「恋愛」英語フレーズ

前向きになれる!失恋した時の英語フレーズ

今回は失恋をテーマに、英語フレーズをご紹介していきたいと思います。

失恋してしまった時は、ことばに励まされることがたくさんありますよね。

自分自身の気持ちを奮い立たせることばや周囲からかけられる優しいことばなど、ことばの力で徐々に前向きな気持ちが取り戻せた!という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

そこで今回は、

失恋した時必見の、気持ちを前向きにしてくれる英語フレーズ

を厳選してお届けいたしましょう。

I am over you.(もうあなたのことは忘れたわ)

“over”といえば、「~の上に」という意味でおなじみですよね。

”be over<人>”とすることによって、

「<人>の上にある」、

つまり「<人>を乗り越えた=<人>を忘れた」という訳になります。

また、この文章ではbe動詞の現在形”am”が使われていますが、これを”I’ll be over you.”にすると、「あなたのことは忘れる(忘れられる)」という意味にすることもできます。

ちなみに、この表現は海外ドラマ「フレンズ」の伝説のカップルであるロス&レイチェルが結ばれるときの印象的なセリフで登場しています。

前日の晩に酔っぱらってロスの留守電に告白めいたメッセージを吹き込んでしまったレイチェルと、それを聞いてしまったロスの会話です。

レイチェル(留守電のメッセージ):I am over you! I am over you, my friend.

(もうあなたのことは忘れた!忘れたのよ、お友達のあなた。)

レイチェル(留守電を聞いているロスに対して):Oh my God. Oh my God Ross, no, hang up the phone, give me the phone Ross, give me the phone, give me the phone,

(大変!大変だわ!!ロス、だめ、電話を切って!電話をかして、電話をかして~!!)

ロス:You’re over me? When, when were you… under me? Rach. Rachel do you, I mean, were you, uh. . . What?

(僕を忘れたって・・・?じゃあいつ、いつ覚えてたの?いや違う、君はその・・・どゆこと?)

“over me”に対比させて”under me”が使われているのが面白いですね!

”under(~の下に)”

はそのまま訳すと意味が分からなくなってしまうため、「忘れる」の反対語として「覚える」を使って訳しています。

Move on.(次の男に行くのよ。)

“move on(どんどん先へ進む)”を使って、前の恋を引きずらずに次の恋を探せ!というフレーズにすることができます。

非常によく出てくる表現で、恋愛バイブルと称される海外ドラマSex and the Cityにも複数回登場しています。

今回は2つのシーンからご紹介いたしましょう。

まずは、サバサバしていて男勝りなミランダのセリフから。

「彼とうまくいっていない」と友人に話しながら泣いている女性を見て、見知らぬ相手にもかかわらずバッサリとこんなセリフを吐いています。笑

“He’s just not that into you. So move on.

(彼はあなたに対してそんなに気が無いの。さっさと次に行くのよ。)”

上のセリフで出てくる”He’s just not that into you.”も慣用フレーズです。

女子は得てして、思わせぶりな男性の態度に悩みがち。

周りで話を聞いていると「それって、彼は大してあなたのこと好きじゃないんじゃないの?」と思うこともしばしばありますよね。

そんなとき身近な友人としてかけてあげたいのがこのフレーズなんです。

映画のタイトルにもなっているほど(「そんな彼なら捨てちゃえば?(2009)」)、よく聞くフレーズですので合わせて覚えておきましょう。

It takes half the total time you went out with someone to get over them.(前の恋人を忘れるには付き合っていた期間の半分は必要よ)

「忘れたいのに忘れられない!」

「ウジウジしてる自分が嫌になってきた・・・」

と落ち込んでしまった時は、

こんなフレーズで傷ついた気持ちを一旦認めてあげるのも大切なことですね。

こちらと、この次にご紹介するフレーズは、海外ドラマSex and the Cityでキャリーがビッグと別れた時のシーンからご紹介いたしましょう。

2人はくっついたり別れたりを繰り返しているので、何度も落ち込んでは、何度も友人に励まされているんですよね。笑

さて、こちらのセリフは早く立ち直らなきゃと焦るキャリーにシャーロットがかけてあげた、なんとも優しい励ましのことばです。

“It’s only been a month. It takes half the total time you went out with someone to get over them.

<中略>

It’s the break-up rule. You and Big only went out for a year.”

(まだたったの1か月じゃない。前の恋人を忘れるには付き合っていた期間の半分は必要よ。

<中略>

それが”お別れのルール”。あなたとビッグは1年付き合っていたんだもの。)

思わず自分に置き換えて「どのくらいで忘れられるのかな?」と考えた方も多いのではないでしょうか?

大きな失恋を経験した場合、新しく仕事や趣味など没頭できるものを見つけても、時折思い出してはセンチメンタルな気持ちになってしまうものですよね。

そんな時はこの言葉を思い出して、「時間がかかるのは仕方のないこと!」と楽に考えるようにしましょうね。

You gotta cut your losses and get back in the game.(さっさと見切りをつけてゲームに戻らなきゃ。)

お次は再び、どんな時もスパルタ式な恋愛ルールを主張するミランダのセリフから。

上記3.でご紹介したシーンの続きで、

いつまでもくよくよするな!

とキャリーに喝を入れるシーンでこのフレーズが登場しています

。優しく寄り添うようなシャーロットのセリフとの対比が面白いですね。

“So that means she’s got five more months to get over him. You gotta cut your losses and get back in the game.

(それじゃキャリーはビッグを忘れるのに5か月以上かかるってこと!?さっさと彼には見切りをつけてゲームに戻らなきゃだめよ。)”

このフレーズで出てくる

”cut one’s losses”

というのは慣用表現で、

「損が小さいうちに手を引く、物事に見切りをつける」

という意味で使われます。

ビジネスの駆け引きやゲームのかけ事の場面でよく用いられます。

ここではキャリアウーマンでクレバーなミランダらしく、損得の話で失恋を切り捨てるように説得しているんですね。

また、その後ろに続いている”get back in the game”というのもおもしろい表現です。

自分にぴったりの相手を探すための恋愛市場をゲームだとするのなら、一刻も早く損切りしてゲームに戻れ!というのがミランダの言い分なようです。笑

前向きな気持ちで次の恋を見つけよう♡

いかがでしたか?失恋した時に前向きになれる英語フレーズについてご紹介してまいりました。

失恋に限らずですが、気持ちが落ち込んでいると、ふとした言葉に励まされたり勇気づけられたりしますよね。

英語フレーズには、今回ご紹介したようなおもしろい表現や欧米特有の考え方が多く盛り込まれていますので、英語に苦手意識を持っている方でも思わぬところで英語フレーズに心救われた!ということがあるかもしれません。

筆者は、自分の置かれたシチュエーションに合わせて、感情移入しやすそうな海外ドラマや洋画をよく視聴するのですが、たいていはそんな素敵なフレーズに出会うことが出来ます。

単純に英語が好きなのもありますが、日本人に比べて心の内を言葉で表現するのが得意な欧米文化ならでは、というのもあるのかもしれませんね。

ぜひ英語だからと敬遠することなく、その時の自分の心に響くフレーズを探してみていただきたいと思います。

ABOUT ME
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。 現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。
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