みなさんは、英会話をしているときに「イェス」「ヤー」の2つばかりを繰り返していませんか?
その2つだけでも相手の話を促すことが出来ますので初めのうちは特に問題ないのですが、少しずつ相手の話している内容に応じたあいづちのやり方を覚えていった方が会話に広がりが出てきます。
日本語に置き換えて考えた場合でも、「うれしいことがあったんだ!」「うん」「嫌なことがあったんだ・・・」「うん」では、相手の反応が乏しくて話しづらいですよね。
「え、なになに?」「一体どうしたの?大丈夫?」といったあいづちも知っておきたいところです。
そこで今回は、アメリカで大人気のシチュエーションコメディである海外ドラマ「フレンズ」から、シチュエーションごとのさまざまなあいづちをご紹介してみたいと思います。
▼もくじ
That’s silly.(それはばかげてるわ。)
日本語だと、「なにそれー!」「だめじゃん!」といったニュアンスですね。
ドラマの中では、アパートの上の階の騒音が気になることをモニカが愚痴るシーンで、このフレーズが登場しています。
ロス:Ah, somebody’s at the door on the ceiling.(おい、誰か天井をノックしてないか?)
フィービー:Why don’t you go up there and ask him to ‘step lightly, please?’(上の階の人に「そっと歩いてください」って言ったら?)
モニカ:I have like five times, but the guy is so charming, that I go up there to yell and then I end up apologizing to him.(5回くらい言おうとしたんだけど、彼とってもイケメンなのよー。だから怒鳴りに行ったくせに結局こっちが謝ることになっちゃうの。)
フィービー:Ooh, that is silly. I’ll go up there, I’ll tell him to keep it down.(それはばかげてるわよ。私が上に行って静かにするよう言ってくるわ。)
→「ばかげてる」というのは日本語だとちょっと攻撃的な表現に感じられますが、今回のように友人同士で相手をたしなめたりする場合にも使われます。
So?(それで?)
相手の話に同意しかねる、と感じた場合に「それで何が言いたいの?」と促す表現です。
やはり「あなたの意見には賛成できない」という気持ちが現れるあいづちですので、使い方によっては攻撃的に取られてしまうこともありますが、欧米では以下のように気軽に使われます。
ロスの息子の子守をすることになったフィービーが、預かっていた母乳を味見しようとするシーンです。
チャンドラー : What did you just do?(今何してた?)
フィービー : I licked my arm, what?(なめたけど。なに?)
ロス : It’s breast milk.(母乳なんだぞ!)
フィービー : So?(だからなによー。)
レイチェル : Phoebe, that is juice, squeezed from a person.(フィービー、人から絞ったものなのよ!?)
→このように「別にいいじゃない♪」「気にならないわ」といったニュアンスでも使われます。
Good for you!(よかったね!)
嬉しいニュースを聞いた時の決まり文句です。
発音するときは、一語目の”good”を強調するとよりネイティブらしく聞こえます。
こちらのフレーズは、売れない役者ジョーイが賞にノミネートされたと仲間たちに報告した時のセリフに登場しています。
ジョーイ:I got nominated for my part on Days of Our Lives!(俺、”Days of Our Lives”(ドラマ名)の役でノミネートされたんだぜ!)
モニカ : Joey!(ジョーイ!)
フィービー : Good for you!(よかったわね!)
モニカ : Congratulations!(おめでとう!)
→”Congratulations!”はみなさんご存知かもしれませんね。
“Good for you.”を周りの友達が先に言った場合は、モニカのように言い方を変えてお祝いの気持ちを伝えるのもいいでしょう。
Are you sure?(本当に?)
信じがたい話を聞いた時に「まじで?」と言うようなイメージですね。
ドラマの中では、チャンドラーがめがねをかけてイメチェンしたことを仲間たちに報告したシーンでこのセリフが登場しています。
チャンドラー : I got glasses!(メガネ作ったんだ~!)
ロス : Well, you-you’ve always had glasses.(え、お前いつもメガネかけてたじゃん。)
チャンドラー : No I didn’t!(いや、かけてない!)
ロス : Are you sure?(まじで?)
レイチェル : Yeah-yeah, did-didn’t you use to have a pair? They were really round, burgundy, and they made you look kind of umm…(そうそう、なんか1つ持ってなかった?バーガンディの丸眼鏡で、かけたときの感じがなんとなく・・・)
ジョーイ : Feminine.(女っぽいやつ。)
レイチェル : Yes!(それ!)
→「そうだね」と同意を示す時にも”Sure.”は相槌としてよく使われますよね。学校の授業ではあまり出てきませんが、実際の英会話では頻出ワードですので覚えておきましょう!
I know it!(やっぱりね!)
予測していた通りの話を聞かされた時、「そうだと思った!」「ほらね!」と言う場合がありますよね。
実際の会話の中では、嬉々としてテンション高めに言うことが多いです。
ちなみに、ドラマでは妊娠中のシングルマザーでデートに行けないと嘆くレイチェルを、ジョーイがデートごっこに連れ出すシーンでこのセリフが登場します。
レイチェル:Wow! So I get to see what Joey Tribbiani is like on a date. So do you have any moves?( わぁ! それじゃ今日は、ジョーイ・トリビアーニがデートでどんな手を使うかが見れるのね。で、あなたってなにか常套手段があるの?)
ジョーイ : No! No. Umm, just myself and if they don’t like me for—(Laughs.) I’m sorry I couldn’t even get through that.(ないない!ありのままでいて好きになってもらえなかったとしてもさ、・・・(噴き出す)ごめん、笑っちゃった。)
レイチェル:I knew it! I knew it. Come on tell me your moves.(やっぱりね~やっぱりね~!! ほら、あなたの手を教えてよ。)
→プレイボーイのジョーイですが、「女を落とすテクニック」を持っていると言ってしまうと嫌な感じがしてしまいますので、隠そうとしたようですね笑
仲良しのレイチェルですから、ジョーイの隠し事はぜーんぶお見通し!
「(あなたが独自のテクニックを持ってるだろうってこと)私は分かってたわ!」という意味で”I knew it!”と言っているんですね。
英語のあいづちをマスターしよう!
あいづちは、会話を円滑に進めていくのにとても大切な要素です。
ワンパターンになってしまわないようにいくつかバリエーションを持って、テンポよく英会話を楽しみましょう♪