私立医学部の英語の入試問題のレベルが上がってきています。

私立医学部受験は「英語がある程度できないと合格することは難しい」と言われています。

こちらの記事でも書いていますが、数理だけできても受かりにくいのが現状です。

私立医は元々英語ができないと受かりにくいのに、追い打ちをかける感じの変化です。

岩手医科

特に、岩手医科の英語の難易度の上昇には驚いた方が多いのではないでしょうか。

岩手医科は以前は偏差値がやや低めでした。

私立医学部受験の最後の砦の1つ。

という感じの立ち位置だったと思うのですが、東北医科薬科ができて、入試問題の難易度を上げてきました。

しかも、恐ろしいぐらい難しいです。

東北医科薬科

東北医科薬科も設立初年度は英語が簡単でした。

しかし、二年目からは難易度が上がっています。

私立医学部受験は英語が肝心です

冒頭でも書きましたが、英語ができないと私立医学部受験は本当に受かりません。

英語をやらないなら受験する意味がないくらい受かりません。

お子様をどうしても医学部に入れたい方は、英語をどうにかしてください。

理系の学生は、数理はそこそこできます。

理科は1年である程度伸びますし、合格点も取りやすいです。

しかし、英語は1年では足りないことが多いです。

理科の何倍も覚えることがあります。

とある理科の先生が、

「英語は理科の1.5倍くらい」

という説明をしていたのを耳にしたのは驚きでした。

私自身理系科目を勉強していた時期がありますが、まるで認識が違い過ぎます。

1.5倍ではなく、体感では15倍くらい。

少なくとも5倍くらいは分量が多いと感じます。

浪人する原因の大半は英語に時間を割けないから

高校三年生は特にそうですが、どうにか受験に間に合わせようと、英語を後回しにして、理科をやります。

理科をやらないと受験すらできないからです。

数学はやらないと点数を取れないのがわかるので、毎日やると思います。

で、たいていは、英語が後回しになります。

 

なぜか?

 

マーク模試などでそこそこ点数が取れるからです。

 

みんな200点中の140点前後は取れたりするんですね。

理科で70点ちょいですと、感触としては悪くないですよね。

しかし、マーク模試と私立の医学部受験の英語は乖離がめちゃくちゃ大きいんですよ。

どれくらいかと言うと、

 

チワワとヒグマくらい違います。

 

もう一回書いておきます。

センター試験英語=チワワ

 

私立医学部受験英語=ヒグマ

 

私立医学部受験だと、マーク模試で180点以上を安定して取れるとか、いや、190以上かな。

それか、長文を一問も落とさないようなレベルではないと太刀打ちができません。

もちろん、150点くらいで受かっていく人も多いので、全員が英語を得意にして合格するわけではありません。

しかし、「私立医学部入試の英語試験で手ごたえを感じられるレベル」は上記のようなレベルになります。

語彙のレベルがマーク模試と桁違い

私のスペックですが、

・英検1級の筆記はノー勉で一発合格

・TOEFL iBTリーディング満点

・TOEICリーディング1問ミス

・センター試験英語は最速25分くらいで解き終わる

こんな感じです。

しかーーーーーーし、別にこんなの役に立ちません。

なぜかというと、

 

私立医学部受験の英語が本当に難しいからです。

 

いや、あれ、受験生は取れるのか・・・

 

というくらいのレベルの問題を出す大学もあります。

全部ではないですが。

まとめ

とにかく、医学部に受かりたいなら、英語をやってください。

文法はそこそこでもいいですが、とにかく過去問に出てきた単語は全部覚える!くらいの勢いで勉強してください。

なめていると全落ちあります。

普通に2~3浪はすると思います。

私が医学部受験専門予備校にいた時は8浪とか9浪とかいましたが、やはり暗記をやらない学生ばかりでした。

頑張ってください。

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