英検

英検の二次試験(面接)で緊張してしまわないためのトレーニング

みなさんご存知のとおり、英検には二次試験というものがあります。

3級からこの二次試験があり、一次試験に合格した全員が受けることになる試験です。

当然この二次試験も合格しなければ、その級を合格したということにはなりません。

しかし、この二次試験、面接試験という形で行われるんですよね。

そのため、普段から英語をあまり使う習慣がないという人は、スピーキングの試験というのは緊張してしまうかもしれません。

緊張のあまり、普段なら本当はもっと話せるのに、その実力を発揮できず不合格になってしまうなんて経験をしたことがある人もいるかもしれませんね。

そこで今回は英検の二次試験で緊張せずに話せるようになるためには、どういう風にトレーニングをすれば良いかをご説明していきます。

とにかく英語を口にすることに慣れること

「緊張せずに話せるようになる」とは言ってみたものの、おそらく英語がスラスラと話せる人だって試験という場になると緊張してしまうでしょう。

なので完全に緊張しないようにするというのは難しいかもしれません。

ですから、みなさんが目指すゴールは、

「緊張していても英語がきちんと話せるようになること」

でしょう。

そういった状態になるためには、とにかく英語を口にすることです。

日常的に英語を口にすることに慣れてしまえば、少々緊張していたって、ほぼ本当の実力どおり英語が話せるようになるでしょう。

では英語を口にすることに慣れるには、どうすればいいのでしょうか。

それには色々な方法がありますが、多くの人にとってやりやすい方法はオンライン英会話でしょう。

しかも、レッスンがたくさん受けられるオンライン英会話がおすすめです。多くのオンライン英会話で、1日1回レッスンが受けられるというプランがありますが、それ以上レッスンを受けられるオンライン英会話もあります。

英語の二次試験での緊張対策という意味では、時間が許す限りレッスンを受けられた方がいいので、時間があるという人はレッスン受け放題のオンライン英会話を選びましょう。

ネイティブキャンプ は受け放題なので、この点でピッタリです。

英検対策のレッスンを受ける必要はありません。

ここで目指したいゴールは、あくまで「英語を話すことに慣れる」ということですから、話す内容はなんでも大丈夫です。

ただ毎日できるだけ英語を口にするように心がけましょう。

オンライン英会話なら、間違いを正してもらうこともできますから、そういったトレーニングに一番最適な方法なんですね。

英語を話すことに慣れるための他の方法①:英会話カフェ

例えば、英会話カフェに通うというのはどうでしょうか。

英会話カフェとは、英語で話すことを目的とした集まりのようなものです。都市部では頻繁に開催されているはずですから、調べてみてください。

英語を話すことに慣れるための他の方法②:外国人の友達を作る

また英語を話す外国人の友達を作って、言語交換をするというのもおすすめです。

言語交換とはお互いが話せる言語を教えあうというタイプの交流方法です。

日本語を教えてあげるという手間はありますが、そのぶん自分も英語を教えてもらうことができるので、それだけ英語を話す機会も増えます。

英語を話すことに慣れるために、オンライン英会話のレッスンはぜひ受講してほしいところですが、他の方法も併用して効率良く英語を話すことに慣れるようにしていきましょう。

沈黙をつくらないためのテクニックを使う

英検の二次試験は、級によってその難易度や流れは多少変わりますが、

二次試験の大きなポイントは、

渡された問題カードについての受け答えができるかどうか、その内容についてきちんと説明ができるかどうか、そしてそれに関連した話題で自分のことについて話せるか

どうかということになります。

問題カードはその日はじめて見るものですから、どんな内容についてテストがあるのかは、当日までわかりません。

そのため、受け答えをしているときにどうしてもすぐに言葉が出てこない人も多いでしょう。

実はすぐに言葉が出てこないということについては、減点対象ではありません。

ただし、長い沈黙は減点対象になってしまうかもしれません。

つまり、言葉につまっても余計な沈黙を作ってしまわないということが大事です。

言葉につまってしまったときは、特に緊張しがちな場面ですよね。

しかし、沈黙をつくらないためのテクニックを知っていれば、落ち着いて対応ができるはずです。

代表的な沈黙を殺すための言葉は、”well…”でしょうか。

日本語であらわすなら「ええと」といった感じです。

少し長めに、考えている風にゆっくり発音すれば、沈黙せずに、そのまま自然と文章をつなぐことができるでしょう。

”hmm..”というのも使えます。

日本語で言うなら「うーん・・・」という感じでしょうか。

日本語にするとカジュアルになってしまいますが、頻繁に使わなければ英検の二次試験で使ってもおかしくはありません。

そのほかには、

意見を求められたときには、

Let me think…(考えさせてください)

なんて言い方もできます。

何か質問をされて、すぐに答えが思いつかなかったときは、質問を復唱してもいいかもしれません。例えばこのような感じです。

What do you think about this?

(これについてどう思いますか?)

What I think about this..well, I think…

(これについてどう思うか・・・そうですね、私は・・・だと思います)

これらのテクニックをたくさん知っておけば、沈黙しそうなときに使って、ナチュラルに英語を話すことができるでしょう。

ポイントは、同じ表現を何度も繰り返さないということです。

ですから、いくつかバリエーションを知っておくと便利です。

そしてこれらの表現に慣れるためには、オンライン英会話のレッスンで積極的に使うようにしてください。

わからなければ聞き返すのはOK!

二次試験の本番中に、試験官が言ったことがわからなかったら、とても緊張してしまうかもしれません。

しかし、たとえ何を言われたかわからなくても聞き返してしまって大丈夫です。

聞き返すことができないと思ってしまうため、そんな場面で緊張してしまうのではないでしょうか。

ですが実は聞き返すこと自体は、頻度が高くなく自然であれば特に減点対象とはなりません。

こちらもいくつか表現を覚えておくと安心でしょう。聞き返しの表現例は以下のとおりです。

  1. Pardon?
  2. I beg your pardon?
  3. Sorry?
  4. Sorry, I didn’t get what you meant. (すみません、おっしゃった意味がわかりませんでした。)
  5. Could you say/repeat that again please?(もう一度繰り返していただけますか?)

こういった感じでしょうか。

英検3級、英検準2級くらいのレベルなら、上の3つだけでも十分かもしれません。

しかし、級が上がるにつれて、もっと自然で丁寧な言い方が求められます。

そのため、英検2級以上の人なら、

Sorry, but could you repeat that again?

「わからなかったので、もう一度繰り返してください。」

というような文章を言えるようになっておくことをおすすめします。

英検二次対策用のテキストを購入して出題方式に慣れておく

当たり前ですが、英検二次対策用のテキストなどを購入し、どういった問題が出題されるのかをおさえておくことは、基本中の基本です。

内容については本番までわかりませんが、二次試験の流れに慣れておくということは必須でしょう。流れに慣れておけば、本番でもそれほど慌てることなく対応ができるようになります。

流れに慣れるというのは自分だけでもできることですが、この点については英検二次対策を行なっている英会話スクール(通学制・オンライン問わず)でみっちり練習しておけば、ますます本番で緊張しづらくなるでしょう。

まとめ

今回は英検の二次試験で緊張しすぎないための対策方法についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。

二次試験をスムーズに突破するためのポイントは、「とにかく英語を口にすることに慣れ、自然な表現を身につけること」そして「英検の二次試験の出題方式に慣れること」です。

これさえおさえておけば、当日も落ち着いて試験に臨み、実力を発揮して合格することができるはずです。

実際のところは二次試験よりも一次試験の方が、はるかに高い英語力を求められています。そのため英語を話すことに慣れてさえいれば、二次試験は難しいものではありません。

しっかり緊張対策をして、実力を発揮できるように準備しておいてくださいね。

ABOUT ME
poohish
過去のイギリス在住歴5年弱。現在はフリーランスでライターをしながら翻訳や英語教師をするかたわら、日本を拠点に各地に旅をして、各国の文化や英語教育状況なんかを眺めたりしている。 たびのごはん Traveling to eat the world
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