中南米・スペイン語圏

意外な穴場!エルサルバドルのスチトトでスペイン語留学

こんにちはpoohishです。

 

私が滞在しているグアテマラは、格安スペイン語留学地としては実はよく知られています。日本人でも、世界一周などをする人だと、グアテマラでスペイン語を学んでから他のラテンアメリカの国々に行くということもあるようです。

しかし質の高い格安スペイン語留学ができる土地は、グアテマラだけではないんです。今回は私がグアテマラ滞在中に、グアテマラを抜け出して行ってみたエルサルバドルのスチトトという町でのスペイン語留学についてご紹介します。

こちらもアンティグアでのスペイン語留学に負けず劣らず素晴らしい場所です。この記事を見て興味を持った方はぜひ行ってみてくださいね。

 

エルサルバドルってどんな国?なぜスチトトなのか

まずはエルサルバドルがどんな国なのか、その概要をご紹介します。グアテマラも日本人にはあまり知られていないのですが、エルサルバドルはそれ以上に知られていないようです。エルサルバドルに行きたい!と思う人もおそらく少ないでしょう。

 

エルサルバドルは中米で一番小さい国。首都はサンサルバドルで、通貨は米ドルを使っている国です。米ドルを使っているので、あちこち旅行する人にとってはお金の面では旅行しやすい国でしょう。

言語はスペイン語。中米なのでマヤ族が多いかと思いきや、あまりマヤ族として生活している人はいないようです。

グアテマラに比べると、エルサルバドル人はスペイン寄りの容姿の人が多く、背が小さい以外はスペイン人のように見える人が多い印象でした。ぱっと見てエルサルバドル人かどうかを当てることは難しいのですが、グアテマラ人との違いは割とはっきりしているかと思います。

 

あまり観光地としては知られていない

エルサルバドルは国土が狭いためか観光資源もそれほど多くなく、観光地として人気がある国ではありません。グアテマラなんかは、北米の人が好んで訪れる観光大国なのですが、エルサルバドルだけを目指して行く人は少ないでしょう。

 

ただエルサルバドルにもビーチはありますし、マヤ遺跡、そして今回ご紹介するスチトトという素晴らしい観光地があります。素通りするにはもったいない国でしょう。

 

「マラス」と言われるギャング集団の存在

エルサルバドルが観光地としてそれほど人気がないのは、「マラス」というギャング集団の存在が関係しているかもしれません。

マラスは主に中米に広がるギャング集団で、エルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラ、ニカラグアに存在しています。特にエルサルバドル、ホンジュラスではマラスによる凶悪犯罪が非常に多く、そのためこの2カ国は中米でもかなり危ない国という位置付けになっています。

中米の治安の悪さ、そして殺人率の高さはこのマラスのためなのではないかと思うほど、現地の人も怯える存在です。

 

ただしマラスには居住区があり、そこに近づかなければ巻き込まれることはあまりないようです。マラスの情報を調べてしまうと、怖くて中米に行けなくなってしまいそうですが、実際の生活ではマラスの存在を感じることはありません。

ただし夜遅くに人気のない場所に行ったり、マラスのいるエリアに近づいたりすると「殺してください」と言っているようなものだと思った方が良いでしょう。

 

きちんと行動に気をつけていれば、マラスの凶悪犯罪に巻き込まれるようなことにはなりません。そこで生活している人はたくさんいますし、あっけに捉えるほど何事も起こりません。

ただ、そうした存在がいるということは知っておき、どういう行動をとるべきなのかをきちんと考えることは必要でしょう。

 

安全に旅するための方法

マラスのいるエリアは、旅行者にはわからないところですよね。また、セキュリティがしっかりしていないローカルバスなどに乗ると、バス強盗などに遭ってしまうことも考えておかなければなりません。

そうなるとエルサルバドルで安全に旅をするためには、タクシーを使うことをおすすめします。例えば空港からスチトトまでの直通タクシーは50ドルくらいからあります。決して安くはありませんが、安全を買うと思えば普通の値段でしょう。

ちなみにエルサルバドルのサンタアナという街からスチトトへもタクシーがあり、こちらは2時間ちょっとの道のりで60ドルでした。

 

こうしたタクシーは宿泊するホテルやホステル、スペイン語学校、トラベルエージェンシーなどに紹介してもらうのが安全なやり方です。

エルサルバドル人はびっくりするほど親切な人が多い国です。身元がしっかりしているタクシードライバーなら、安心しておまかせして、ちょっとした会話まで楽しめるでしょう。

 

ちなみにサンサルバドルからローカルバスに乗ってスチトトに行くこともできます。こちらのバス料金はなんと1ドル程度。しかし荷物が多い人には絶対におすすめできません。サンサルバドルから出ているスチトト行きのバスは、治安の悪いエリアにターミナルがあるので、バスターミナルまでの道のりで危ない目に遭う可能性もあるからです。

 

スチトトの町中はとても治安がよい

スペイン語学校があるスチトト自体は、とても治安の良い町です。夜9時すぎくらいまでなら、女性でも一人歩きをしても問題ないほど。町も明るく、危険を感じるようなことはないでしょう。また9時過ぎくらいまでだと、現地の人も玄関先でおしゃべりをしていたりします。

スチトトの治安のよさは、現地の人が玄関のドアを開けっ放しにしていることからもうかがえます。町が小さく、町中全員と知り合いなので、そうしたことをしていても不安を感じないご様子です。実際、治安面ではグアテマラのアンティグアよりも安心感がありました。顔を覚えてもらえると、現地の人から話しかけられることもあります。

またアンティグアだとナンパ目的で近づいてくる男性もいるのですが、スチトトでは男性たちに呼びかけられることはあっても、嫌な思いをすることはありませんでした。

実際、現地の人たちもスチトトは治安がとても良いと言っています。なのでスチトトで生活するにあたって、不安を感じるようなことはないでしょう。

 

スチトトのスペイン語学校Pajaro Flor

治安が悪いと言われるエルサルバドルにおいて、治安が良くて過ごしやすいスチトト。そんなスチトトには1つだけスペイン語学校があります。そのスペイン語学校の名前は「Pajaro Flor」。

「スチトト」という言葉が原住民の言葉で、鳥と花という意味らしいのですが、Pajaroは「鳥」、Florは「花」のことです。とても可愛い名前の学校ですよね。

スチトト滞在中、短期間ではありますがこのPajaro Florでもスペイン語のクラスを取ってみました。結果、とても気に入ってしまったので予定よりも長くスチトトに滞在し、スチトトとPajaro Florを満喫してきました。

それでは私がとても気に入ってしまったスペイン語学校、Pajaro Florについてご紹介します。

 

Pajaro Florの料金

スチトトはとても小さい町ですから、学校の立地はあまり問題になりませんから割愛します。しかし料金は気になるところですよね。2019年初頭時点でのレッスン料・ホームステイ料は以下のとおりとなっています。

 

レッスン料

  • 1日4時間コース:週200ドル
  • 1日5時間コース:週250ドル
  • 1日6時間コース:週300ドル

ホームステイ料

  • 食事なし:週59.5ドル(1日あたり8.5ドル)
  • 食事付き:週112ドル(1日あたり16ドル)

 

Pajaro Florの授業料は1時間あたり10ドルと、とてもわかりやすい料金設定になっています。これは1週間だけの場合の値段で、もしも2週間・3週間と長期で学ぶなら、少し割引があります。

またコースとしては明記されていませんが、1日あたりの最低時間数は2時間。ですから1日2時間というコース野取り方もできます。

またホームステイも1食の値段が決まっているようで、料金表には食事なしかありかしか明記されていないのですが、朝食のみや朝食・夕食のみということも、ファミリーとの相談の上可能な場合もあります。

スチトトは宿泊施設がやや高めなので、ホームステイは破格の値段となっています。また週末も含めて3食付きでこの値段は嬉しいですね。スチトトで安く食事をしようと思うと、ププサというお焼きのような食べ物くらいしかないので、3食付きにして、たまに外食をするという形がおすすめです。

 

JICAのボランティア受け入れ歴10年!

Pajaro Florは日本ではあまり知られているスペイン語学校ではありませんが、エルサルバドルで活動しているJICA(海外青年協力隊)のボランティアは、まずこの学校でスペイン語のコースを4週間受けてから、任地へと旅立ちます。

Pajaro FlorがJICAのボランティアを受け入れ始めたのは、10年前のこと(2018年現在)。それからずっとJICAのボランティア受け入れをしているため、学校スタッフ・講師・ホストファミリーすべてが、日本人に慣れています。そのため、日本人にとって過ごしやすい環境でしょう。

 

講師の質がとても良く日本人慣れした講師ばかり

Pajaro Florで驚いたのは、講師の質です。私の担当をしてくれた講師は、20代で若く、当然経験年数も1桁台だと思いますが、非常に教え方がうまくて楽しい授業をしてくれました。授業以外の時間は大学に通っているとか。ご主人と子供もいて、子育てをしながら学校に通い、スペイン語も教えているという大忙しの講師でした。

他の講師たちも、指導力は確かなものだそうで、エルサルバドルを出てからもSkypeレッスンを希望する生徒もいるんだそうです。

 

そのように講師たちの質が高いということのほかに、Pajaro Florの講師たちは日本人慣れしているという大きなメリットもあります。当然日本人が何が苦手なのかを経験としてわかっているので、そこをついた教え方をしてくれますし、日本のことが話題になるので、そういった話題をこなすためのスペイン語が身につくでしょう。

 

学校の環境がとても良い

スチトトはすぐ近くにスチトト湖という湖があり、町のいたるところからこの湖が見えます。この景色がとても美しく、湖が見えることを売りにしているホテル・ホステル、レストランも多数あるくらいです。

そしてそんな美しい景色ですが、スチトトのスペイン語学校Pajaro Florからも見えるんです。席が取れれば湖が見える席で授業を受けることができますし、生徒が多い時期になると湖側にテーブルを置くこともあるとか。

授業が終わったあとでも、学校の施設を使うことができるのですが、湖が見える場所にハンモックがかけてあるので、そこでリラックスすることもできます。私はハンモックに寝転がって、ぼんやり湖を眺めるのがとても好きでした。

学校の周辺にはおしゃれなレストランやカフェもありますし、そもそもスチトトがとても小さい町ですから、学校から10分も歩けば町中のほとんどの場所までいけます。

もちろんお水やコーヒーは無料。

さらに中米のプライベートレッスン形式のスペイン語学校にしては珍しく、1人1人の席にホワイトボードまでついているんです。座って向き合ってレッスンを受ける形ではなく、ホワイトボードがあって、そこに講師が立ってレッスンをすることで、より「勉強している感」が出て、とても良かったです。

 

ホームステイ先も慎重に選んでいる

Pajaro Florでは、ホームステイ先もしっかり慎重に選んでいるようです。特にJICAのボランティアがくるときには、多くの家庭が必要になるようですが、どの家庭でも日本人が安心して暮らせるような環境が整っていることを重視しているようです。

生徒の数が少ない時期だと、生徒たちから人気の家を紹介してもらえます。私が滞在した家もそんな家の1つで、家族全員とても優しかったのですが、特にママがとても気遣い上手で素晴らしかったです。

 

ひと昔前は、ステイ先にWiFiがないことも多かったようですが、現在はWiFiがある家も多いため、WiFiが必要なら先に言っておけばWiFiのある家を紹介してもらえます。

家にもよるのかもしれませんが、私のいた家はバス・トイレ付きのお部屋だったので、それを考えると本当にとても安く滞在できたなーと実感しています。

ご飯もバラエティはそこまででもないものの、とても美味しくいただけました。家で作るププサが美味しかったです。

 

生徒が少ない時期ならフレキシブルな対応も可

グアテマラ・アンティグアのスペイン語学校も、いろいろな面でフレキシブルな対応をしてくれますが、Pajaro Florも生徒が少ない時期なら、フレキシブルな対応が可能です。

時間やホームステイ先のリクエスト、授業内容など、さまざまなことをリクエストしてみましょう。JICAが来ているときには、あまりフレキシブルな対応はできないかもしれませんが、JICAが来る時期は決まっているので、Pajaro Florに興味を持った時点で、だいたい何時頃JICAのボランティアの受け入れをするのか問い合わせてみてもいいですね。

ちあみに私が行ったときは閑散期だったので、私の他に生徒が1人しかいませんでした。スチトトという町の規模から言っても、生徒が多くてわいわいしているようなことは、JICAが来る時期を除けばないでしょう。

 

スチトトでスペイン語留学がおすすめな理由

そんなPajaro Florでのスペイン語留学。私はとてもおすすめです。特に小さくて可愛い町が好きな人や、真面目にスペイン語を身に付けたいと思っている人なら、Pajaro Flor、そしてスチトトで過ごせば、かなり早くスペイン語が上達するはずです。

スチトトでのスペイン語留学のおすすめポイントをご紹介していくので、ぜひスチトトでのスペイン語留学を検討してみてくださいね。

 

JICAがいない間なら日本人がほとんどいない

スチトトは日本人にはまだまだあまり知られていないのか、JICAがいない時期だと日本人を見かけることはあまりありません。私がいたときも、日本人を町で見かけることはありませんでした。というよりも、アジア人がいません。私がいたとき、町でアジア人は私1人だったかもしれないと思うほど、アジア人がいませんでした。

 

そんなわけで、スチトトは英語が通じづらいということもあり、スチトトで過ごすなら完全スペイン語環境になります。家でも学校でもスペイン語。外でもスペイン語。そんな環境にいれば、いやでもスペイン語が上達するでしょう。

ホストファミリーも積極的に会話をしてくれるので、スペイン語がどんどん上達していきます。私が滞在した家のファミリーに聞いた話では、JICAのボランティアのほとんどが最初はスペイン語が全然話せないそうですが、4週間経ったころには、スペイン語で意思の疎通ができるようになっているそうです。

もちろんJICAのボランティアの方々が真面目に勉強していることも関係しているでしょう。しかし、この完全スペイン語環境もスペイン語が上達するのに最適な環境だと言えます。

 

スペイン語の勉強にかなり集中できる環境

スチトトはとても可愛く穏やかな町なので、ここにいるだけで幸せを感じたものですが、娯楽はあまりありません。小さなクラブがありますが1軒だけですし、あまり遊ぶところがないんです。

ですからスペイン語の勉強にはかなり集中できる環境でしょう。治安が良いので、そうした面で怯えることもなく、しっかり勉強をすることができます。

遊ぶところがないとは言え、カフェやレストランはたくさんありますし、WiFiが使えるカフェもあるのでそうした場所で勉強したり作業したりすることも可能です。生活に必要な物は揃っていて、過ごしやすいものの、誘惑は少ないといったところでしょう。

 

町がどこを歩いても可愛い

スチトトはここまでも触れてきていますが、本当に可愛い町なんです。スチトトの人たちは、「アンティグアの小さいバージョン」とスチトトのことを言っていましたが、正直言ってスチトトの方がアンティグアよりも綺麗で明るいです。

私はアンティグアも可愛くて大好きですが、スチトトの方が小さいためか管理が行き届いている感じがあるのは否めません。湖があるのもポイントが高いですね。そのおかげで、町のあちこちがとてもフォトジェニック。

毎日町を歩くのがとても楽しかったです。日本人女性は、あの感じ好きなんじゃないかと思います。

 

コンパクトな中にほとんど何でもある

スチトトは本当に小さい町で、町中は端から端まで歩いても15分以下。もしかすると10分くらいかもしれません。

そんなコンパクトな中に、なんでもあるのがスチトトの魅力です。町中にスーパーやメルカド、ちょっとした商店などがあり、生活には困りません。カフェやレストランも町の規模を考えるととても多いです。おしゃれなカフェやレストランもあって、外食も楽しめるでしょう。

ちなみにジムなどもあります。体を動かしていたい人なら、ジムが通いをしてみてもいいですね。

 

町全体が日本人慣れをしている

スチトトはJICAのボランティアがいる時期があるため、スチトトに住んでいる人はとても日本人慣れをしています。ですから、アジア人がとても少ないスチトトですが、偏見や差別などの影響で嫌な目にあうことはあまりありません。

特に日本人・アジア人だからという理由で、何か嫌な思いをすることはありませんでした。むしろみなさん好意的です。これはJICAのボランティアの方々が、スチトトで日本人に対する良い印象を作っていってくれているからなんだろうなーと私は思っています。

そのおかげで、日本人・アジア人が少ない土地柄にも関わらず、とても日本人にとって住みやすい環境になっているので、誰でも安心して暮らすことができるでしょう。

 

まとめ

今回は私が短期スペイン語留学をしに訪れた、エルサルバドルのスチトトとそこにあるスペイン語学校についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

エルサルバドル人はとても優しく気さくな人が多いので、びっくりするほどゆったりと快適に過ごせるはず。エルサルバドルと言えば治安が悪いという印象がある人も、きっとその印象がひっくり返るはずです。

 

私はアンティグアを拠点にしていますし、アンティグアでの留学がとてもおすすめではあるのですが、もっと素朴で穏やかな町を望むなら、スチトトが絶対におすすめです。

私のようにグアテマラ滞在中にスチトトを訪れてみてもいいですね。ラテンアメリカに興味があるなら、一度は行ってみてほしい場所の1つです。もっと日本人の間でも広まるといいのに…と思わずにはいられません。

 

スチトトについては続編あります(^^)/

スチトトでのスペイン語留学生活をご紹介!とある一日の流れこんにちはpoohishです。 観光地としてあまり知られていないエルサルバドルのスチトト。観光地としてというよりは、エルサルバドル...

 

スペイン語格安留学については以下のまとめ記事をどうぞ

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poohish
過去のイギリス在住歴5年弱。現在はフリーランスでライターをしながら翻訳や英語教師をするかたわら、日本を拠点に各地に旅をして、各国の文化や英語教育状況なんかを眺めたりしている。 たびのごはん Traveling to eat the world