「日本文化」英語フレーズ

春の一大イベント♪日本の「入学式」について英語で説明してみよう

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こんにちは!4月に入り、入学式シーズンの到来ですね。

日本人にとって入学式は、真新しい制服に身を包んだ新入生たちがとても微笑ましい、春の一大イベントですよね。
ところが、欧米では日本ほど入学式を盛大に執り行う習慣がないため、日本の入学式について話すととても驚かれます。
そこで今回は、欧米人の方に英語で日本の「入学式」について説明するフレーズをご紹介してまいりたいと思います。

「入学式」を英語で表すには?

まずは、「入学式」の英語表現を確認しましょう。

入学式:entrance ceremony

“entrance”というのは日本でも「エントランス」という言葉で親しまれていますが、この場合は主に「玄関」といったような意味で使われますよね(例:「エントランスで待ち合わせね!」など)。ところが、この”entrance”には「入学」という意味もあるため、”ceremony(式典)”を付けることで「入学式」を表すことが出来ます。
このほか、「○○学校の入学式」など学校名まで入れたい場合は、間に”of”を付けて表します。例えば「小学校の入学式」であれば”entrance ceremony of elementary school”「中学校の入学式」であれば”entrance ceremony of junior high school”といった感じになります。

 欧米には入学式が無いの?

先ほど、「欧米では日本ほど盛大に入学式を執り行う習慣がない」と述べましたが、欧米の入学式はどのようなものなのでしょうか?
まず、欧米では9月から年度がスタートするため、入学式も9月に行われます。「桜が咲いたら入学式♪」という日本人の感覚とは全然違いますね!また、式典というよりはオリエンテーションのような形をとるケースが多いようで、正装した親が同伴で出席するようなこともないようです。
そのかわり、欧米では卒業式が大変盛大に行われます。みなさんご存知のハットトス(ガウン姿で角帽を空に向かって投げる)が行われるのも卒業式です。この時はもちろん親族も出席し、自分たちの子供の名前が読み上げられると歓声を上げるなど、お祭り騒ぎでお祝いします。お別れの寂しいムードが漂いがちな日本の卒業式と比べて、欧米では「次のステージへのスタートを切る儀式」と捉えられており、明るいムードの中進んでいくんだそうです。

日本の入学式について英語で話してみよう♪

それではさっそく、日本の入学式について英語で説明してみましょう!

“In Japan, the school year starts in April, and we have an entrance ceremony to welcome new students.(日本では4月に新年度が始まり、新入生を歓迎する入学式が行われます。)”

→まずは、欧米と違い日本の新年度は4月スタートだということを説明しましょう。入学に合わせて、オリエンテーションだけでなく式典も行われるということを合わせて述べます。
※school year:学期

“New students wear the new school uniforms and attend the ceremony with their parents.(新入生は新しい制服を着て両親とともに式典に参加します。)”

→式典は両親も参加して盛大に行われるということを述べましょう。「ユニフォーム」と聞くとスポーツをするときのユニフォームのイメージが湧くかもしれませんが、学校の制服のことも”school uniform”と呼びますので覚えておきましょう。

“The schools’ principals or invited guests make speeches at the ceremony.(入学式では、校長先生や来賓の方々が祝辞を述べます。)”

→入学式と言えば、来賓の方の祝辞が続きますよね。ちなみに、「校長先生」のことは”principal”と表現していますが、これはアメリカ式の言い方ですイギリス式だと”headmaster”という呼び方になりますので覚えておきましょう。「来賓」の英語表現も悩ましいところですが、「招かれたお客様」ということで”invited guest”で問題ないでしょう。

“Senior students also welcome them by singing a school song and giving a cerebration speech.(在校生も校歌斉唱やスピーチで彼らを歓迎します。)”

→校歌斉唱も日本の学校では当たり前の光景。しかし、欧米の学校にはなんと校歌が無いところも多いんだとか!仮に校歌が存在していても、ほとんど歌う機会がないというのが実情なんだそうです。ここで、日本の式典では校歌が歌われるのだということを説明しておきましょう。ちなみに、「在校生」は”senior(年上の)”を使って”senior students”と表します。

新入生に一言♪お祝いフレーズ集

それでは、門出を迎えた新入生にお祝いのメッセージを贈ってあげましょう。

“Congratulations on getting into 〇〇!(〇〇へのご入学おめでとう!)”

→「~おめでとう!」のフレーズとして定番の”Congratulations on~.”ですね。口語であれば”congratulations”を略して”congrats”と表現することもあります。ちなみに、「卒業」には”graduation”という英単語がありますが、「入学」にはそれに匹敵する言葉が無いので、”get into ○○(○○に入る(入学する))”で表現します。

“You’re already a high school student? How time flies!(もう高校生かあ!時が経つのは早いなあ!)”

→これは日本語でもよく言われる言葉ですよね。”time flies”は直訳すると「時は飛び去る」ですが、「光陰矢の如し」ということわざの英語バージョンです。”How~!”には「なんて~だろう!」という意味があるため、「なんて時が経つのは早いんだろう!」といったニュアンスになります。

“I’m so happy you got into the school that you wanted!(志望校に行けて良かったね!)”

→入試に合格して入学するのであれば、志望校合格に対してもお祝いの言葉をかけてあげましょう。「志望校」を表すには”first-choice school”といった単語もありますが、”you wanted”「あなたの望んでいた(行きたかった)」と言えば十分伝わるでしょう。

“I’m very proud of you.(あなたをとても誇りに思う。)”

→日本だと自分の子供に対して「本当によく頑張ったね!」「おめでとう!」と声をかけることはあっても「あなたを誇りに思うわ」と改まって言うことはなかなかないですよね。ところが、欧米ではこういった表現も照れずにどんどん使います。子供にとっては、一つ前の文章のように”I’m so happy~.”や”I’m proud of~.”と言われて親の喜びを確認できるのが一番嬉しいですよね。

“I hope you have lots of fun at your new high school!(楽しい高校生活になるといいね!)”

Wishing you a great time at your new school!(素晴らしい学校生活を送れるよう祈ってるよ!)”

→これから始まる学校生活が楽しく充実したものになるように祈る言葉を付け加えます。”I hope~.”や”Wishing you~.”は入学以外の場面でも使えますので覚えておきましょう。

“Good luck at college!(大学に行っても頑張ってね!)

“Good luck with studying and sports at your new school!(新しい学校で勉強にスポーツに頑張ってね!)”

→日本語でも「グッドラック!」というのはなじみがある言葉ですね。

“Wishing that all your dreams come true.(あなたの夢が叶いますように!)”

→新たな学校への入学は、夢をかなえる第一歩。最後は新入生の明るい未来を願う言葉をかけてあげましょう!

欧米人の方に日本の入学式を知ってもらおう!

欧米人の方向けに英語で日本の入学式について説明するフレーズや、お祝いのフレーズについてご紹介してまいりました。日本の入学式は、桜の舞い散る中春の訪れを感じられる素晴らしいイベントです。ぜひその良さを分かっていただけるように、しっかりと英語で説明できるようになっておきましょう。また、「今度入学なんです」と聞いた時すぐに「おめでとう!」と返せるようにお祝いメッセージも頭に入れておいてくださいね。

ABOUT ME
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。 現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。
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