THE Economist(エコノミスト)で英文解釈

The Economistを買って読んでみました!英文解釈ができないと、なかなか読むのが大変な英文ばかりなので、気になった英文から英文解釈問題を作ってみたので、ぜひ挑戦してみてください。
 
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1.英文解釈:SVCの倒置は・・・

リスニングの「聴けないところはずっと聴けない」のと同じで何度か聴いたらすぐにスクリプトを確認しましょう)、りーディングも正確に読めない部分はずっと読めません。精読はある時期に集中してやっておくといいと思います。

TOEFL満点の青谷先生の言葉を借りると、

んどん(多読・多聴) → っくり(精読・多読)

を繰り返す「どじサイクル」が基本になると思います。

 

さて、今日の問題は、The Economistからの出題です。

The Economist [UK] June 20, 2014 (単号)/日販IPS

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問題

So absolute was the rout of Iraq’s army in Mosul that soldiers stripped off their uniforms in the street and fled.

Mosul モスル:イラク北部の都市

問1 構造を分析し、それぞれの節(文)の主語、動詞、修飾語に分けなさい。

問2 訳を考え、なぜその訳になるかを説明しなさい。

今回は前回よりも簡単そうですが、大意だけではなく、ちゃんと文構造を見抜けるでしょうか。

ちなみに、routは英検1級パス単の掲載語です(P56)。

パス単を覚えると、TimeやThe Economistで頻繁に遭遇するので、学習が楽しくなりますから、時間のある時に頑張って覚えるのも一考です。

その場合は、今月は出る度Aの動詞だけ(233語)など、長期で進めて行くとうまく行きます。

また、今日の夜か明日の朝に解答をUPしたいと思います。今日もみなさん頑張っていきましょう!

 


2.英文解釈:SVCの倒置は・・・ 解答編

<構造>
So absolute was the rout of Iraq’s army in Mosul /that soldiers stripped off their uniforms <in the street> and fled.

<骨格>
今回は2文あります。

So absolute(C) was(V) the rout of Iraq’s army (in Mosul) (S)

倒置になって、主語が後ろに行っています。今回のポイントはこの倒置です。

:「それほど間違いのないものだったので(CV)、モスルのイラク軍の敗走が(S)。」

absoluteは「絶対の・完全な・確かな」という感じです。今回は少しだけ変えています。

②soldiers (S) stripped off (V1)  their uniforms (O) <in the street> and fled (V2).

兵士は<道に>軍服を脱ぎ捨て、逃走した。

flee – fled – fled
(危険・災害・追跡から)逃げる

*********
<ポイント1: 接続詞のthat>

二つの主語・動詞を繋げるには「接続詞」を必要としますが、今回はthatがその役割をしています。

有名な形は、

I know [that SV…] みたいな形です。

[that SV]のカタマリは通常名詞のカタマリなので、

I know him.

I know [that SV].

のhimと[that SV]は、同じ名詞の働きをします。

実は今回は名詞の働きをしていないのですが、とりあえず、thatが2つの主語(S)・動詞(V)を結んでいるのを確認してください。

So absolute was (V) the rout of Iraq’s army in Mosul (S) /that soldiers (S) stripped off (V) their uniforms <in the street> and fled (V).

**********
<ポイント2: so…… that SV>
Forestをお持ちの方は、
24章 Target例文450番を確認してください。(手元にあるのは1つ古い6版です。すみません。)

The lecture was so boring that half the students fell asleep.(その講義はとても退屈だったので、生徒の半分が寝てしまった。)

so + <形容詞・副詞>……. <that SV….>

訳: それほど<形容詞・副詞>だ。どれほどかというとthat以下だ。

という有名な構文です。

その解説の下の方に、実は今回の宿題と同じ形が載っています。
So boring was the lecture /that half the students fell asleep.

名詞ではない(副詞のカタマリなのですが)thatは単独では使えないので、so…. thatだったり、such….thatなどのセット使われることがあります。

********
<ポイント3: 2文型SVCの倒置>
この主語が後ろに回るパターンは(SVC → CVS)、

同様にForestの17章 Target例文327
Wonderful(C) was(V) the view from the balcony(S).
素晴らしかったのは、そのバルコニーからの眺めだった。

The view from the balcony(S) was(V) wonderful(C).
そのバルコニーからの眺めは、素晴らしかった。

また、Forest17章 PLUS96の例文
So terrible was the concert /that I left the hall.(そのコンサートはあまりにひどかったので、私はホールをあとにした。)

The concert was so terrible that I left the hall.

は今回の宿題と全く同じ構造です。

つまり、ポイント2の倒置は、このポイント3の派生と考えてもいいでしょう。

**********
<解答>
So absolute(C) was(V) the rout of Iraq’s army in Mosul(S) /that soldiers stripped off their uniforms <in the street> and fled.

The rout of Iraq’s army in Mosul(S) was(V) so absolute(C) /that soldiers stripped off their uniforms <in the street> and fled.

訳: モスルのイラク軍の敗走があまりにも間違いのないものだったので(C)、兵士は<道に>軍服を脱ぎ捨て、逃走した。

「相手の勢力が圧倒的でこのままだと殺されるとわかったので、命からがら逃げた」ということですね。

**********
この問題は、ハッキリ言って構造がわからなくても訳す上では全く困らないのですが、TOEICPart5・6などの穴埋め問題で、

So (       ) was the rout of Iraq’s army in Mosul that soldiers stripped off their uniforms <in the street> and fled.

a) obsolete
b) 
absolute
c) 
absolutely
d) absolutory

上記のようになっていた場合など、
高得点を取るには、どこが主語で、(   )には何詞が入るのかを一瞬で見抜けなければいけない場面があります。

また、今回の記事の説明からもわかるように、一般的に難しい英文解釈の多くは、元をたどればForestなどの文法書にある基本的な文法項目を応用したものに過ぎません。

文学は日本語も難しいのと同様、英語も文学は難しい文体などが使われており、非常に難解ですが、

書店に売っているようなベストセラービジネス書の原書やTOEICの問題などは、基礎の集合体です。それらを読んだり解いたりするのに、難しい英文解釈本はほとんど必要ありません。

1.基本的な文法書
2.簡単な文法問題集
3.大学受験用の簡単な英文解釈本

で十分で、有名な難しい英文解釈問題集は文学を読みこなしたい人以外は不要です。

逆に、TOEICで高得点取りたい場合は、1-3はちゃんとやるべきで、3をやってない人が高得点を取れないのは、読み間違いをする文章などを重点的に演習していないからです。

英語の根幹は、TOEICもTOEFLも大学受験も英検も同じです。

英文解釈の本は、大学受験の本が一番丁寧で、かつライナップが充実していますから、利用しない手はありません。

TOEICで高得点を取りたい方は、品詞、文構造を正確にとる訓練をしてみるのもいいのではないでしょうか。

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