中学レベル英語 受動態で間違いやすい問題の考え方・解き方 by Bryce

英語パーソナルトレーナー/英語勉強法ライターのBryceです。塾・予備校講師を(20年弱)していた経験、アメリカ・フィリピンでの留学経験から、英語の勉強法についてお伝えさせて頂いております。

さて、今回は受動態についての記事を書いてみました。

中学レベルの英語は、だいたい中2の夏過ぎからチンプンカンプンになることが多いと言われています。

その理由は「理解をしていない」ことにあります。

英語は、基礎がとても大切で、根本は「慣れ」ではなく「理解」にあります。

何となく点数が取れているから・・・と安心していると、どんどん意味がわからなくなって、受験の頃には完全に手遅れになります。

今回は、中3で習う「受動態」で、生徒が間違た問題を解説してみました。

ちなみに、「受動態」=「受け身」ですよ☆

 

▼もくじ
1 いつもbyというわけではない
2 4文型の受動態は、書き換えを極めてから
3 群動詞の受動態
4 “be made of” vs “be made from”
5 受動態の疑問文は平叙文に戻す!

 

いつもbyというわけではない

受け身や受動態というと、”be Vpp by”の形で単純に暗記している人いませんか?

ちゃんと理解しないと、受動態とか分詞、関係詞は、なかなか身につかないので、気をつけましょう。

 

上記の図で大切なのは、

S invite 人 <to 場所>

を知っているかどうかです。

受動態にすると、

is invited <to 場所> (by S)

is invited (by S) <to 場所>

になります。by Sは、誰が誘ったのかわからない場合、書きません。

ちなみに、受動態って、Sが分からない場合に使うものなので、受動態の90%くらいはby Sは書かれていません。

中学では、理解と練習を兼ねて「by S」を書かされるだけだと思ってください。

 

4文型の受動態は、書き換えを極めてから

4文型というと、

give 人モノ:人にモノを与える

というのが有名です。

5文型もやはり有名なものは理解しておいたほうが、理解が早まります。5つしかないわけですから、典型的なものは覚えておきましょう。

 

 

図にも書いてありますが、

①give 人 モノ ⇔ ②give モノ <to 人>

という書き換えを理解しておきましょう。

受動態では、一番近くのO(目的語)しか、S(主語)として前に持ってこれません。

 

4文型SVOOの受動態①

能動態:give 人 モノ

受動態:人 is given モノ

となりますが、もう1つあるんです。

 

<例文>

能動態:He gave me a car.

受動態:I was given a car (by him).

 

a carがそのまま繰り下がってくることに注意です。

前に出るのは、動詞の直後のmeだけですから、a carは関係がありません。

 

4文型SVOOの受動態②

先程の書き換えの②を使います。

能動態:give モノ <to 人>

受動態:モノ is given <to 人>

となります。

 

<例文>

He gave me a car.

これを書き換えて、

能動態:He gave a car <to me>.

受動態:A car was given <to me> (by him).

<to me>は受動態とは関係がないので、そのまま繰り下がってきます。

 

群動詞の受動態

群動詞というのは、

laugh at X:Xのことを笑う
take care of X:Xの世話をする
speak to X:Xに話しかける

通常、受動態というのは、

SVO の O(目的語=名詞)を主語として前に出すので、Oがないと、そもそも受動態に出きません。

群動詞は、動詞の後ろに、”at” “to”とか前置詞が来ているので、なんと名詞がないではないですか・・・。

これは裏技を使って、無理やり受動態にしてしまうようです。

 

 

図を見てみると、

speak to をカタマリとしてとらえていますね。

A tall girl spoke to us.

We were spoken to <by a girl>.

“speak to”をセットで考えているので、”to” と “by” が連なっても問題ありません。

 

これくらいのレベルだと、小学生でも十分理解できるのではないかと思います。高学年だと楽そうでしょうね。ちなみに、小学生から英語ってどうなのでしょうか。気になる方は、以下の記事からどうぞ。受動態の続きを読みたい方は、飛ばしちゃってもOKです!

“be made of” vs “be made from”

make A <of B>:AをBから作る

make A <from B>:AをBから作る

同じ意味じゃないですか・・・。

なので、これ、”of”なのか”from”なのかを聞く問題が出るんです。

面倒ですね。

 

ofなのかfromなのか、画期的な覚え方があります。

スペルの長さに着目してください。

① ofのほうがスペルが短い → 作成期間が短い → 見た目でわかる

② fromのほうがスペルが長い → 熟成期間が長い → 見た目でわからない・個体から液体とか・非常にこっている

<①の例文>
能動態:We make this desk of wood.

受動態:This desk is made of wood.

<②の例文>
能動態:We make Japanese sake from rice.

受動態:Japanese sake is made from rice.

お酒はお米の形を全然していませんよね。形状がかなり変わってしまうものは、fromを使うことが多いようです。

中学校などでは、点数が取れてしまえばいいので、スペルの長さで感覚的に覚えてしまいましょう。

 

受動態の疑問文は平叙文に戻す!

普通の受動態は、勘のいい学生であれば、すぐに出来てしまいますが、疑問文が混じってくると一気にできなくなったりするものです。

以下の3つを取り上げてみました。

  • 受動態の疑問文
  • 5文型の受動態 × 疑問詞疑問文
  • 複雑なパターン
  • 疑問詞が入った文を能動態にする

 

受動態の疑問文

問:以下の文章を受動態に直せ。

Did Bob break the window?

うーんと、

Bob was broken….

いや違うな,

あれ?そうすれば・・・

となる人も多いかと思います。

 

まずは平叙文に直してしまいましょう。

問の例文:Did Bob break the window?

平叙文に戻す:Bob broke the window.(過去形ですね)

受動態:The window was broken by Bob.

受動態の疑問文:Was the window broken by Bob?(wasを前に出しただけ)

 

5文型の受動態の疑問詞が入った疑問文

 

<問>この花は英語では何と呼ばれますか?

よくある誤答:What is called this flower in English? (×)

 

こういった間違いをしないようには、元の文=平叙文というものを考えてから、疑問文にする癖をつけておきましょう。

能動態:We call this flower [ ? ] in English.

文型:We(S) call(V) this flower(O) [ ? ](C) <in English>. SVOC(5文型)

Oを主語にするのが、受動態です。ですので、

This flower is called [ ? ] <in English>.

となります。青字のところは関係がないので、そのまま繰り下がってきます。

[ ? ]は名詞で「何」を聞くので、whatになります。whatを一番初めに持って行って、

What this flower is called in English? (×)

惜しいですね。疑問文なので、be動詞の”is”を前に出さないといけません。

What is this flower called in English?

が正解となります。

 

複雑なパターン

問:Who was the book(ア give to イ gave ウ given to エ given in)?

うぬぬ・・・・

Who was given the book・・・・?

わからん。。。

 

これも元の文を日本語で考えてみましょう。

「誰かが、その本を[?]にあげた」

能動態①:S gave [人] the book.(SVOO)

そういえば、書き換えができましたね。

能動態②:S gave the book <to [人]>.

受動態:The book was given to [人].

[人]のところを疑問詞にして、前に出します。疑問詞は一番前に行くのがルールだからです。人なので、[who]と使って、

Who the book was given to?

be動詞を前に出しましょう。

Who was the book given to?

前置詞toの後ろの「人」にあたる名詞がwhoになって前に出るので、toの後ろの名詞が欠けていても問題ありません。

 

問:Who was the book(ア give to イ gave ウ given to エ given in)?

答:Who was the book given to [名詞の欠落] ?

 

が正解になります。

 

疑問詞が入った文を能動態にする

最後に、元々疑問文の文を受動態にするパターンを解いてみましょう。

問:What did Mike do? を受動態にせよ。

 

これもまた意味がわからないですね・・・。

didとかdoとか・・・うぬぬ

やはり、疑問文で考えるのではなく、能動態の普通の文(平叙文)にして考えてみましょう。

「マイクは何をしましたか?」 → 「マイクは~をした」と考えましょう。

Mike did [what] (SVO)

Mike did [his homework]. (SVO)

と同じですね。

能動態:Mike did [what]の[what]を前に出して、

受動態:What was done by Mikeとなります。

あとは疑問文なので「?」をつけて、

答:What was done by Mikeとなります。

 

まとめ

受動態は基礎は簡単なのですが、複雑な問題が結構出てきます。高校受験や大学受験でも重要な土台になってくるものなので、しっかりと理解しておきたいところです。特に、長文での正確な理解、並び替えや穴埋め問題、正誤問題など、受動態は超頻出なんです。

覚えておくことは1つです。

元の文(平叙文や能動態)に戻して考える!

です。

比較級とかでも、この考え方使えますよ。

では、みなさん、本日も英語学習頑張っていきましょう!

Bryceでした。

この記事を書いた人
Writer

英語パーソナルトレーナー。名古屋大学大学院中退(SLA)。元大手トフル予備校、医学部予備校講師。TOEIC985点。 私は高校を2回中退しています。そんな私ですが、コツコツ努力し、独学で英語を習得しました。やれば誰だってできるんです。英語が苦手な人のお手伝いをするのが私のミッションの1つです。