こんにちは!外はすっかり春の陽気ですね。
みなさんは、今年お花見をされましたか?
春の一大イベントであるお花見は日本人の恒例行事ですので、毎年3~4月ごろの開花シーズンを迎えると桜の木の下でブルーシートを広げる方が多く見受けられますよね。
実は欧米人の方々も、四季を感じる日本ならではのイベントである「お花見」には興味津々です。そこで今回は、欧米人の方向けに英語でお花見を説明するフレーズについてご紹介してみたいと思います。
お花見に関連する単語をチェックしてみよう!
「お花見」は日本独自の文化なだけに、それに関連する用語にぴったりくる英単語もなかなかありません。よりリアルなイメージを持ってもらいやすいように、お花見に関連する英単語をチェックしておきましょう。
桜:cherry-blossom
お花見:cherry-blossom viewing
→”Hanami”という単語を既に知っている方もいらっしゃいますので、相手の理解度に合わせて使うようにしましょう!
・(花が)咲く:bloom
・〇分咲き:分数+in bloom
例)三分咲き”one-third in bloom”、五分咲き”half in bloom”、満開”full bloom”
→数字の読み方には私たちがよく使う”one, two three…”というもの(基数)のほかに、”first, second, third…”というもの(序数)もありますよね。
分数を表したい場合は、分子を基数・分母を序数で表します。
間には”of”などの別の単語を付け加える必要はなく、普通にスペースをあけて続けるか、上記のようにハイフンでつなぎます。
・場所取り:get a good spot
「お花見ってなあに?」と聞かれたら?
さて、それではさっそくお花見の説明に入っていきましょう!「お花見ってなあに?」と欧米人の方に英語で聞かれた場合を想定して、説明の仕方をご紹介していきます。
“Cherry blossoms bloom between late March and April in Japan.
(日本ではだいたい3月の終わりから4月になると桜の花が咲きます。)”
→ご存知の方も多いかとは思いますが、桜が春を象徴する花であることをまず教えてあげましょう。
ハワイのように年中気候変動が小さい場所から来た方だと、四季の感覚があまりない方もいらっしゃいます。
“Enjoying cherry blossoms is an old Japanese custom.
(桜を楽しむのは日本の伝統的な習慣です。)”
“ ’Hanami’ is a Japanese tradition of welcoming spring.We enjoy eating and drinking with family and friends under the cherry blossoms.
(「花見」は春を迎える日本の文化です。桜の木の下で家族や友人と飲んだり食べたりして楽しみます。)”
→「花見」は最近の流行りではなく、古くからある日本の文化であるということを述べます。
また、具体的にはピクニックのようなものを想定してもらえるように「飲んだり食べたり・・・」と説明してみましょう。
“Sometimes people go to the park early in the morning to get a good spot.
(いい場所を確保しようと朝早くから公園に行く人もいます。)”
→意外と驚かれるのがこの「場所取り」の文化。代表者が大きなブルーシートを引いて一人ぽつんと座っている様子は、欧米人から見るととても不思議な光景のようです。
“We also enjoy Yozakura, the illuminated cherry blossom at night. It’s fantastic and very beautiful.
(私たちは桜がライトアップされる夜桜も楽しみます。とても幻想的で美しいです。)”
→夜桜には他のイルミネーションでは表現できない美しさがありますよね。
欧米人の方々は、電球やLEDのイルミネーションには慣れていても桜のライトアップには驚きます。ぜひ夜桜の良さも付け加えておきましょう。
さっそくお花見に誘ってみよう♪
さあ、お花見について分かってもらえたら「実際に行ってみようか!」と誘ってあげましょう♪
きっと先ほどのお花見についての説明を聞いて、欧米人のお友達も行ってみたいとワクワクしているに違いありません!
ここでは、お花見に誘うときのフレーズをご紹介したいと思います。
“I’m planning to go “Hanami” this Friday with my friends. Would you like to join us?”
(今週の金曜日に友達とお花見をする予定なんです。もしよろしければ参加されませんか?)
“It’ll be great if you can come for “Hanami”.
(お花見に来ていただけたらとても嬉しいです。”
→”Would you like to~?”の表現はとても丁寧なお誘い文句ですね。
相手によりますが、「あなたのためにお花見を開催するよ」と言うよりも「ちょうどそんな計画をしてたところだから、良かったら来る?」と言われる方が気軽に参加できるかもしれません。
また、「来てもらえたら自分たちも嬉しい!」と伝える2つ目のフレーズもおすすめです。
“Let’s meet at ○○ park at noon!!”
(○○公園でお昼に集合しよう!)
“We are meeting up in front of 〇〇 at noon, okay?”
(お昼に○○前で会おうか。いい?)
→「お昼に」と言いたい場合は”at noon”が使えます。”noon”とはお昼ちょうど(12時)の時刻を表し、”afternoon”は”after+noon(12時より後)”という意味なんですね。
“It may be still cold in early spring, so please wear a jacket.”
(春先なので冷えるかもしれません。ジャケットを持ってきてくださいね。)
“Please wear casual clothes such as jeans and sneakers.”
(ジーンズやスニーカーなど楽な恰好で来てくださいね!)
→これはぜひ付け加えてあげてほしい一言です。
春のイベント「お花見」!ということで春らしい薄手で軽やかなファッションをしたいところですが、実際にはまだまだ時間帯によっては冷えが厳しい時期です。
日本人はそんな春の気候をよく知っていますが、欧米人の方は家を出るときの気候に惑わされて薄着してしまい、夕方の寒さに戸惑うことが多いです。
また、お花見をちょっとしたパーティーのようなものだと勘違いしてドレスアップしていくべきか迷われる方もいらっしゃいますので、カジュアルな服装で大丈夫だということも付け加えてあげましょう。
いざお花見へ♡使える英語フレーズ集
いよいよお花見にやってきました!つい先日までお花見がどういうものかも知らなかった欧米人の方にとってはドキドキの時間です。
ぜひリラックスして楽しんでもらえるように気遣いながら、盛り上げていきましょう♪
“I’m glad you came for our Hanami picnic.”
(お花見に来ていただけて嬉しいです。)
“Thank you for coming today!”
(今日は来てくれてありがとう!)
→日本人は、ピクニックやパーティーにやってきた人にわざわざ「あなたが来てくれたことに感謝!」なんて声はかけませんが、欧米では挨拶のように「あなたと会えて光栄です」「来てくれて嬉しい」と伝え合うものです。
お花見の場面でも、彼らを歓迎しているということをしっかり伝えるようにしましょう!
“This place is well known for the magnificent cherry trees.”
(ここは桜の名所としてよく知られてるんですよ。)
“〇〇 went to the park in the morning to get a good spot.”
(○○が朝から場所取りしてくれたんです。)
→乾杯の前に一言、という流れになったらこういったフレーズを使ってみましょう。
春になるとあちらこちらに桜が咲きますが、「今日のスポットはとてもきれいに見える場所なんですよ!」と言われると、特別な気分になれるためより盛り上がりますよね♪
加えて、場所取りをしてくれた人にはしっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。
“Are you having fun?”
(楽しんでる?)
“Do you like Japanese sake? Would you like some?”
(日本のお酒は好きですか?1杯どうですか?)
→お花見に限らず、パーティーの場でよく使われるフレーズです。
お酒が飲める人なら、日本のお酒にもここでぜひチャレンジしてもらいましょう♪
欧米人の方にお花見の良さを知ってもらおう!!
欧米人の方に、英語でお花見について説明するフレーズをご紹介してまいりました。
日本人が誇るべきお花見文化の良さについて知っていただくために、今回ご紹介したフレーズも参考にしながらぜひ英語で説明してみてくださいね♪