多読

洋書の選び方・読み方(中・上級者向け)

洋書の多読って流行っていますが、どうやって選んだらいいでしょう?

という方の疑問にお答えする記事です。

私がどのように洋書を選び読んでいるのかを6項目に分けて解説していきます。

あとで紹介する3冊を3週間ほどで一気に読みました。

この記事は4冊目を読み始めたときに書いたものです。

どうやって洋書を読んでいるか、何に気を遣っているのかなどを説明したいと思います。

どうやって本を選ぶか

この記事を書いたときは2015年ですが、現在だと以下のリンクを見てみましょう。

Amazon.com Best Sellers 2019

上記のリンクで、

アメリカで何が売れていたのか or 売れているのか

を把握します。

私が使っていたのは、当時読んでいた2014-2015のランキングです。

ベストセラーの中でも☆1が多いものは避けます。

ほぼ☆5だけという神本があるので、それらを優先すると外れが無いのではないかと考えました。

また、どうせ読むならアメリカで一番売れた本のうちの1冊を読みたいということで、通常はランキング100位以内で選びます。

All the Light We Cannot See

All the Light We Cannot See: A Novel/Scribner

例えば、この本は2014年では41位、今年、2015年では5位なのでロングセラーと言えそうですから、候補の一つです。

☆が4.6で、28,500件以上のコメントが書かれているにもかかわらず、☆1, ☆2, ☆3の評価がほとんどありません。
☆5と☆4で合計90%を占めています。

The Short and Tragic Life of Robert Peace

The Short and Tragic Life of Robert Peace: A Brilliant Young Man Who Left Newark for the Ivy League私が読んだこの作品は、2015年のランキングを見た際に4位でした

ただ、2014年以前のランキングと違い、2015年はまだ始まったばかりですからランキングが激しく変動しますので、2014年以前のものを今は使用した方がいいかもしれません。

今は100位以内に入っていないのですが、とても興味深い作品でした。別記事にしたいと思います。たぶんですが・・・(^_^;)

American Sniper

先日、この本を読み終えましたが、買ったときも今のところも2015年の1位です。映画化の影響もあるのかもしれません。

何を用いて読むか

方法は5つあります。

  1. 紙の本
  2. kindle
  3. スマホ(kindleアプリ)
  4. タブレット(kindleアプリ)
  5. PC(kindle Cloud Reader)

私は最初2のkindleを用いていましたが、5のPC(kindle Cloud Reader)で読み始め、最終的には3のスマホを使って主に読むようになりました。

1の紙は今読んでいる本くらいで、おそらくkindleアプリを使い続けて行くと思います。

携帯ほどどこでも持っているけるわけではありませんが、タブレットも寝転がって読めるのでオススメです。

ガジェットの利用法

紙よりもkindleで読むメリットがあると考えるのは、

  1. 単語帳機能
  2. 単語帳の単語をそのまま使ったフラッシュカード機能
  3. マーカー機能があること
  4. ポップアップ辞書機能

があることが大きいでしょう。

特に、マーカー機能と辞書機能は非常に便利です。

 

  

マーカー機能で引いたフレーズや単語は、一覧で見ることができ、さらにその文脈に戻ってみることも可能です。

辞書機能は、当該の単語を押すだけで辞書がポップアップします。

kindleよりもスマホのやタブレットのほうが反応が速く、マーカーが引きやすいです。

しかも、マーカーが他の端末と共有されるので、kindleで読んでから外出先でスマホを使っても同じ部分にそのままそっくりマーカーが引かれています。

残念ながらPCでは辞書機能が使えないのと、weblioなどのポップアップ辞書も対応していません。(ゆえにスマホやタブレットのほうが使い勝手がいいのです。)

電子辞書を引いてもいいのですが、単語を一字ずつタイプするのと、単語を単に押すだけでいいとでは速度が違いすぎます。

辞書を引くストレスが大幅に解消されます。

辞書を引いた方が覚えるだろうという人がいると思いますが、教養のあるネイティブが書いた洋書は未知語が多すぎるので、辞書を引く時間を増やせば増やすほど、読み終えるのが遅くなりモチベーションが下がります。

読書の醍醐味は、どんどん読み進めることにあるわけですから、その醍醐味をかき消してしまう辞書引きの負担をできるだけ減らすことが肝要です。

どんな風に読むか

基本的には、ポップアップ辞書で分からいない単語は全て調べながら読みます。

同じ本で同じ単語が何度も出てくるので、後半に行くと覚えられるもの、覚えられなくてもどういうイメージの単語かは分かるようになります。こ

れが多読の強みかも知れません。

例えば形容詞などは、プラスなのかマイナスなのかイメージが出来るだけで読みやすさがかなり違います。

小説や自伝のいいところは、参考書などのパッセージよりも明らかに分りやすい描写があるため、流れを追っていると知らない単語でも「意味を想像・予測」できるところにあるかもしれません。

相当国語が出来ない方以外は、「まぁ、たぶんこういう意味なのかな」ということがはるかに分かりやすいのです。

しかも、その単語が何度も出てくることが多いため、さすがに覚えることのほうが多いです。

単語の取り扱い方

これは章ごとに復習した方がいいでしょう。

最後までペースを大事にして読み進めるのもいいのですが、読み終わると次の本を読みたくなるため、単語を復習しません。それでは勿体ないです。

必ず復習しましょう。いくらかだけでも頭に残れば万々歳です。

できれば全部覚えましょう。参考書よりも小説などの方が印象が強く残っていていますから、単語もとても覚えやすいです。

kindle paperwhiteだと、なんとフラッシュカード機能があります。

ネット上で管理したい方はこちらの記事のZuknowを使うと、どこでも暗記に没頭することができるかもしれません。

洋書多読の効果はどんなものか

読むのが速くなる

これは当たり前ですね。1冊ではなく、複数冊読むといいです。長い本を読んでいると、後半と前半の進捗を比べた時にかなり速く読めるようになっていることに気付きます。

繰り返し出てくる単語を覚えられる

先ほども述べましたが、この効果は大きいと感じます。

何度も辞書を引いて、その単語のイメージを覚えた方がいいでしょう。

完璧に覚える必要はありません。2度目に出会うまでは覚える努力は不要です。

リスニングの理解力が深まる

難しい内容のものを読んだ経験があればあるほど、理解力は高まります。

リスニングで高得点を取りたい方にはいいかも知れません。

私はTOEFL受験後に読書を始めたので、まだ効果は分かりませんが、最近リスニングでアカデミックな内容を聴いた際に理解力が高まったと感じています。

技能別の英語勉強法についてはこちら

細かい勉強法についてはこちらにまとめました!

Google検索で1位の記事です。

ぜひお立ち寄りください(^^)/

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野村勇介
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