【医学部受験・大学受験の英語】 英文法の学習法

英文法の学習というと、みなさん「ネクステージ英文法・語法問題」(桐原書店)のような4択穴埋め英文法語法問題集を中心に、学習を始められる方が多いのではないでしょうか。実は、そのような問題集を使う前に、基礎固めをしないと非常に効率が悪いのは知っていましたか?

著者も実際に受験生の頃に、最初からそういった文法問題集を使ってしまい、時間の無駄をした経験があります。そんな受験生のために、英文法の効率的な学習法・勉強法をまとめてみました。

▼もくじ
1 はじめに
2 学習の手順
2-1 英文法基礎
2-2 英文法標準
2-3 英文法応用


1.はじめに

文法は理解をすることが最大の目標です。

まずは品詞を確実に覚え、文型をつけられるようにする。

その上で、文法を単元ごとに攻略していくわけですが、勉強している時は常に、「自分は今、何を勉強しているのか」を意識しながら勉強することがとっても大切です。

例えば、分詞は形容詞で、分詞構文は副詞のカタマリの項目なんだと理解し意識しながら勉強すると、頭の中が整理されます。

せっかくなので分類してみましょう。

文法の単元を4大品詞に分けると

動詞 文型、時制、完了形、助動詞、受動態、仮定法
名詞 不定詞の名詞用法、動名詞、関係詞whatとwhateverなど、接続詞that、名詞、代名詞、疑問詞
形容詞 不定詞の形容詞用法、現在分詞、過去分詞、比較、否定、前置詞+名詞、形容詞、疑問詞、形容詞、冠詞
副詞 不定詞の副詞用法、分詞構文、複合関係副詞、比較、否定、接続詞、疑問詞、前置詞+名詞、副詞

 

上記のような分類を自分でできるようになることも大切です。複数の項目にまたがっている分野もあります。例えば、不定詞は、名詞にも形容詞にも副詞の役割をしますし、それによって訳が変わります。訳が変わるのですから、適当に読んではいけません。

以上を理解したら、次は以下の手順に従って勉強すると、比較的勉強がしやすいです。

 

2 学習の手順

以下の3段階に分けて解説していきます。

  • 英文法基礎レベル
  • 英文法標準レベル
  • 英文法応用レベル

苦手な人は、基礎から積み上げていくといいです。

伸び悩んでいる人も、全ての単元ではなくていいので、苦手な単元だけでも遡って復習すると得意になるきっかけになるかもしれません。

 

2-1 英文法基礎レベル

わかりやすい参考書で、まずは理解を深めることが大切です。

品詞の解説からある「大岩のいちばんはじめの英文法」などがおススメです。

この本は、とても解説が詳しいので、理解することに専念してみましょう。

特に、関係詞や疑問詞はとても分かりやすいです。

 

2-2 英文法標準

1.「チャート」や「Vision Quest Ultimate」などの総合文法書の例文を使用

Vision Quest 総合英語 Ultimateについては、こちらの記事を参照してください。

・例文の文型がわからないものは必ず把握すること。また、前置詞+名詞が重要になってくるので、前置詞はしっかりと覚えておく必要がある。

・<副詞>なのか(形容詞)なのかは必ず押さえる。

 

2.例文のポイントを理解し言えるようにする(知っているものは飛ばす)

例文は1周目は見出しになっているもの。2週目以降は、解説中に提示されている見出し例文じゃないものまで2~4のステップを行うこと。

 

3.例文を英→日(知っているものはいちいち日本語の解説を読まない

訳せなかったもの、知らない単語は、英語にも訳にもマーカーで線を引いておく

 

4.日→英(簡単なのは各自で省く)

これ、やり始めて、一回くらいしか英文見てないのに、すぐに日本語見て「うーん」とかうなっては絶対ダメ。

 

何度も英語を見る・読む・音読する(周りに人がいるときは口を動かして黙読)。日→英で詰まっても、すぐに英語を見る。

 

英文と目が合ったら、挨拶代わりに必ず音読か黙読をする!!

 

唱える回数をひたすら多くするのがコツ。

 

ただし、英文の構造がわからないのに、単に丸暗記はしてはダメ。必ず理解すること。その理解のために、家庭教師や塾・予備校に行くのは、決して悪い投資ではありません。

 

5.上記が完璧になった状態で確認のために問題を解く。逆に言えば、上記ができていないのに問題集をやってはいけない。そして、この5をメインに学習しないこと

 

ちなみに、管理人はForestを(別におすすめというわけではないですが)、ページ数を覚えるまで何度も何度も読み込みました。そのお陰で、以来、文法問題にはほとんど困っていません。とにかく、この例文中心の学習法こそが最短最速で効果的・効率的な英文法の勉強法だと思っています。

4択穴埋めも、整序問題も、英作文ができれば楽勝です。英作文まですることがとにかく肝要です。瞬間英作文とか巷では言われていますが、音読・黙読をしまくって、瞬間英作文できるようになるまでするだけです。

シンプル。これはもうほぼ体育です。

 

2-3 英文法応用

ある程度基礎力がある人、例えば、マークで180点は切らないとか、偏差値で65以下を取ることは無いとか、英単語帳で知らないものがあまりないとか、そういう感じの人は、難しめの英文法問題集を日→英の訓練教材として使ってしまえばよい。

 

おススメは、桐原「頻出英文法・語法問題1000」やZ会の「英文法語法のトレーニング2演習編」とかでしょうか。桐原1000は古い本なのですが、文法のやや難易度が高い問題が詰まっています。

 

これらの問題冊子は封印していいです。解説の例文を日→英しましょう。

結局、英語とか語学なんてのは、最初にしっかり理解することをして、あとはたくさん読んで、たくさん覚えたもん勝ち。

問題を解くのは時間がかかるのですが、理解して、ひたすら音読・黙読を繰り返すのは、そこまで時間がかかりません。

これはもうスポーツに近いです。ひたすら言えるようなるまで繰り返す。

 

英文一本に魂込める。