I’m gonna get married.
(ねえねえー?私完璧な男と出会って結婚するのよ。)
キャリー:Yes, you’re getting married.
(そうね、結婚するもんね。)
途中のシャーロットのセリフからも分かるように、「優しい」「可愛い」「頭がいい」といったさまざまな要素が揃った「イイ女」を表すのにぴったりのワードとなっています。
呆れた調子でシャーロットに同調するキャリーのセリフも面白いですね。
stunning(素敵)
「気絶させる」「驚くほど素晴らしい」という意味をもった”stunning”も、「イイ女」を表すのによく使われます。
ドラマの中では、キャリーの元カレであるミスタービッグが自分よりずいぶん若い20代の女性とスピード婚したことを知って落ち込んでいるところに、シャーロットがかけたセリフの中で登場しています。
You don’t have to prove anything. You are stunning, intelligent and funny. And what is she. married. that’s all.
((彼女と比べて自分がどうかなんて)証明する必要は全くないわ。あなたは素敵で、頭が良くておもしろいの。彼女が何よ。「結婚してる」って、ただそれだけのことじゃない。)
「イイ女」の英語表現を知ろう!
「イイ女」の英語表現をご紹介してまいりました。
参考になったものはあったでしょうか?
女性に対する誉め言葉として使ってみたい男性のみなさんはもちろんのこと、女性同士でお互いの良いところを褒め合う場合にも使われますので覚えておいて頂きたいと思います。
ちょっとしたニュアンスの違いで、使うべき場面も違ったりしますので、今回ご紹介した映画やドラマのシーンも参考にしながら、ぴったりのワードを選んで使ってみてくださいね!