これから海外に移住するんだけど、何をどう準備したらいいんだろう・・・?
不安だらけで何をすべきかわからなくて、もっと不安になっちゃうんだけど・・・
こういった悩みの方へのアドバイスを書いた記事です。
海外へ移住をする人たちの理由は様々だと思います。
- 留学で行く方
- 仕事で行く方
- 国際結婚のために海を渡る方
などなど。
私の場合は当時フィンランドに海外赴任をしていた今の夫との結婚を機に、自分で言うのもなんですが23歳という若さでフィンランドに移住することになりました。
その当時は東京での会社勤めに身も心も疲れ切っていて、元々海外生活に憧れを持っていた私はフィンランドに行くことがただただ楽しみでしかありませんでした。
が、それが後にとんでもない後悔を引き起こすことになるとは思ってもみなかったのであります。。。
長期の海外生活を経験している者としてたくさんお伝えしたいことはありますが、今日はその中でも特にこれだけは!と思うベスト3をシェアしたいと思います。
▼もくじ
長期での海外移住予定者がすべき3つのこと①
まず、一番声を大にして言いたいことが
自分が現地で何をするのか、何が出来るのかを事前に明確にしていくこと
です。
特に海外移住の理由が自分では無く夫やパートナーの仕事などが理由で行く場合、これを決めておくのはかなり重要だと思います。
長期で海外に滞在する場合、最初は楽しい海外生活ですが、目標ややるべきことが無いと、言語も文化も違う生活に徐々に疲れてきて、自分の生き方を見失ってしまう可能性があります。
私の場合、ただ海外に行くということにうかれぽんちになり、実際に行った先で自分が何をして生活していくなんて何も考えていませんでした。
フィンランドに渡って2か月程はとても楽しかった
東京での仕事や人間関係のしがらみから解き放たれ、海外の目新しい街並みやスーパーめぐりがただただ楽しくて幸せでした。
しかし、2か月を過ぎて3か月目に入ろうとし始めようとしていたとき変化は訪れました。
当時は夫も仕事が忙しく平日は朝から夜遅くまで会社勤め。
私はというと、家事をしてスーパーへ買い物に行ってを繰り返す毎日。
その当時はまだお友達もあまりいませんでした。
そんな生活にどんどん参ってきて、ある日突然爆発したのです。
私は一体ここで何をしているの?!
東京で仕事をしていた時は大変だったけど、やりがいはあったし何よりも自分は会社や同僚に必要とされていました。
しかし今の自分は誰からも必要とされず、ただただ非生産的な毎日を送る日々。
フィンランドで私はいてもいなくても良い存在。
社会から離れ、何もしていないただの役立たず!
だいぶ自暴自棄のように聞こえるかもしれませんが、本当にそんな状態でした。
自分を必要とされていた環境からそうではない逆の環境に行くといくことは想像以上に辛い体験でした。
今振り返って、移住前にしておくべきだったと思うこと
この苦い経験から学ぶことは多く、後の長い海外生活への糧となりましたが今振り返ると、
フィンランドへ渡る前の色々と自分の人生設計をしておけばもっと有意義な時間を過ごせたのではないか
と思わずにはいられないのです。
お子さんも一緒に海外へ移住される方は、子供の学校の送迎があったり色々と忙しく過ごされるかもしれませんが、それでも何か家庭のこと以外に現地で自分がすること、出来ることを前もって考えておけば更に実りのある海外生活を送れると思います。
現地の語学を学ぶのも良し、自分の興味のあるものを前もって下調べをしそういったものに触れた生活をするのも良し、時間や経済的にも許される方は現地の大学や大学院で学ぶのも一つの選択肢です。
とにかく出来るだけ具体的に現地で自分がどのように時間を過ごすのかを考えておくのがベストです。
長期での海外移住予定者がすべき3つのこと②
そして次におすすめしたいことがこちら。
行く前に現地の日本人とコンタクトを取っておく
人によっては海外に行ってまで日本人と関わりたくないという方もいらっしゃるかもしれませんし、自分ですべて出来るという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし私はフィンランドからイタリアに移住する際、現地の日本の方とコンタクトを取ることによって前もって必要な現地の情報などを得ることができ、またそこに日本の方がいるという精神的な支えにもなってとても為になったのを覚えています。
特にイタリアへ来ると決まったとき、まだ長女は1歳にもなっていなかったので、子育てに関してや食に関してなどを前もって現地の日本人に聞けたことはとても大きな助けとなりました。
SNSもどんどん活用しよう
現地の日本人を探す方法は色々とあります。最近はSNSで簡単にいろんな人とコンタクトを取れる時代にもなってきています。
私の場合は、夫がこれから働く会社にコンタクトを取りまずそこの会社に日本人がいないか聞いてみました。
ラッキーなことに、そこで働いていた日本人が今もイタリアに住んでいるということでその人の連絡先を教えてもらいました。
今もその方とは親交を持っており、今でも色んなイタリアの情報を教えてもらっています。
長期での海外移住予定者がすべき3つのこと③
そして最後に。
事前にその国や地域の下調べをしておく
これは旅行に行く前に旅行先のことを調べるのと同じくらいわくわくするものです。
天気やロケーション、食べ物のことなどをはじめ、自分の興味のあるところから調べて色々と面白いことが分かってくると、長い海外生活へのモチベーションにも繋がります。
私の場合これはフィンランドに渡ってからすることになってしまいましたが、ガイドブックを読んだりフィンランド在住の方のブログを読んだりしてたくさんフィンランドの魅力を見つけることができました。
私はフィンランドの歴史に興味があったのでこれもネットや本を読み色々と勉強してみました。
その国の背景が分かると同じ住むにしてもかなり気持ちが変わってきて、歴史を知る前と知った後ではフィンランド人とも接し方なども変わったような気がします。
学生時代の留学と家庭を持ってからの移住は違う
私は学生時代に韓国に3年弱留学したことがありますが、大人になり家庭を持ってからの海外移住は前のそれとはまったく異なるものでした。
韓国には自分がしたいことがあって目的を持って行ったけれど、フィンランドへは自分ではなく夫の仕事が理由だったというのもあり、最初は特にとても受け身な生活を送っていました。
その後は幸運にも素敵な仕事に巡り会えて充実したフィンランド生活を送ることができましたが、やはり今になって思うことは長い海外生活には外的にも内的にも事前の準備が必要だということです。
これから海外へ長期移住を考えている方にはぜひ、前もって色んな準備をしていただき、貴重な体験である海外生活を思いっきり楽しく、かつ有意義なものにしていただけたらと心から祈っております。
少しでも、私の経験が少しでも皆さんのお役に立てたら幸いであります。
日本語、韓国語、英語のフリーランスの翻訳家として活動しています。
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