今回は疑問倒置です。
さて、今日見つけてきたTweetはこちら。
またまたトランプ大統領の弾劾裁判の話題です。
Never before has a president shown this much contempt for an impeachment proceeding.
Never before has an impeachment trial been rigged like this.
Never before has the health of our democracy been so at risk.
— Chris Murphy (@ChrisMurphyCT) January 21, 2020
Never before has a president shown this much contempt for an impeachment proceeding.
Never before has an impeachment trial been rigged like this.
Never before has the health of our democracy been so at risk.
Cited from: Chris Murphy (U.S. Senator from Connecticut.)
和訳
かつて、大統領が弾劾裁判手続きに対して、これほどの軽蔑を示したことは一度もありません。
かつて、このように弾劾裁判で不正が行われたことはありません。
かつて、民主主義の健全性が、これほど危険にさらされたことはありません。
以前、他の記事で紹介した”rig”がここでも使われています。
ポイントは、
have Vpp(現在完了形という)のhaveが前に出て、疑問文のような形になっています。
疑問倒置
と呼んだりします。
“Never before”という「否定語+副詞」が文頭に出ると、このような疑問倒置にします。
「今までに一度かつてない」という意味の“Never before”で3回も文を始めて、同じ倒置を繰り返してますから、物凄い強烈なメッセージ性があります。
トランプ大統領を痛烈に批判しているようです。
Vppはgo – went – goneだとgoneのこと。
こちらの記事も同じ疑問倒置が含まれています。
さらに、この英文が素晴らしいのは、以下の言い換えです。
Never before has a president shown this much contempt for an impeachment proceeding.
Never before has an impeachment trial been rigged like this.
Never before has the health of our democracy been so at risk.
Cited from: Chris Murphy (U.S. Senator from Connecticut.)
和訳
かつて、大統領が弾劾裁判手続きに対して、これほどの軽蔑を示したことは一度もありません。
かつて、このように弾劾裁判で不正が行われたことはありません。
かつて、民主主義の健全性が、これほど危険にさらされたことはありません。
同じ単語を使わずに「これほど・このように」と表現しています。
とても参考になりますね。
今回はこれくらいにしておきます。