暗唱でライティング対策:旺文社「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」

最近、暗唱を再開しました。以前やっていたのですが、挫折して放置していました。

お陰様でTOEFLライティングはMAX25点ということで、相変わらず進化なしです(笑) 今は、まず27点以上を取れるようになることが目標です。

前々回に、Integratedで失敗した時に23点を取ったのですが、あのときはIndependentでかなり良い文を書くことができました。実際、ライティングで23点や26点というのは一応あまり出ないことになっているのですが、明らかに大きなミスをしてしまったIntegratedで3・3のfair、Independentで4・5のgoodを取れたと考えています。TOEFLのレーティングの詳細はWeb TOEFLの葛山先生のブログをご覧ください。

なので、練習さえすれば5を出せそうだと予想していました。ただ、SとWについてはほぼ放置して、小説を多読をしたり、Netflixでドラマばかり見てリスニングを鍛えていました。

▼もくじ
1. 旺文社「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」の暗唱
2. 私の暗唱の仕方
3. 四軒家先生の本:研究社「TOEFL iBT(R)テスト 完全教本」
4. アウトプットのためのインプット
5. VOA(Voice of America)
6. スピーキング・ライティングの極意

1. 旺文社「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」の暗唱

さすがにまずいなと思いまして、そこでまず再開したのが、旺文社「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」の暗唱です。

英検分野別ターゲット英検1級英作文問題/旺文社
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です。英語好きさんも先日紹介されていましたので、ご存知かと思います。

私はレイアウトを見てからすぐに買うことに決め、日本のAmazonにアメリカまで送ってもらいました。12/5に購入して、たしか冬休みに入ったと同時に到着した覚えがあります。

で、すぐに着手したのですが、その頃はまだリスニングやスピーキングで苦戦していまして、「こんな長い文が覚えられるかーーーーい!」と放り出して数日でお蔵入りに。で、あれこれ他にも本を買ったりして迷走しました。

いやいや、ライティングなら書く練習しろ、という話なのですが、実は自分はアウトプット用のインプットが少な過ぎるので、いつも同じような表現しか書けません。スピーキングを始めたのは1年半前からですし、ライティングもあまり練習したことがありません。まずは良質な文をインプットしようという目論見でした。

ところで、英検英作文をネイティブに見てもらったところ、模範解答はどうもレベルを抑えているようで、ちょっとwordyとのことでした。ノンネイティブが書いたと思うとのことでした。ただ、「ノンネイティブとしては、なかなかいいね~!」という評価でした。ネイティブ5人に見てもらいましたから確実でしょう。ノンネイティブでも再現可能性が高いので、いい塩梅の本だということになります。(※注意 実際のところは、関係者以外分かりません)

逆を言えば、ネイティブレベルの解答では全くないので、ネイティブが書いたものを期待している人は気を付けてください。日向先生の「即戦力がつく英文ライティング」などの最後のほうのエッセイを見てみてください。レベルの違いが分かります。

即戦力がつく英文ライティング/ディーエイチシー

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ちなみに、英検英作文は、ネイティブからは意外にも別冊の方が評価が高かったので、そちらを暗唱しても良かったかもしれません。もう模範解答に時間を注いでしまったので、まぁ、いつか覚えます・・・。

2. 私の暗唱の仕方

やっと先月から暗唱を再開しまして、つい最近までは繰り返し暗唱していました。1-10の模範解答をAとBの内容の好きな方を選んで覚えたので、計10個です。

STEP1

パラグラフの1-3文毎にストップウォッチを使って、目標タイムを決めて覚えます。2分半とかで覚えられた時は、3分までの残りの30秒をそのパラグラフを音読して時間を潰します。定着をよくする為です。

例えば、
Too many possessions become burdensome because most of his or her time is then occupied with thinking about how to safeguard and increase his or her possessions.

このくらいの長さだと1~2分あれば覚えられると思います。

1分半かかったら、残りの30秒は音読をするということです。

これを繰り返し、パラグラフ毎に音読なり黙読なりをして、復習しながら進みます。

上記のやり方ですと、100語/10分くらいのペースで覚えられます。ですので、英検英作文だと20分ほどで1エッセイ全て覚えられます。気合い入れれば1日か2日で10文終わります。私は2日で終わらせましたが、ストップウォッチ等を使って時間制限をしっかりしながら覚えていれば、1日でも終わる分量だと考えます。(次の日にはかなり忘れていますが)

STEP2

ここまでで終わりでもいいのですが、できれば一通りのパラグラフを覚えたら、次は文の最初から最後まで言えるようにしたほうがメンテナンスがしやすいです。つまり、イントロからコンクルまで一気にある程度スラスラと全て言えるようにする、ということです。この方が効果高いと言えます。

どうせ次の日には忘れているので、また復習して覚え直したら次の文に取り掛かります。

3. 四軒家先生の本:研究社「TOEFL iBT(R)テスト 完全教本」

さて現在は、TOEFLの模範解答を覚えています。英検の本なら表現も覚えられるしいいだろうと思ったのですが、TOEFLの点数を上げるならTOEFLの本を使った方がいいのでは・・・と思い出し始めまして、英検英作文は再度お蔵入りされてしまいました。いつかリベンジしますが・・・

実際、自分が受ける試験の模範解答を覚えた方が効率的です。というのも暗唱はかなり時間が掛かるので、短期間で色々な試験の本を覚えるのはおそらく不可能でしょう。ですので、一冊に注力したほうが無難かと思います。

で、TOEFLの本もネイティブチェックしてもらったのですが、これはひどかったです。米・中・韓・日と4か国の本を15冊ほどチェックしてもらいましたが(アメリカで販売されている韓国系も含む)、ダメ出しばかりで、実は使えない本が多く、持ってきた本で残ったのは、先ほど紹介した英検英作文と(TOEFL本ではないですが)、今覚えているTOEFL本と、私の好きな四軒家先生の本(さすが!)の3冊でした。

TOEFL iBT(R)テスト 完全教本/研究社

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TOEFL受験生やMBA受験生の方は、四軒家先生の本の解答のレベルを確認する。

自分で何かライティング本を使っている場合は、使われている本を複数のネイティブに精査してもらった方が良いかと思います。もしくは、TOEFL予備校などから配布される模範解答を暗記した方が外れがないのではないでしょうか。私が使っている本は、Wで27点以上取れた際にまた記事にしたいと思います。

ちなみに、Big Wordsは使用範囲が非常に限られており、全くお勧めしません。私は、「使うべき文脈などを完璧に把握していない限りは絶対に使わないように」とか「最悪に近い」とか、複数のネイティブに言われました。TOEFLのプロが作った解答を見てください。難しい単語は全然使われていません。

4. アウトプットのためのインプット

今週から、VOAを使ってスピーキングやライティングのために表現を研究し、覚えようと頑張っています。最近使ったインプットの素材としては非常に優れているのではないかと思っています。

特にアウトプットのためのインプット、スピーキングやライティングには良質な英文を読むのが大切だと思うのですが、市販の参考書で量を稼ぐのは難しいですし、何よりも本当にネイティブが書いたのかどうか分かりません。

前述のとおり、英作文やライティングの本はノンネイティブが書いたものも多々あります。私はノンネイティブが書いたものを覚えていて時間を無駄にしてしまいした。インプットの素材としてVOAを使ってこなかったことを後悔しているほどです。 

5. VOA(Voice of America)

VOA = Voice of America
VOA Learning English 簡単なほう
VOA Voice of America 一般向け

最近、VOAというwebsiteを使い始めまして、素晴らしいサイトだと気付いたので記事にしたいと思います。

VOAは世界中のenglish learnerのために作られたwebsiteで、レベル別(1-3)に分けられた記事では1500語ほどの限られた語彙で、様々なジャンルの出来事を取り扱っています。

「英語のセンス」は学習初期からの積み上げが全て

実は、私は色々と自分のレベルに合っていない参考書に投資をし、お金を無駄にしてきたと感じています。投資としては大失敗でしょう。今、振り返ってスピーキングやライティングを鍛えるために何をすべきだったかを考えると、このVOAのようなwebsiteを学習初期から使い続けるだろうと思います。音源も付いていますし、全てタダで、しかもネイティブでもプロが書いたものですから、最高の素材と言えます。

外国語学習は時間が掛かります。時間をかけて蓄積した知識が物をいう時があるわけですが、これは使ってきた素材の質が高ければ高いほど「英語のセンス」が高まるのは言うまでもありません。これを質が確かではない素材でやってしまうと、ネイティブにとっては不自然な英語を習得することになってしまうことになりかねません。

「簡単=レベルが低い」なのか

VOAのLearning Englishのほうを読んでみればわかるのですが、非常に平易な単語で記事が書かれているので、ある程度勉強してきた人が読むには簡単すぎるかもしれません。実際、私は以前からVOAのことは知っていたのですが、簡単だったので何度かのぞいたくらいで、本格的に時間をかけて使ったことはありませんでした。

しかし、視点を変えてアウトプット=SWのためだと思って読むと、意外にもかなり多くの発見があるのです。基本語を組み合わせて複雑なことを表現できますし、簡単でも自分では絶対に使ったことが無いような表現が必ずあります。私にとっては宝の山のように見えるのです。

6. スピーキング・ライティングの極意

実際、日常で使う語彙はほとんどが平易なもので、難単語は使用範囲が非常に狭く、使い勝手がかなり悪い単語が多いので、ネイティブが自然だと感じる英語を話したり書いたりするには、基本語をマスターすることが必須と言えるでしょう。

資格試験が趣味の人は別として、英語を本当に使えるようにしたいと考えている人が、「TOEICで900点取ったら次は英検1級」のようなよくあるルートは私にはあまりいい考えと思えません。実際、私もそのような学習をしてきた時期があったのですが、明らかに学力がアンバランスで、英語で分厚い辞書のような小説は読めるのに(辞書は使いますが)、私が滞在しているアメリカでの日常会話では未だに四苦八苦することがあります。

一方、他の留学生に目をやると、彼らは簡単な語彙を素早くかつうまく使いこなし、とても流暢に話すのですが、語彙力の総数は私よりも低い学生が少なからずいますそれでも、彼らのTOEFLのスピーキングやライティングの点数は私よりも高いのですから、何ともやり切れません。

逆を言えば、そこまで語彙力が無くても訓練次第でTOEFLのスピーキングの壁と言われている23点を超えたり、ライティングの25点の壁を越えたりできるということです。

私が思うに、アウトプットの面でより英語を自由自在に使いこなすためには、もっと基礎的な知識の反復や表現の吸収が必要と感じます。英検の問1のような語彙を覚えるのはもう少し遅い時期でいいのではないかということです。その前に、VOAのような非常にシンプルな英語を話せて書けるようになることをまず目指すべきなのではないかなと思うのです。もちろん、趣味で資格試験を受ける人にとっては英検1級は1つのベンチマークで、ある種の勲章だというのは間違いありません。それを否定するつもりもありません。

では、何が言いたいのかというと、英語力のバランスを考えると、一般に流行っている学習の順番に従う必要はないのではないか、人によってはその順番を変えてもいいのではないかと思うのです。かの有名な松本亨博士も「インプットのレベルとアウトプットできるレベルをできるだけ近づける努力をしなさい」と仰っていたという話を耳にしたことがあります。

海外で英語を使ってバリバリ働きたいのであれば、VOAである必要はありませんが、VOAのような質は高いけども、非常に易しいインプットの素材をできるだけ早くに使い始め、インプットとアウトプットのギャップを埋めることを意識的にしてみてはいかがでしょうか。

P.S. ちなみに、VOAの語彙制限のない記事も比較的シンプルな語彙が使われており、Timeや他の英語ニュースと違いスラスラ読めますので、中級者以上のリーディング素材としてもかなりオススメです。